「カナメノカナメ」執筆考 (1)
自殺行為……は言い過ぎとしても、かなりの無茶だと理解したうえで始めた二本同時連載。
その片割れが「カナメノカナメ」です。
以前から神道……特に古代の、まだ中国から漢字や仏教が伝来する前の神道を調べていたことがあり、その時点で話の骨組みだけはほぼ出来上がっていました。
ただ、肉付けについてはかなり工夫をしたつもりです。
日本各地の神社を調べ、その中でも特に土着的というか、その土地に固有・独特の信仰をしているものをピックアップし、それらの中から面白そうなところを選り抜いて取り出し、私の創作を混ぜ合わせて完成させてゆきました。
ですので、神道を題材にはしているものの、皆さんが知っているような要素はかなり少ないでしょう。まあそれは半ば意図的になのですが。
さて、肝心の内容についてはそれほど小難しい内容にはしたくなかったのですが、こればかりは客観視が出来ないので言い切れません。
どうにも私は冗長な文章を書く傾向が強いので、自分では抑えているつもりでも実際には散漫で不必要な文章が羅列されてしまっているかもと不安は感じています。
が、そこは悩んでも始まらないので目を瞑ることにします。
本作で書こうと努めたテーマはふたつ。
「血」と「敵」です。
血とは、血縁などを意味します。無論それ以外の意味でも使いますし、作品内でもその他の意味で重要な要素として組み込んでいます。
そして敵。これに関してはこれまでもいろいろと試行錯誤をしてきましたが、今回も少しばかり変わった視点で考えてみました。
一体、敵というのは何をもって敵とみなすものなのか。
何をしたら敵なのか。
どんな存在なら敵なのか。
敵という概念そのものについて根本から考え直してみた結果もまた、この作品では書いてゆきたいと思っています。
と言ってもこの作品もまた、まだ始まったばかりです。
遅筆にして拙筆の私がどれほどのものが書けるかは分かりませんが、私なりに良い作品を作り上げられるよう、努力しようと思っています。
ともあれ、最後の結論は読み手の方々がお出しになること。
今はただ無心に筆を走らせることといたしましょう。
それではまた。