【FUTURE STRIDE】 執筆考(5)&「カナメノカナメ」 執筆考(4)
二作品同時連載という異常事態の副作用とでも言うべきでしょうか。
恐らく、このようなことは二度とすることはないと思います。
現在連載中の「FUTURE STRIDE」と「カナメノカナメ」、合わせての執筆考。
ただ、理由は同時連載だけではありません。
どちらも終わりが見えた今、もうぐちゃぐちゃと説明することも尽きたというのが正確な理由でしょう。
そういったわけで、書くべきことも特に無いという共通点から、面倒なのでまとめて書こうとしての今回。
すでに申し上げた通り、もう取り立てて説明すべきことはありません。
が、強いて書くべきことがあるとするなら、
ネタバレになってしまいますが、とはいえ具体的な内容についてのネタバレではなく、読み手の方々に無駄な心労をかけないための予防薬のようなものとお考えになってください。
といって、ネタバレであることには変わりがありませんので、もしそうしたことを望まない方はこの先をお読みにならないよう、お気を付けください。
人によって作品の楽しみ方はそれぞれですので、私としても出来る限り読み手の皆様には多くの選択肢を提示したいのです。
では、
ここから先はネタバレとなります。
今回の作品、「FUTURE STRIDE」と「カナメノカナメ」は、
バッドエンドにはなりません。
ハッピーエンド、グッドエンドかに関しては読み手の方の主観が関わってきますので断言できませんが、少なくとも今回はどちらの作品も暗い終わり方はしないと、先に明言させていただきます。
この告白が皆様に如何ほどの精神的安寧を与えられるかは疑問以外の何物でもありませんが、私も望んで人の不幸を書きたいわけではないのだと知っていただきたかったのかもしれません。
出来れば、誰にも不幸にはなってほしくない。
出来れば、誰にも幸福になってもらいたい。
そうした私の願望……そして理解してもらいたいという欲求が、今これを書いている理由のすべてだと言っても過言ではないかもと、キーボードを叩きながら現在進行形で感じています。
ともかく、
皆様にはどうか安心して物語の終わりをお待ち願いたいと思います。