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Eyes of diamond and Escape  作者: 空と色
31/75

イリューストSide 洗礼場

困った事に、僕は朝、もう慣れたハズのダルキリのいびきで起きた。

当然、困った事にってあるんだから、外を見てもまだ暗い。

二度寝をしようと枕に顔を押しつけて寝ようとしたけど、その試みもあっけなく失敗に終わった・・・・・・。

「ダルキリ、うるさいよっ!」

耳を塞ぎながら枕を投げてみたが、結局それは僕がまた枕をダルキリのところに拾いに行かなくちゃいけないことになって、むしろ面倒なだけだった。

どうしてダルキリのいびきはこんなにうるさいんだろう・・・・・・たしかいびきのメカニズムは喉のまわりについた脂肪が喉を圧迫して騒音になるものだったはず・・・・・・ダルキリはどうみたって余分な脂肪はついてない。

むしろ余分そうな筋肉ならついているけど、それが喉を圧迫しているとはとても考えられない。

なのにどうしてこんなにうるさいんだろう?

僕は何か挟めそうな物を見つけるとダルキリの鼻を摘んだ。

少し痛そうだけど少し騒音はおさまったし、ダルキリもへっちゃらで寝ている。

とにかく僕も寝よう。

布団をかぶって数時間後、今度はダルキリの叫び声で起きた。

その時には外はもうすでに明るく、部屋には日が射していた。

「いてぇぇえええぇえ!?」

僕は飛び起きてダルキリを見た。

ダルキリは僕が鼻を挟んだものを片手に涙目になっていた。

「ちくしょうっ!誰だこんな嫌がらせをしやがったのは!?あの長とか言う野郎か!?あのやろう!一発ぶん殴ってやる!」

僕は自分がダルキリに殴られるところを想像し、一瞬青ざめたが、すぐに血の気が戻ってきた。

何の関係も無い人を巻き込んじゃまずいと咄嗟に理性が働いたからだ。―――本能的にはすごく逃げたいけど。

「待ってダルキリ!それ、僕なんだ!だから殴っちゃダメ!」

ここでまた僕らと水の民と思われる人たちと問題を起こすのは何かとまずい。

とにかくダルキリを落ち着けなくては・・・・・・・ラーシャーァ・・・・・・ラーシャがいてくれたらダルキリのご機嫌なんてコロッと替えられるのに・・・・・・・。

ああ、でもその分ラーシャが不機嫌になるかな?

でもまぁ、その時はその時だ。

「イリューストォ?てめぇ、なにしやがんだよっ!いてえじゃねぇか!」

「ごめん!でもいびきがうるさかったんだよ!」

「このやろ、てめぇ、一発殴らせろ!」

「やだよっ!」

誰だって殴られるのは痛いし、殴らせろ!と言われてはいと言う奴がいるのだろうか?

少なくとも僕は見たことがない。

だから殴るなら相手に許可をとらないだろう。

それなのに許可をとろうとするダルキリは少しおかしい。

あるいは深く考えてないのかも。たぶん後者かな。

「何!?本当は一発では許せないところを許してやるって言ってるんだぞ!」

「冗談じゃない!ダルキリのパンチなんか食らったら僕・・・・・・死んじゃうよ!だいたいダルキリは・・・・・・」

「ほう?うるさいと思えば仲間割れか?低レベルな言い争いだな。」

僕が言っている最中にいきなり昨日長と呼ばれている人が入ってきた。

「む、てめぇ!人の部屋に入ってくるときはノックってもんが必要なんだぞ!?」

それ、ラーシャに怒られた時言われたんだよね!?

ダルキリがそれを言うの!?

それと、ノック“ってもんが”、じゃなくてもろもろノックだよ!

しかもダルキリが言うとなんだかノックアウトっていう感じで戦いが始まりそうで怖いよ!

