五階
初・小説家になろう投稿作品。
なのでこれはテストです。拙い文章ですが、暖かい目で見てくださいませ。
これは私がアルバイトで、ビジネスホテルの清掃員をしていた時のお話です。
当時働いていたホテルの階数は十階で、評判の方も普通と言った感じの、特別何かが悪いというわけではありませんでした。
──ただ、一つだけ言うなら。
クレームは少ないですが、あるにはありました。そのクレームと言うのも決まって五階のお部屋に関するものが殆どでした。隣の人がうるさいとか、物音が酷すぎるとか、夜中に何度も目が覚めてしまう、など。
最初は私もそこで働く従業員さん達もそこまで気にしてはいなかったですが、だんだんと言われる回数も増えていったので何故なのだろうと不思議になりました。
五階にはいわく付きの部屋があるんじゃないか。昔そこで何かがあったんじゃないか。そう思われるかもしれませんが、そういう話は本当に何も無いそうです。
なら一体何故と、受付担当の方や上の立場の人達は頭を悩ませていたみたいですが、五階以外の部屋が使えるなら、別に問題も無いだろうという結論になったそうです。
ある日、私と同じクラスの男子がホテルにアルバイトで働くことになりました。どうやら五階の噂を聞いていたみたいで、面白そうだからと言う理由で応募したと。
うちのホテルは従業員ならば泊まる時の料金はタダになります。それを利用し、その男子は五階の部屋に泊まらせてもらう事になったそうです。
「何かあったとしてもきっと大した事ないから! 今後のことも考えてまずは従業員が泊まって確かめるのも必要だろ? とりあえず何かあったら報告するわ」
そう言って、笑顔でその日のバイト終わりに話していました。
土日を挟んで登校し、泊まった感想を聞こうと早足で教室に行くと、例の男子は既に来ていました。同時に、明らかに様子がおかしい事に気付きました。いつもなら彼自身の友人と仲良く話しているところをよく見かけたので、きっと泊まった部屋の話をしているもんだと思っていたんです。でも彼は彼自身の席に座り、暗い顔で下を向いていたのです。
大丈夫かと心配で駆け寄ると、その子は私の顔を見てこう言いました。
「お前、早いうちにあのホテル辞めた方がいい」
その後、彼はアルバイトを辞め、しばらくの間学校も休んでしまいました。
後から聞いた話では、部屋単体ではなく五階そのものがおかしい、これ以上は言えないとの事でした。
時々思い出しては不思議になります。私ものちにホテルのアルバイトを辞めてしまったので、今となっては確かめる術はありませんが、これ以上は詮索しない方が身の為と、なるべく気にしないようにしています。
設定色々あるんですね_(:3」 ∠)_




