「むかしおばかばなし」執筆考 (1)
恐ろしいもので、ちょっと油断をしていたらもう前回の投稿から二か月が過ぎてしまうところでした。
いくら不調で、入念に充電をしなければといっても、あまりに何もなしで放置というのも私の性格上、気が引けます。
と、いうのが理由なわけでもないのですが。
今回、少しばかり羽目を外して自由に壊れて……失礼、書いてみようかと思い立ち、ちょっとした、本当にちょっとした駄文のような作品(そもそも作品と言っていいものかすら怪しい代物なのですけども……)を投稿しようと考え、さらっと気楽に載せてみました。
ちょうど、削除するつもりだった「人生十番勝負八敗目」の中身を更地にして書き込めば手間も省けるし、削除の背徳感も感じずに済むかなという軽いノリでの作品です。
基本的に私のある意味で素の部分だけで書いているもの(というべきか、単に自動書記的な何かなのか)ですので、これまで書いてきたものとは明白に作風が異なります。
正直、あまりに何も書かずにいるとさらにどんどん書けなくなってしまう危険性を回避するため、指だけでも動かしておこうと書いているもののため、頭はまるで使っておりません。脳細胞を停止させたまま書いていると受け取っていただいて差し支えないほどに。
ただ、リハビリ的な意味でも手前勝手を承知で指を動かしていないと不安なことは事実でありまして……そういった意味では今回、主義に反して読み手の方のことは二の次……どころか、まったく考慮せずに書いているのは申し訳なく思っております。
とはいえ、このまま事態も状況も私自身も硬直して何も書かなくなってしまうことのほうがよほど怖いと感じているのもまた確かであり、そういった面でもこの作品に関してはどうぞ自他共に認める例外として受け止めていただければ幸いです。
自己弁護の過ぎる文をつらつらと書き連ねてきましたが、ともかくそういった事情でありますので、出来ますれば皆様には大様な御心と眼差しでご鑑賞いただけますことをと、心よりお願い申し上げます。