「したさ。何回も。聞かなかったのは、きさまらだろう。早く降りてこい。姫巫女がおまえ達のために“わざわざ早起き間でして、姫巫女自身の手を汚されてまで”朝食を用意してくださった。姫巫女も私も心が広いからな。ありがたくいただけよ。」

そう良い終わるときびすを返して去っていった。

うわぁ・・・・・・あの人、敵にまわしちゃいけないタイプだ。

しつこすぎる・・・・・・だいたい姫巫女がおまえ達のために“わざわざ早起き間でして、姫巫女自身の手を汚されてまで”朝食を用意してくださった。って、長すぎるよ。

しかもあの人の心が広いって?

「どこがだよ。」

自分の心とシンクロした声の方向を見ると、ダルキリが顔をしかめ、腕組をしながら立っていた。

この時だけはいつもと違って突っ込むよりもダルキリにとても同意したかったけど、やめておいた。

いつどこで誰に聞かれているかわからないし、関係を悪化させるのはこちらにとってとても不利だからだ。だいたい、食事する場所ってどこだよ?

それくらい教えてほしいよ・・・・・・まったく・・・・・・。

部屋を出たとき、右に見張り、左にラーシャと・・・・・・変な人・・・・・・じゃない姫巫女の娘・・・・・・そう!ルキィル・・・・・・さんがいた。

というか、何?挟み撃ち?

僕、なんかしたっけ?

「あ、あら。おはよう・・・・・・イリューストにダルキリ。今から朝ご飯を頂きに行くところなの。あなた達も?」

ラーシャが気まずそうに言った。

何がそんなに気まずいんだろう・・・・・・と思った瞬間に僕はラーシャの唇が自分の顔に触れていたことを思い出し、赤面した。

犬のように頭を激しく振ってなんとかかき消したけど、引きつったような笑みを浮かべるのがやっとだった。

「僕達もだよ。でも朝食を食べる場所、聞いてないんだ。」

「ルキィルが、彼女が案内してくれるって言ってたから・・・・・・ね?あなたの後についていけばいいのよね?」

ラーシャはルキィルを見た。

というか、ラーシャはもうルキィルの名前を覚えて呼び捨て?っていうのかな?

とにかく、名前を呼びあう仲にまでなったんだ・・・・・・すごいなぁ。

僕なんか状況を悪化させるばかりだったのに。

「じゃあ僕達も一緒に行っていいかな?」

「ええ、あたしはかまわないわよ?あなたは?」

ラーシャはそういってルキィルを見た。

「じゃあ・・・・・・行く・・・・・・?」

俯き気味にボソボソ言われると少し、というか・・・・・・かなり不気味で怖い。

僕、この人少し苦手かもしれない。

朝食は野菜中心のご飯で、正直花びらと肉ばかりだった僕にとってすごいご馳走だった。

たぶんそれはラーシャも同じだろうけど、隣に座ったダルキリは何だか不服そうだ。

煮物?とかいうのが出てきたり、とにかく僕が味わったこともないような味を体験した。

同じような野菜を使っててもこうも味が変わってくるんだなぁ。





「うっ・・・・・・。」





何事かと思ったらラーシャが顔をしかめて、片手で口を覆いながら、空いたもう一方の片手で一つの料理が乗ったお皿を遠ざけていた。

「どうしたの?」

「あたし、これダメ・・・・・・匂いがキツすぎるわ。」

そのお皿には黒いドロドロした液体が・・・・・・少し不気味だ。

「ふーん?僕は見た目は少し怖いけど、平気だなー。」

そういいながらルキィルの真似をして何かを何かにつけて食べていた。(ここはあんまり突っ込まないでほしい。何しろ初めて知った物だから僕にも何が何だかよくわからないんだ。)

味は結構しょっぱい。

「ふん。油亞劉(ゆある)も知らぬのか。」

(油亞劉(ゆある)とはソースと醤油をあわせたような味で、見た目は醤油とソース、どちらかといえば醤油に近い。匂いもソースと醤油なのでかなりきつめ。おいしいのかどうかは謎。何しろ作者はソースと醤油を混ぜたことなどない。)

長?名前、なんだっけ?まあいいや、長が鼻をならした。

僕はうわっ、と思ってラーシャを見たが、ラーシャはなんとか耐えたらしい。

それから冷静に言った。

「国が違うのよ。食べてるものが違ったっておかしくないでしょ?」

「そうですよ。シェラ、お客様にあたるのはおよしなさい。」

姫巫女がどこからともなく現れて言った。

「こんな縛りをうけた奴らをですか!?」

また、“縛り”いったい縛りってなんなんだろう?

