次回作執筆考(2)
間が随分と開いてしまいまして、気付けばすでに年を越し、一月も半ばを過ぎました。
前作の終了から数えるともう軽く二ヶ月ほどが経過したわけですが、なにせこの二ヶ月は私的には相当にきつい時期でした。
私事とはいえ、仕事がやたらと立て込んでいたせいもあり、完全に文字通りの忙殺状態で日々を過ごし、ここにきてようやく余裕が出てきた。そんな感じです。
無論、時間は無くとも思索にふけることは可能ですので、いろいろと執筆に向けて活動はしていたわけですが、それが困ったことに、変な方向へ進み始めてしまいました。
これは私の持論でもあるのですが、「遊びは本気でやるから面白い」というのが基本的な私のスタンスです。
よって、趣味の範囲ということを言い訳に、適当なことをするのは個人的にはあまり好みではありません。
何事も必死にやってこそ、経過を楽しめる。
少なくとも私の考えはそうです。
それと、偶然にも私の知人に出版関係の仕事をしている方がおり、その方から、「どうせやるならとことんやったほうが面白い」とのご指摘を受け、急遽、いくつかの小説の賞に作品を送ってみるという流れになりました。
さて、そうなると事は面倒です。
ただでさえ忙しいのに、その合間を縫って作品を書き、さらにそれを応募するとなると、正直言って、大変な労力といわざるを得ません。
つきまして、ここ二ヶ月の忙殺を潜り抜けつつ、執筆に勤しんでいた作品につきましては、応募の都合上、こちらで発表できなくなってしまいました。
しかも、現在掲載中のNympholic amonに関しても、加筆、修正版を某小説賞に応募することとなりましたので、今しばらくはそのままにしておくつもりですが、恐らく近いうちに一度削除することになると思います。
とはいいましても、まあ、私程度の腕でなんらかの賞に引っかかるとも思えませんので、すぐに再掲載できるとは思いますが……。
ともあれ、こうした諸々の事情があり、新作などの発表頻度は著しく低下するとは思いますが、皆様には何卒、変わらぬご支援を賜りたいと、願って止まぬ次第です。