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私的執筆考  作者: 花街ナズナ
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「悪魔は蒼ざめた月のもとに」執筆考(4)

前回は私的な事情に頭が混乱し、ひどく粗雑で乱暴な宣言を一方的にしてしまい、皆様には心より申し訳なく思っております。


細かな事情については極めてプライベートなことのため伏せさせていただきますが、本当にひどい惨事に遭い、しかもそれはまだ現在進行形です。


ではありますが、

数多くの心ある方々からの励ましもあり、どうにか日常生活を送れる程度には回復いたしました。


ただし、おかげで不本意な通院を余儀なくされ、同じく不本意な投薬治療を受ける生活に変化したことは、直接の被害以上に私の精神を蝕んだのもまた事実。


ですが、

心も、体も、生活も、以前のものに戻れるまでにはまだまだ長い時間を必要とするだろう現実を受け入れた上で、なんとか皆様の温情を支えに頑張っていきたいと考えなおした次第です。


つきまして前回、書き殴った「筆を折る」宣言は撤回。


今の自分にどれだけのことが出来るかは分かりませんが、少なくとも安易に後ろを向くのではなく、常に前を見据え、やってゆこうと思います。


前回の下らない宣言でご気分を害した方々には改めて陳謝するとともに、今後はより一層の精進をお約束いたします。


重ねて、まことに申し訳ありませんでした。


さて、

このような話に閑話休題という気楽な切り替えが相応しいかは別にし、話題を本来の道筋に戻したいと思います。


すでに述べましたように、現在の私は精神的にガタガタの状態です。


プロの方なら、そうした自らの心理状態などに振り回されること無く、独立して作品を書くことも出来るのでしょうが、困ったことに私はそれほど強い人間ではありません。


作品にも少なからず影響が出ている。

それは自身でも認識しています。


ですが、

考えようによっては、こうした特殊な現実のタイミングがあって、偶然の産物としてこの作品が出来上がったのだとしたら、それはそれである種の意味を持つようにも思います。


私は決まった運命は嫌いですが、とのようにでも変化する可能性を秘めた未来や、その要因たる偶然は決して嫌いではありません。


ですので、

あえて現在、正常とは言い難い精神状態の私が書くこの作品についても、私は許容したいのです。


創作活動とは、自分の人生を切り取る作業。

その意味では、今回の作品は私自身の今を雄弁に語っています。


無論、良くも悪しくも。

思えば賛否両論となる作品ばかり書いている気がします。


今回については特に。


ラストについては自分でも、これで良いものかと随分と悩みましたが、読み手の方々にそれぞれの受け止め方をしていただく形の、どこかしら曖昧な決着にしました。


とはいえ、ラストまでまだ数話。

どうか皆様にはこれからも変わらぬご愛顧を賜りたく、お願い申し上げます。


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