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ドラゴン族の長老

おれたちが見つけた扉はドラゴン族の世界とつながっていた。

おれたちはしばらく驚いていた。


「もういいか?」

「え?」


そうだった、ドラゴンの女の子に話かけられていたのだった。


「ああ、ごめん」

「いま、忘れていただろう」

「い、いやそんなことないよ……はっはっはっ」

「まあ、いいや。ところでおまえたちは何者だ?」

「おれたちは水上の都市からやってきたんだ」

「水上の都市?」

「ああ、建物すべてが水の上にある世界だ」

「それは泳げないと大変だな~」

「まあ、そうだな」


普通に話ができているようだ。

ナイルとナターシャも安心しているようだ。


「この扉からきたのか?」

「ああ」


ドラゴンの女の子が扉をのぞき込んだ。

すると、水の中に顔をつっこんだ状態になり息ができなくなり溺れかけた。


ぶわぁぶわぁ……。

手をばたつかせている。


「おい、大丈夫か?」


おれたちは慌てて、その女の子をひっぱった。


ぶはっ……。

はぁはぁ……。

く、苦しい……。

溺れた……はぁ。


「大丈夫か?」

「死ぬところだった」

「境界線があるみたいで、扉の向こうは水の中だから気をつけて」

「それを早くいって~」

「ああ、ごめん」


せっかちな女の子だな~


「ところで、なにしにきたのだ?」

「いま、水上の都市の水量が増えているのか都市が沈んでいるのかわからないが異常が起きているんだ。となりの都市にいって何か知らないか情報を集めていたところなんだ」

「そうか、なら長老ならわかるかも……」

「長老?」

「ああ、あの塔の頂上にいるから案内してあげるよ」

「いいのか?」

「うん、ついておいで」

「あの、きみ名前は?」

「わたしは、ハドリア」

「ハドリア、よろしくな」

「ああ、お前は?」

「アオイだ」


ハドリアはナイルの方をみた。


「わたしはナイル」


そして、ナターシャの方をみた。


「わたしはナターシャです」


おれたちは、ハドリアに案内してもらって塔の頂上の長老のもとへと向かった。

歩いて向かった。

そして、塔の下にきた。


「ここを登っていく」

「歩いてか?」

「そうだ、ほかにどうやって登るんだ?」


おれは、この世界でも空飛ぶバイクとかだせるのか気になった。

おれはナターシャにバイクをだせるかきいた。


「ナターシャ、バイク出せるか?」

「やってみます」


ナターシャは画面をだしてバイクを出した。


「おぅ! だせるんだな」

「わぁ! なんだこれは?」


ハドリアはかなり驚いていた。


「これはバイクだ」

「バイク?」

「空を飛ぶんだ」

「え? 空をとぶのか? まさか、そんなことできるはずがない」


ハドリアは疑っていた。


「ナイルはバイクを出してハドリアを乗せてくれ」

「わかった」


おれはナターシャの後ろに乗った。


「ハドリア、ナイルの後ろに乗ってみろ」

「うん」


ハドリアは恐る恐る乗った。


「ちゃんとナイルにつかまっているんだぞ」

「うん」


ハドリアはナイルにしっかりとつかまっていた。


「よし、塔の頂上まで行こう」

「「はい」」


おれたちは塔の頂上に向かってバイクを走らせた。

ハドリアはかなり驚いていたが、とても喜んでいた。


「すごい、すごい。 これは気持ちがいいな」


ハドリアは足をゆらゆらゆらして喜んでいた。


「ハドリア、どこから入れる?」

「あっ、ここです」


小さな扉があった。

おれたちは扉の前でバイクを降りた。


「バイクはすごいな、塔の頂上まであっという間にこれた」

「そうだろ」


頂上まで歩いていたらどのくらいかかるだろう。

バイクがあってよかった。


「アオイ、こっちに長老がいるはず」


ハドリアが小さな扉をあけた。

ハドリアは頭を下げながら扉をくぐった。

おれたちはハドリアについていった。


「なんでこんなに扉が小さいんだ?」

「この塔の頂上までくるやつはいないからだろ」

「そうなのか?」

「まあな」


中に入ると塔の中央には螺旋階段があった。

歩いてきたらここにでるのか~

入ってきた扉と反対側にあった扉を開けた。


トントン!


「長老、いる?」

「はい、今あけます」


なんか思っていたより声が若い気がした。

しかも、女の子の声だった。


「はい」


部屋から出てきたのは可愛い女の子だった。

そして、すこし小さめだった。

でも、ドラゴン族のようだ。

だって、しっぽがドラゴンだからだ。


「どなたですか?」

「あっはい、わたしはとなりの都市からきましたアオイと申します」

「となりの都市?」


首をかしげていた。


「となりの都市とは炎の都市ですか? それとも水上の都市ですか?」


え? 

知ってる?

この長老若いのに只者ではないな。

こう見えて、若くないのかも……。


「水上の都市です」

「ど、どうやってきた?」

「水上の都市をご存じですか?」

「まあ、昔は行き来してたからね……」

「そっそうなんですか?」

「まあな」


むかしは行き来していたのか……。

水没してからこれなくなったのか?


「わたしたちの水上の都市でまた水の量が増えてきました」

「それは……」

「また、水没の危機ではないかと調査しておりました」

「そうでしたか」

「となりの都市に伺ってなにか知らないかと思い、今回お邪魔いたしました」

「はい、わかりました」


わかりましたってなにか知っているのか?


「炎の都市でトラブルがあったと聞きました。そのせいではないでしょうか」

「そうなんですか?」

「おそらく……」

「炎の都市のトラブルはご存じですか?」

「まあ……」

「教えていただけますか?」

「いいでしょう、それは……」

「それは……?」


「アオイさん! 自分の目で確かめますか?」

「はっはい、炎の都市にいけるんですか?」

「はい、今から案内いたします」

「はい、お願いします」


もう一つのとなりの都市にも行けるなんてラッキーだ。

炎の都市とはどんなところだろう。

どうやっていくのだろう。


「ところで長老さん!」

「その、長老さんってやめてくれないか?」

「では、なんと呼べば?」

「わたしは、キルというんだ。だからキルとよんでくれ」

「わかった、じゃあキル」

「おぅ! いいな~」


キルは照れながらも喜んでいた。

まるで、少女のようなかわいらしい笑顔だった。


「キル! どうやって炎の都市に行くんだ?」

「どうやってって、となりの都市につながる扉があるだろ」


やっぱり、扉があるのか~

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