イリューストSide 新たな仲間
「へ?」
少しだけ赤くなって咳払いをしたラーシャを見て、僕は自分が何を言ったのか思い返してみた。
『いや、手配書より本物のほうがきれいだと思って・・・・・・絵のほうが綺麗なのは見たことあるけど。』
って、これじゃまるでどっかのチンピラが女の子口説こうとしてるみたいじゃないか!!
なんか話を逸らさなければ!
「あ、あ、あのさ!そういえばダルキリが旅仲間に入れてほしいって!どうする?僕だけが決めるんじゃ悪いと思って!」
「・・・・・・へぇ、別にいいんじゃない?」
それが何か?という顔をして当たり前のように答えが返ってきた。
あぁ、僕はバカだ・・・・・・僕だけが特別なんて言ってもらえるとでも思ったのかな。
いや、そこまでは期待してなかった。
だけど、もう少し考えてくれるんじゃないかと思ってた――…‥。
「そうだよね。僕もそう思ってたんだ。じゃあダルキリに知らせてくるね。」
僕は微笑んでそれだけ言うとベッドから立ち上がり、ラーシャに背を向けた。
「イリュースト?」
呼ばれた名前に振り向きもせずに部屋を後にすると本当に少年のように瞳を輝かせたダルキリが僕のところに来た。
「よう!俺のことあの子に言ってくれたか?」
「うん。」
「で?なんだって?」
ダルキリは相当答えが待ち遠しかったからしい。
これじゃまるで少年っていうより、人懐っこい犬みたいだ。
オレンジの髪の毛でクセッ毛なのかツンツンしている髪の毛が尚更犬みたいだった。
そうか・・・・・・迷うはずもないよな。
ダルキリ自ら仲間に志願してきて、人懐っこくて、イケメンで、誰にでも好かれるような性格で・・・・・・それで強いんだもんなぁ・・・・・・。
「うん・・・・・・別にいいんじゃないかって。」
僕って・・・・・・いやな奴だったんだな。
これじゃまるで“仕方なく”決まったみたいな言い方じゃないか・・・・・・。
「いやっほぅー!!」
思わずビクリとして喜びの声を上げて飛び上がったダルキリを見た。
喜びのダンスなのだろうか、変な事をしている。
「で、でも、ダルキリの両親は!?」
「あ?親はどっちもモンスター討伐のハンターでさ、人間に危害を加える魔物は倒してるわけ。だから俺が旅に出るなんて言ったらやつら、泣いて喜ぶよ。」
ニッとダルキリは笑った。
泣いて喜ぶって・・・・・・いったいどんな親なんだろうか。
それにダルキリは少々、というか、かなり人の表情を気にしないかあるいは鈍いらしい。
僕の口調を全く気にしてなかったもんな。
「そだ、用意してくるから待っててくれよ!絶対だぞ?また勝手に家から出るなよ!?」
ダルキリはバタバタと用意を始めた。
ポイポイ飛んでくる衣服の中にダルキリの下着だと思われるトランクスやらズボンやらが宙を舞っている。
これ、ラーシャが見たら間違いなく悲鳴を上げてただろうなぁ・・・・・・と思いながら立っていたらダルキリの上着が飛んできて、僕の頭にかかった。
うん、なんかもー振り払う気力もないかも。
雑な奴がいると雑なのって移るのかもしれない。
ダルキリが僕の目の前を何度も往復していく。
「こんなもんでいいだろ!」
そういって目の前に現れたダルキリはパンパンになって膨れ上がっているおにぎり型の巨大な荷物を持ってきた。
僕は思わず口をあんぐりとあけた。
多分今の僕の目は点で、口は、三角形になっているのではないかと思う。
うん・・・・・・どうして僕の周りの人たちはこうも期待を裏切らない人が多いのだろう。
「うわっ、お前、何やってんだ?人の上着頭に乗せて。」
いやいや、おまえが飛ばしたんだろっ!
とはあえて突っ込まない。
いや、むしろそんな細かいところで突っ込んでたら僕の身が持たない。
むしろ突っ込むべきところは、ダルキリの荷物だっ!