「シェラッ!」

姫巫女のにこやかな顔からはにてもにつかないような怒っている声が聞こえて僕も驚いた。

「・・・・・・申し訳ありません。」

「こちらのものが、大変失礼致しました。お口に会わないようでしたら無理して食べることはないのですよ。残してもらって構いませんから。」

「ああ、いえ。そんな匂いがきついだけで他は頂いてるわ、ありがとう。とてもおいしい。」

そういってラーシャは微笑んだ。

ラーシャが笑ったのっていつぶりだろう。

最近はずっと怒ってるか考え込んでた。

まぁ、威圧的に微笑んでたときもあったけど。

笑ってた方が可愛いんだから常に笑ってればいいのに・・・・・・というか、それは原因の発端であるダルキリが態度を変えなきゃ無理か・・・・・・。

「何じろじろ見てんだよ、失礼なやつだなぁ。」

ダルキリは僕をチラリと見てから言った。

というか・・・・・・軽く睨まれた?

「な、何でもないよ。」

僕はご飯を食べた。

食べおわるとすぐにラーシャとルキィルはお皿をかたずけて居なくなった。

そのうち姫巫女もいなくなり、僕達も席を立った。

「えっと、その・・・・・・シェラ・・・・・・さん?」

僕はそのまま立ち去ろうとする長?を呼び止めた。

「気やすく呼ぶな。私の名前は識榎良(シェラ)だ!」

「え?シェラ?だよね?」

僕はダルキリに確認するようにダルキリを見た。

「どう違うってんだよ?」

ダルキリは顔をしかめていた。

「発音が違うのだ、発音が!だいたい、巫女であるルキィルの名も本当は流樹尹瑠(ルキィル) 躪有琉凪(ファルナ)と言うのだ。なのにあの娘、巫女の真の名を知らぬクセにすでに名指しにしておった!」

古くさい話し方だし、やっぱりこの人は敵にまわしちゃいけない。

ネチネチとしつこい。

「そうですか・・・・・・あの、縛りって何のことなんですか?」

「そんなことも知らぬのか・・・・・・呪いだ。呪いの一種で私達が取りつかれると身体中が汚れてとんでもない事になる。」

「それが人に感染したりとかは?」

「ない。だが、縛りを解くのは姫巫女であっても簡単ではない。」

確かあの時、姫巫女はダルキリの呪いを僕が解いたと言った。

呪いを、僕がといた?

どうして僕が・・・・・・。

「それよりも体を清めてくるがよい。」

僕達は川の方に案内された。

「うっへぇ・・・・・・冷たい水で体を洗うのかよ?」

ダルキリがそういいながら木に手を掛けた。

「あっ!こら、そっちは!」

シェラさんが言い掛けたとたん、木をかきわけた先に髪の毛を解いたラーシャとルキィル・・・・・・さんがいた。

二人の体は水が渦巻いていて、裸と言ってもすりガラスで全く見えないのと同じくらい見えなかった。―――安心していいのか、残念なのか・・・・・・僕には微妙なところだったけど・・・・・・。

