執筆考という名の独り言(8)
それにしても今回の不調は自分でも、ほとほと困り果てています。
書いては止まり、書いては止まり。
ひとつ書き始めては途中で足踏み。
ひとつ書き始めてはまた途中で足踏み。
繰り返してもう何作ほど書き出しだけが溜まったことでしょうか。
気付けば二か月ほど。
いつまで経っても新作をお出しできず、虚しく時間を費やしてしまいました。
しかもまだ作品が出来ておりません。
ただまあ、
言い訳をするわけではありませんが、この不調も考えれば当然のことかとも思います。
言うまでも無く、私は単なる道楽で拙い小説を書いています。
プロでもなく、凡才の私がコンスタントに作品を書き続けるのは土台、無理な話。
付け加え、前述した通りに私の小説は道楽です。
道楽というからには、好きでなければ書き続けられません。
好きでなくなったわけでないとしても、他の道楽が見つかってしまえば、そちらに転んでしまうのが人の常。
特に、ただ好きで書いているだけならまだしも、書けども書けども何の反応も無ければ他の道楽に気が行くのは道理。
正直を言うならこういうことです。
商業ですら、賞に投稿すれば感想と評価くらいはいただけるのに、です。
とはいえ、
趣味としては飽いたり、嫌いになったわけでなし。
ただ、ペースは今までよりも相当に遅くなるかと思います。
読み手の方もろくに反応をされないわけですから、こちらもそれに合わせてペースを落とさせてもらうのはこれ、当然かと存じます。
毎日の連載などは御免をこうむり、これからは気が向いた時だけ書かせていただくことにいたします。
思えばひとりで必死になっていたのがまずかったのでしょう。
根の詰め過ぎです。
見返りも無く、やみくもに書き続けられるほど私も小説バカではありません。
読み手の方から反応が無いのなら、書き手の私も反応する理由も無し。
以前にここで述べたことがある私の持論ですが、私は作品を自分ひとりのものとは思っていません。
読み手と書き手が一緒になって作るのが、こうした拓かれた場での作品作りの醍醐味だと考えています。
ところがそれはひとりよがりでした。
実際には何の反応も無し。
一方通行の虚しさだけが募っていきました。
軽い気鬱を患ったのも、一度や二度ではありません。
読み手は読むだけ。
それはそれでけっこうでしょう。
ですから、私も書きたいときに書くだけにさせていただきます。
読み手と書き手の垣根を取り外し、作品を共有しようだなどと大それた考えをした私が、僭越だった。
そういうわけです。
というわけで、
次回作は四月に控えていた小説投稿もありますし、いつになるかは明言いたしかねます。
できることならもっと読み手の方との触れ合いを大事にしたかったのですが、そこについては素直に残念です。
では、
いつかは分かりませんが、次の作品を書く気力が出ましたら、またお会いしたいと思います。
それまではまた、さればでございます。