「剣客少女 -Girly Edge-」執筆考(2)
さて、ある意味ちょっとした恐怖心を抱きつつ始まりました新連載。
「剣客少女 -Girly Edge-」ですが、はてさて、どうしたものでしょう。
あらすじをまとめるのが苦手な性質ゆえ、またしても内容とはちょっとズレた大仰なあらすじになってしまい、読者の方には変な誤解を与えている気がしてなりませんが、まあそれも含めての一作品。そこは自分でも諦めています。
ただこの作品。ふたつほど今までの作品とは違う、少々の冒険をしています。
まず、
主要人物がすべて女性キャラであるため、なんだかそんなつもりは無いのに、妙にフェミニンな香りがしています。
加えて、
今までの作品でおこなっていた、文章間のスペースを意図的に空けず、基本、ライトノベルではなく、普通の小説としての体裁をとっています。
行間が詰まっていて、読みづらいと感じるラノベ読者層の方には申し訳ありませんが、これは文章の密度を上げるため、あえておこなったことですので、どうぞ諦めてお付き合いいただきたいと思います。
話に深みが無い分、文章の厚みで誤魔化そうと、そういうせこい戦法ですが、こちらも相応のリスクがあります。
なにより、毎日更新のために書かなければいけない文章量が密度が高くなった分、おのずと倍増しているため、書くのがとにかく大変ということ。
それに、書いているこちらも、誤字脱字が無いかをチェックする際、行間が詰まっているとチェックがしづらいという点など。
なら最初からやらなきゃいいじゃんというお言葉が聞こえてきそうですが、それをやってしまったら、今後もスペースを空けて全体のボリュームを水増しする悪いクセが付きかねません。
表現手法のひとつとして、スペースを空けるのはアリだとは思っていますが、それに頼りすぎると、ただ読みやすいだけの薄っぺらい読み物になってしまう危険性もあります。
イラストの力に頼るライトノベルならいざ知らず、ここでは基本的に文章だけの勝負です。
自分に変な甘えをさせないためにも、このスタイルはしばらく続けさせていただくと思いますが、どうか読者の皆様にはご理解のほどをよろしくお願いいたします。