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私的執筆考  作者: 花街ナズナ
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執筆考という名の独り言(10)

実を言うと私は自分以外の書き手さん方が書かれた作品にはこまめに目を通しています。


読み手であり、書き手であるということですね。


しかし、感想を書くことはごくごく稀です。


まず、書くとしても条件があります。


すでに完結している作品であること。これがまず絶対的条件。


まだ完結していない作品に感想を書くのは極めて難しいからというのが理由です。何せ、作品は終わるまでどう転ぶか分からないのですから。


それともうひとつ。

これは今でこそ……なのですが、もはや感想は頼まれでもしない限りは書きません。


以前の話ですが、私は書ける範囲で出来るだけ感想を書くようにしていた時期があります。


が、問題はそこで起きました。


私をお気に入りユーザーに入れて下さっていた方の作品に感想を書いたところ、お気に入りユーザーを解除されたのです。


私は感想を書く際、絶対におこなうと決めていることがあります。


作品の良い所と悪い所、どちらも必ず書くこと。

どちらかだけでなく、必ずどちらも。


読むのが専門の方なら、もっと自由で気楽な感想でも問題は無いでしょう。

ですが私も書き手である以上、さらりと一文というわけにはいきません。


書き手としての私が何よりも欲するのは、作品の良い部分と悪い部分を的確に指摘してもらうことです。


良い部分を教えて頂ければ、そこを伸ばそうと努力できます。

悪い部分を教えて頂ければ、そこを直すように努力できます。


どちらか一方だけでは駄目なのです。どんな作品にも長所と短所の両方が必ずある。

どちらかしか無い作品は有り得ません。


だから私は良いことも悪いことも合わせて感想に書くよう努めていました。


ところが、その結果が前述の通り。

私が良かれと思ったことが、人を傷つけた。この事実がある以上、私は今後自分の意思で感想を書くことは無いでしょう。


人に嫌われてまで感想を書くほど、私は物好きでも悪趣味でもありません。

ですから頼まれでもしない限り、私は感想を書きません。


好意が仇となったのは、つまりは私の思慮が浅かったせい。私自身の責任です。


望まぬどころか、思いもしなかった結果に心を虚しくするのはもう二度と御免だと、己が情けなさに歯噛みした日を想起し、いたずらに筆を走らせてみました。


どうぞ「この未熟者」とお笑いくださいませ……。


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