ラーシャもルキィルさんもこっちを向いて、やった事は同じ。

「キャァァァアアアアア!!」

「イヤァァァァアアアア!!」

僕たち三人は頭からびしょ濡れになった。

「あんの・・・・・・」

「悪いッ!!」

シェラさんはダルキリを怒ろうとし、ダルキリは慌てて木から手を離した。

サムッ・・・・・・うーん・・・・・・こういう厄介事を起こすのはいつもダルキリだな・・・・・・。

ダルキリを見るとダルキリの顔は真っ赤だった。

へぇ、僕ダルキリは女体見ても平気で笑っちゃう人かと思ったよ・・・・・・だってラーシャの下着事件の時はそうだったし。

僕は正直ラーシャがこっちを向いた?くらいしか見えなかったからそんなに威力?はなかったけど。

にしても、とんだとばっちりだよ・・・・・・。

「バカッ!私の話を全く聞かないうちから女性専用の洗礼場をのぞくのではない!」

「俺だって好きでのぞいたわけじゃねえよ!」

二人が言い争っていると、服を着たラーシャとルキィルさんが出てきた。

ラーシャはどうやら洋服をかりたらしい。

へえ、いつもの鎧と違ってまた似合うなぁ・・・・・・。

でも、二人の顔は不機嫌。

当然と言っちゃ当然なんだけど・・・・・・。

「シェラ、少々時間を裂いてもらえる?」

ルキィルさんはシェラさんを睨んでいた。

「み、巫女、違うのだ、その・・・・・・やつらが!」

シェラさんは慌て、ラーシャはにこりと笑いながら言った。

「あなた達も来てもらいましょうか・・・・・・一体どういうつもりなのかしら?」

笑顔が逆に怖いよ!ラーシャ!

「な、なんで僕まで!」

「ちが、俺達こいつから何も聞いてなかったんだよ!」

ダルキリは慌てながらシェラさんを指差した。

「・・・・・・・とにかく、着替えてからでもいいので、広間で待っていますよ。」

ちっとも笑わずにルキィルさんは言い切った。

敬語・・・・・・敬語がコワイッ!

