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あなたが彼女になるなんて私が許さない  作者: です。まっすん
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1 目覚めの朝

はじめまして?なです。まっすんです


この物語は私がなろうから失踪する直前に書いていたものになります。

なんと2年前の作品になります。

年をとってしまった......そんな思いで発掘したこのアカウント。そしてこの作品。

つたない文章&誤字脱字だらけかもしれませんが。

皆さんの人生、日々の彩りとなる作品になることを願って。


 爽やかな5月の風がドアの隙間から吹き込む。温かみお帯びた風は体を伝い朝であることを感じさせる。




 体を起こしても気怠い感情は拭えず、もう一度寝ようとする私を制止するうように目覚ましが鳴る。


時計は6:30を指し、自分を急かすように鳥がさえずる。


 隣のベットを見ると、丁寧に畳んである。彼女はもう起きているようだ。


壁に手を添えゆっくりと階段を降りると高校の制服に身を包み、朝食を食べる彼女と弁当を作っている母の姿があった。


 「おはよ」とあくび交じりの挨拶をすると、二人も「おはよう」と私に返す。




椅子に座ると母が私の前に朝食を置く、バターが塗ってある食パンである。私が食べ始めた頃には彼女は「ごちそうさま」と言いリビングから去って行った。




 私も朝食を食べ終わり、洗面所に向うと彼女が髪を結っていた。隣に行き、鏡を見る




 そこには鏡に映る私の顔と瓜二つの彼女の顔があった。




 そう、私たちは双子だ。


母親の胎内にいる頃から一緒で、人生で一番付き合いの長い相手


私を一番 知っていて、一番の理解者でもある彼女は自分より身長が高く髪が長い。


胸の厚さを見ても「双子です。」と言えないほどの差がある。理不尽な世の中である。


同じ生活をして、同じように食事や行動をしてもこれほど差が生まれていることに正直自分でも驚いている。




 そんな彼女は髪を結び終わり洗面所を出ていくときに自分の頭部をポンポンと触り「美咲~学校にいってくるよ~。」と私に言う。いちいちスキンシップが過ぎる片割れである。


そんな彼女に私は「美貴、そんなことしてんなら早く学校に行って。」と言い頭部に添えられている手を払う。


冷ややかな私の対応に美貴は「はいはい」と顔に笑みを浮かべながら洗面所を去って行った。


 別に仲が悪いわけではないが美貴の謎の行動にはついていけない。




 歯を磨き終わり、洗面所を出たところで玄関から「行ってきまーす」と美貴のこえが聞こえた。母が「行ってらっしゃーい」とキッチンから声を上げる。




リビングに戻ると父が新聞を見ながら朝食をとっていた。そんな父に「おはよ」と声をかけ反応を待たずに二階の部へと向かう。




 私は薄手のパジャマを脱ぎ、美貴とは違う制服を着る。


私と美貴は実は別の高校に通っている。学力の差もあったがほかに色々と理由があり別の高校に現在は通っている。


どちらも普通科の学校であるが、美貴の方は進学校であり、ただの普通科高校に通っている私としては少し劣等感を感じる。


 だが、私が通う高校は勉強に追われたり「文武両道!!」とかいうスローガンを掲げる学校ではないのでその分、趣味や自分の好きなことに時間をかけられる。正直自分にぴったりの学校だと思う。




 制服を着た私はベットに置いてある私のスマホを手に取る。ディスプレイに表示されているバッテリーは14%だと書いてあり昨日寝落ちしてしまった私に後悔する。


しかし、私にはもいモバイルバッテリーというものがある、充電に困らないのだ。


スマホに接続し電源ボタンを押すが表示されたランプは赤、モバイルバッテリーの中は空だった。


これまた私は後悔するが、諦めてスマホ制服のポケットにしまう。




 私はカバンを拾うと一階まで降り、リビングへ向かう


 リビングに戻ると父が「おはよう」とさっきの挨拶を返してきたが無視をする。私は母が作った弁当をカバンに詰めようとカバンを開けると母が、「そのカバン、美貴のじゃない?」と、言う。


私はカバンについているストラップを見る。カバンの側面には可愛い熊のストラップとピンクのハートをモチーフとしたキーホルダーが付いていた。




 目の前が真っ暗になる。このカバンは美貴のものである。


「まじで、、、。」と動揺が口から漏れる。


私はスマホをポケットから取り出し、美貴に電話をかけるが彼女が自転車で登校していることを思い出し、通話を切る。


 美貴は前に「教科書とかは学校に置いてある~」とか言っていたので美貴は私のカバンを持って行っても問題ないと思うが、私は教科書なども家にいちいち持って帰ってきているので、このままでは教科書がない状態で授業を受けることになる。非常にまずい。冗談抜きでまずい。


だが不幸中の幸いなのか今日は課題の提出はない。


 私が顔を青くして思考停止しているが如く固まっていると母が「やっぱり、同じカバンにしたのはいけなっかたわ~」と頬にてを当て笑みを浮かべながら呟く。


 いや、笑えないマジで。


私は美貴に「カバン、間違えてるケド!!どうしてくれるの!ι(`ロ´)ノ」とメッセージを送るがもちろん既読にはならない。


 私はノートも取られたので仕方なく二階から余っているルーズリーフを取ってくると美貴のカバンを持ってふらつきながら玄関へと向かう。




 田園に囲まれたザ・田舎な駅まで来て財布を取り出し、自動改札まで来た、駅舎古いのに自動改札があいかわらず違和感しかない。もちろんカバンには美貴の財布しか入っておらず、定期も入っていない。わざわざ切符を買う羽目になってしまった。




一日が始まったばかりなのについていない日だと思ってしまう



次話の前書きにてキャラ紹介いたします!

評価やコメントお待ちしています!

次話は明日投稿です!ストックが有る限り毎日出します!

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