ラーシャSide 不機嫌
人が真っ裸の時にダルキリやイリューストにのぞかれた。
頭にきちゃうわ。本当に。
ダルキリは全く反省している様子を見せないし、―――むしろむくれてるんじゃないかしら―――それをイリューストは、庇うし・・・・・・。
なんで庇うのよ。
本当はとばっちりをくらったと思ってるくせに。
顔に書いてあるのよ、バレバレなのよ。
しぶしぶ座るとかまるっきりとばっちりをくらったと思ってますって言ってるようなもんじゃない!
なのにどうしてあなたまで連帯責任を追うのよ!?
とにかくあたしはイライラしていた。
そこへ姫巫女が表れた。
「・・・・・・お母様。」
「喧嘩はお止しなさいね。それよりも、ごあいさつがまだでしたね。昨夜は皆さんお疲れでしょうと思ってすぐに床についていただきましたが、改めて自己紹介致しましょうか。私はルキィルの母、クラッジエ・ファルナと申します。こちらが昨夜にも紹介したルキィルと、ルキィルの婚約者であるシェラ・ロレアルです。」
深々と挨拶をされてこちらも頭を少し下げた。
これ以上怒っても時間のムダかしらね。
あたしの隣にいるルキィルはまだムスッとしている。
・・・・・・まあ裸を見られたのはかなり痛かったけど、無駄な言い争いは避けたほうがいいのかも。
だって、仲間としてのチームワークに響いてきちゃたまらないもの。
そんなことをいきなり入ってきたクラッジエさんを見ながら考えていた。
とにかく、その場にあたしはまかせるとしましょう。
作「すみません、手違いで話がかなり短くなってしまいました。」
ラ「本当にね、それで、どうしてこうなったのよ?」
作「ラーシャSideにイリューストSideが進入したの。」
ラ「へぇ、つまりあたしのところはのっとられたってわけ?(ニッコリ)」
作「まぁそんなところだね(大真面目)」
ラ「そんなところだね、じゃないわよ!」
作「ラーシャが切れ気味なのでこちらも短いですが、切り上げます!読んでくださった方、ありがとうございました!(脱兎)」
ラ「あ、こら、まちなさいよ~!!!」