「あたしも待ってるわよ。」

ラーシャが再び笑った。

だけど、目はちっとも笑ってない。

「・・・・・・巫女を本気で怒らせてしまったな・・・・・・。」

シェラさんはため息をつき、川の水を指の一降りで僕らにかぶせると、タオルと着替えをくれた。

そして案内された広間でラーシャとルキィルさんの二人が眉間にしわを寄せて丸机に並べられた椅子に座っていた。

あーあ、僕もお説教されるのかぁ・・・・・・。

そう思いながらしぶしぶ空いている席に座った。

後からシェラさん、ダルキリと続き、皆が席に着くと、静かにルキィルさんが口を開いた。

「まずはシェラ・・・・・・どういう事でしょう?あなたは女性専用の洗礼場を知っていましたよね?お二方に教えなかったのですか?」

「違うんだ巫女・・・・・・私が教えようとしたときにはすでにこいつが女性専用の洗礼場の木に手を掛けていたんだ。」

シェラさんはそういいながらダルキリを指差した。

「なっ!普通もっと前に教えるだろ!」

ダルキリが席を立ちそうになったとき、ラーシャがダルキリを睨んだ。

ラーシャの長い髪の毛がかすかにゆれて、いくつか雫がしたたり落ちた。

「あのね、ダルキリ。単体行動や単体的な判断はやめてって前から言ってたわよね?イリューストもイリューストよ。ダルキリが変な行動をしそうになったら止めて。」

「ええっ!?ラーシャ、それはあんまりだよ!僕は常にダルキリを監視してなきゃいけなくなるじゃないか!」

僕がまたさらに何かを言おうとしたら、ラーシャが静かにこっちを向いた。

「そう、じゃああなた、今回のダルキリの行動をどう思ってるの?本当はとばっちりを受けたと思ってるんじゃないの?」

図星だった。

「う・・・・・・。」

ダルキリに睨まれ、「そうなのかよ?」と聞かれた。

「そんなこと・・・・・・ないよ・・・・・・多分。」

僕は座りなおした。

「とにかく、単体行動はつつしむようにとあれほど何度も言ったわよね?それなのに、あなたは守ろうとすらしなかった。これに懲りたら単体行動はとらない!わかった!?」

「なんでだよ・・・・・・。」

ダルキリが小さくボソッと呟いた。

確かに多少の行動の自由があったって良いはずだ。

でもダルキリは突っ走る事が多かった。

もしかしたらダルキリは今までずっと1人で行動してきたから野宿とかそういった知識はすごく豊富だけど、仲間との行動はその分だけしずらいのかもしれない。

やっぱりダルキリは不器用なんだ。

人と人との距離の取り方とか、よかれと思った事が突っ走ってると思われちゃったり。

1人で行動しなきゃいけなかったからこそ他者との距離の取り方がわからなくて本当は戸惑ってるのかもしれない。

「ダルキリ?あなた、本当に反省してるの?」

まだダルキリに何か言いたげなラーシャの前に僕が立ちはだかった。

「わかったよ、できるだけ僕がダルキリを見てるから、もういいだろ。」

「あのね、今はあたしがダルキリに話をしてるのよ。イリューストは黙ってて!」

ラーシャに睨まれた。

正直すごく怖かった。

僕の考えがあってるかはわからない。

間違ってるかもしれない。

それでもいい。きっと知らないことはまだまだたくさんあるんだ。

ラーシャに関しても、ダルキリに関しても、僕自身に関しても。

「でも、ダルキリだけの責任じゃない!そう言ったのは、ラーシャだろ!」

「・・・・・・っ、わかったよ、でも約束だからね。今度ダルキリが勝手な行動とったらあなたも連帯責任を追うのよ。」

「ああ。わかったよ。」

すると今度はルキィルさんが口を開いた。

「では、話を戻しますけど、シェラ、彼らはお客様だとお母様は言いましたよね?丁重にもてなすようにとも・・・・・・あなたはそれをしていましたか?何故場所を前もって教えなかったのですか?これはあなたが招いた問題ですよ。もしもあなたがあらかじめ伝えておけばこんなことにはならなかったでしょう。」

「・・・・・・はい、巫女。」

シェラさんは悔しそうに頷いた。

「いいですか?これからは・・・・・・」

「何をしているのですか?」

ルキィルさんが話している途中に姫巫女さん?が入ってきた。

「お母様・・・・・・。」


作「男集団お疲れさん、見てるこっちはわりと楽しかったぞ。」

イ「僕は楽しくなんかなぃ……。」

ダ「俺だって楽しかったわけじゃねーよ!自分ひとりで被害者ぶってんな!」

シ←シェラ「何故私まで呼んだ。」

作「男どもだから。」

シ「そもそもアイツが木に手をかけなければ良かっただけの話ではないのか!?」

(ダルキリを指差す。)

ダ「な!しつけぇ野郎だなてめぇは!!」

イ「もう止めてくれよ!これ以上悪化させたくないんだ!(ちょっと涙目)」

作「イリュ、必死だな。」

イ「当然だよ!」

作「こりゃ次回作の女性意見が楽しみだな。」

イ「笑ってないで、許してくれるように説得しといてよ。」

―――外野―――

ダ「大体てめぇは態度がいけすかねーんだよ!!」

シ「縛りを受けたお前に私が好かれる筋合いもない!」

ダ「なんだと!?さっきから聞いてりゃ縛り縛りって、なんなんだよそれ!」

シ「朝にも説明しただろう!呪いのことだ!それとも貴様のちんけな脳みそではそんな簡単なことも分からないか!?」

ダ「なんだとぉ!?」

(ダルキリ、シェラに摑みかかる。)

作「はい、スト――――プッ!!」

イ「案外二人って似たもの同士?」

作「お互いのイヤだと思うところが似てんのかも。もともとシェラはあんまクールキャラじゃないしね。」

イ「え!そうなの!?」

シ「私はいつでも冷静だ。」

作「それを今、お前が言うな。まぁ思い込ませておいてあげるのもいいか。クールって言うか、人を人とも思わない人これから結構出すつもりだしね。」

イ「そんなのいやだぁ!!」

作「さて、今回はここまでです、ありがとうございました。次回もよろしくお願いします。」

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