僕はバッと頭から服を取ると巨大なおにぎり型の荷物を指差した。
「いやいや、それよりその荷物は?」
「あ?何って・・・・・・食料に洋服にテントに寝具・・・・・・とかだろ?」
何聞くんだよバカだなぁ、みたいな目で見られ、思わず「バカはおまえだろっ!」って突っ込みたくなったけど。
ダメだ、落ち着け・・・・・・僕。
むしろ何も持ってない僕のほうが珍しいんだった。
だってラーシャはちゃんとお金にかえられるもの持ってるし、鎧も着ていた。
一方僕が最初に持っていたものは薬草だけだった・・・・・・。
まあ、だけど・・・・・・この荷物はないでしょう・・・・・・。
「いやいや、そんな荷物もってけないよ?」
「はぁ!?なんでだよ?野宿とか何もなかったら危険じゃないか?」
危険だねぇ。
うん。危険だと思うよ?僕も。
だけど、そんな大荷物、もって歩いてみなよ?
僕だったら一日も保たずにつぶれちゃうよ。
「だけど、魔物とかと戦う時どうする気?」
「ちょっと邪魔かもな・・・・・・。」
ちょっとじゃないだろっ!いやいや、だから落ち着け、僕。
落ち着くんだよ。
感情的になっちゃダメだ。
「わかったら荷物は減らして必要最低限の物だけににしようか。」
僕はなんとかニコリと笑うとダルキリに荷物を減らすように促した。
「ちぇー。」
それから数分後。
「これでいいだろ!」
持ってきたダルキリの荷物は・・・・・・全然さっきと変わってねぇよ!と突っ込みたくなるものだったけど、僕は疲れ切ってダメだこりゃ・・・・・・と呟きそうになった。
ラーシャに頼もう。
僕じゃダルキリを説得できない。
強すぎるよ・・・・・・ダルキリ。
「ラーシャ・・・・・・。」
ガチャリと扉をあけると、そこにはちょうどスカートのチャックを閉めようとしているラーシャがいた。
スカートの間からかすかに下着が見えている。
「おー。」
ダルキリは呑気に声をあげたけど、僕は正直、この先を思いついて青ざめた。
「・・・・・・っ、きゃぁぁぁぁああああぁぁあ!!」
やっぱり!!
あわてて扉でガードしたけどものが飛んでくる飛んでくる。
鎧やら何やら。
いったいどこからこんなたくさんの荷物が・・・・・・。
しばらくすると、落ち着いたらしく、ラーシャの荒い息遣いが聞こえてきた。
よし、もう投げるものはないな・・・・・・。
「ラーシャ、開けるよ?」
開けるとそこには前回はノースリーブとショートパンツ、ニーハイだったラーシャがノースリーブとスカート、ニーハイになって、僕らを赤い顔で睨み付けていた。
「ごめん、ラーシャ。」
ラーシャは顔を僕から勢い良くそらした。
「最低!変態!」
「だからゴメンって・・・・・・。」
「水色・・・・・・。」
僕の後ろから入ってきたダルキリが余計な事を言ったせいで僕までラーシャのゲンコツをくらった。
「なんで僕まで・・・・・・。」
僕は何も言ってないのに・・・・・・と涙目になりながら言うと、ダルキリがまた余計なことを言った。
「緑の髪と目だから緑かと思ってたんだよ!」
僕は慌ててダルキリの口を押さえたが、どうやら遅かったらしい。
二発目は一発目よりかなり強烈だった。
『っぅ~~~!!』
思わず耐え切れずにダルキリと同じような声をあげてしゃがみこんだ。
いや、もう声にすらならない。
まったく、なんでまだラーシャの下着の色を引きずるんだよ!?
確かに僕もなんとなく黄緑とか緑なのかなぁ・・・・・・とは思ったことあるけどね!?
「もう、出てけ!変態二名!」
「だからどうして僕まで!」
「あら、あなたはこれで二度目よ!ちゃんと反省してるの!?」
うぐっ、許してもらえたわけじゃないのか・・・・・・。
あの、宿屋での事・・・・・・でもあれもこれも事故みたいなものじゃないか・・・・・・。
「え!?」
ダルキリが驚いて僕を見る。
むしろ楽しんでいるような目だ。
何をしたの?みたいな。
ダルキリ・・・・・・本心がただもれしてるよ。
「だから・・・・・・ゴメンって・・・・・・。」
ちらりとラーシャを見る。
やっぱりスレンダーだなぁ。
鍛えてるのかなぁ・・・・・・スタイルはいいと思うけど・・・・・・。
って、僕は何を考えてるんだろう!これじゃ本当に変態って言われてもおかしくないじゃないか!
「いい!?レディーがいる部屋は必ず入る前にノックする事!これ基本よ!?」
ドサッとベッドの上に座り、肩の髪の毛を後ろに振り払うラーシャ。
うっ・・・・・・また見てはならぬ物が・・・・・・。
ひらりと見えたけどあえて見えなかったフリで床に座り続ける。
「お・・・・・・。」
何か言おうとしたダルキリの口をふさぐことに今度は成功し、ラーシャに怒られずにすんだ。
ラーシャはふぅっと息を吐き出すと僕らを見た。
「で、用件は何?」
作「これって、微性的に入るよなぁ……?R15指定になるのかなぁ?」
イ「お願いだからやめて……これ以上僕の寿命を削らないで……。」
作「うん、別に作者も性的にするつもりはちっともなかったんだ……ただ、笑いが取れるところがあるといいなぁって思って、お約束になりそうな部分を作っただけなんだよ……。」
ラ「もう!もう!もう!これじゃ深夜放送のアニメじゃない!」
作「あれ?深夜放送のアニメ、知ってるの?」
ラ「う……以前あなたの部屋にあったテレビとか言うので見たのよ。」
作「へぇ、じゃあもっとひどかったでしょ?たしか狙ったようなそういった表情かあったはずだし。」
ラ「あんなの!お約束にしないでよ!?」
作「しないつもりだけど……。」
ダ←ダルキリ「だぁぁぁああ!!俺も登場してきたのにまだ呼んでもらえないわけ!?」
作「あ……ごめん……忘れてたわ……。」
ダ「ひでぇ!!」
作「ごめんごめん、ついつい忘れるんだって……やっぱこの小説はR15なのか?」
ダ「しらねーよ!だいたいそのR15ってのはどこまでがOkで、どこまでがNGなんだよ!?」
作「うむ……調べてくる……。」
ダ「いってらっしゃい。」
(数分後)
ラ「遅いわね……。」
イ「遅いね……。」
ダ「遅いな……。」
ラ「どっかで迷ってんじゃないの?あの方向音痴作者は……。」
イ「え!?迷うとかあるの!?」
ダ「どんだけ遠くまで行ってんだよ!」
ラ「やーね、例えじゃない。二人して本気にしないでよ。」
ダ「ここら辺とかもカットすればいいのに……キャラに暴走させて、作者はなにやってるんだろな。」
ラ「知らないわよ。」
イ「あ、戻ってきた!」
作「うむ、調べてきた。どうやらR15というのは、日本における映画の年齢制限で、15歳未満禁止を意味するらしい(Wiki参照)ちなみに、PG-12
12才未満(小学生以下)の方の観覧には適していない部分があります。なるべく親、または保護者が同伴してください。
※PG=Parental Guidance(親の指導)、の略です。
R-15
15才未満および中学生以下の方の観覧には適しておりませんので、ご覧になれません。
※R=Restricted(制限される)、の略です。
R-18
18才未満の方の観覧には適しておりませんので、ご覧になれません。
※R=Restricted(制限される)、の略です。
というのも存在した。これはヤフー質問者に対する回答参照。↓
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q138372743
そしてさらに、15歳未満(中学生以下)の鑑賞には不適切な表現が含まれるものには、入場を禁止する。1998年5月以前のR指定を改定。PG-12に加え、いじめ描写も審査の対象になる。
2009年5月以降はR15+へと改定。
ということで、これははてなキーワード参照。↓
http://d.hatena.ne.jp/keyword/R-15
どうやらこの小説はそこまでR15ではないが、R15指定にしたほうがよさそうな小説であり、いじめなどの描写は含まれていないが確実にPG-12であることはわかった。」
ラ&ダ『長……!』
イ「へぇ……でも、R15っていうのにしたらPG-12なのは当たり前どころか、12歳も、15歳以下は見れなくなるんじゃ?」
作「まぁそうなるであろう小説だから、怪しいものにはさっさとタグをつけちゃえ!って話だよね!」
イ「へぇ……。」
作「ああ……今まで書いたことない小説をお約束とかありきたりとかでも入れて書いていこうと思ってただけなんだけど……まぁいっか。」
イ「いいの?」
作「いいのだ!どうせR15は多少これと似た感じの書いてるしね。では、今回はここでおしまい……」
ダ「次回は俺も忘れずに出してくれよ!?」
作「こら、割り込むな……はいはい。わかったから。じゃあ、また次回お会いしましょう!」




