言霊
昨日、勘解由小路と喧嘩別れのような別れ方をしてしまったことについて
俺はかなり悩んでいた。そもそも、アイツとは昨日を合わせて三回しか
話したことのない他人と言って差し支えのない間柄な訳だが。
だからこそ、後味の悪い別れ方をしたことが心残りになっているのだ。
同じマンションなのだから、登校中に会うことが出来るかもしれない。
そしたら、素直に昨日のことを謝ろう。
「......あれは」
俺は自分が歩いていると通学路の位置から推定100メートル程の
地点に目的の少女を見つけた。やはり、何時も意識していなかった
だけで探せば居るようだ......何か、アイツを動物か何かみたいに
思っているような感想だが。
俺は少し、歩くスピードを早めて勘解由小路へと近付いた。
このままのスピードで進めば、追い付くことが出来るだろう。
そして、俺の考えが事実だということを証明するかのように勘解由小路の
背中は着実に俺へと迫ってきていた。
俺が勘解由小路へと更に近付くと、俺の存在に気付いたらしく
彼女は後ろを振り向く。
「・・・・」
そして、俺の姿を視認した瞬間、明らかに面倒臭そうな顔をすると
まだ話し掛けてもいない俺を無視して彼女は足早に学校へと
向かっていった。
――――――日本には古来より『言霊』という言葉がある。
『言魂』とも書き、一般的には言葉に宿るとされている力のことを言う。
俺はこの時初めてその力を思い知った。彼女自身何処か饒舌では
無いところをコンプレックスに感じている節があり、それを
俺も何と無く理解していながら、昨日の発言をしたのだ。
彼女の無感情で淡々とした言葉で『お前とは帰りたくない』
と、伝えられたことに少し、苛立ってしまった。冷静に考えれば
友達でも、知人でさえ無いような俺と一緒に帰りたくないというのは
当たり前の反応だというのに。どちらにせよ、彼女を走って追いかける
勇気は俺には無かった。
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昼休み。無駄に長いだけの、存在理由がわからない休憩時間。
何時もなら、ダラダラと時間を無為に過ごすのだが今日はやらなくては
ならないことがある。一昨日、初めてアイツと会ったのも昼休みだったか。
最早、アイツともこれから関わることは無さそうだが、やっぱり
謝罪だけはしておきたい。
しかし、わざわざクラスまで行って呼び出して謝るのも何か違う気がする。
やはり、一番理想的なのはさりげなく近づいてナチュラルに謝罪を
成し遂げることだ。都合良く廊下等を歩いていないだろうか。
そう思い、教室の窓から廊下側を見るとなんということだろうか。
其処にはご都合主義さながらのタイミングで廊下を歩いている
勘解由小路が居た。給食係で食器を返してきた帰りだろうか。
理由は兎も角、勘解由小路が廊下を歩いているなら好都合だ。
俺は席を立つと、教室の扉を開けて勘解由小路のところへと
向かっていった。すると、またしても彼女は俺に気づくと俺から
逃げるかのように自分の教室へと入って行ってしまった。
......これは相当嫌われてしまったようだ。自業自得といえば
自業自得なのだが。彼処まで、分かりやすく拒絶されると
心に来るものがある。それも、彼女が他の連中のように俺を
遊びで無視したり、菌扱いしているわけでは無いのだから尚更だ。
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それから彼女に謝れないまま1週間以上の月日が経った。
色々と勘解由小路と出会う機会は会ったのだが、そのいずれも
話しかけることさえ出来ずに逃げられてしまった。此処まで来たら
逆に謝る方が彼女にとって迷惑になるのでは、と思えて来てしまう。
授業が全て終わると、俺は誰よりも早く教室を出て横の組......3組の様子を
確認する。やった、遂にやった。何時もなら俺の組よりも彼女の3組の方が
解散が早いため、どう足掻いても放課後は彼女に会うことが出来なかったのだ。
しかし、何やら今日は問題を起こした児童が教師に叱責されていたのが理由で
まだ解散はしていないようだ。
つまり、教室の前で待っていれば確実にアイツに会える。
......段々、自分がストーカーか何かではないのかと思えてきた。
友達の居ない俺は、勿論他のクラスの者を待つという行為をしたことが
無かったため、この状況は中々に中々に新鮮だ。
「え、待って。あれ、上里誰待ってんの!?」
その光景は周りから見ても、やはり新鮮だったらしく何人かで歩いていた
女子の一人が、俺を指さしてそう言っている。その話題で少しの間
盛り上がったみたいだったが直ぐに何処かへと行ったので安心した。
俺が待っていた相手が勘解由小路だった、なんてことをああいった連中に
知られるとロクなことが無い。
『さようなら』大きな声が聞こえると、3組の扉が開き、一斉に児童達が
走って外へと出てき始めた。俺は必死にその中から勘解由小路を探す.....居たれ
俺の目線の先には何人もの児童に押されながらゆっくりと扉の外へと出てくる
勘解由小路の姿があった。
最早、恒例行事のように俺の姿を目に捉えると彼女は早歩きで
逃げていく......もう、知るか。俺はヤケクソのように逃げる彼女を追いかけた。
何せ人ゴミの中に消えていくので、直ぐに見失いそうになる。俺はその人ゴミを
掻き分けながら必死に追いかけた。
しかし、階段を降りていると別の階から合流してくる他学年も人ゴミの一部に
なり、何処かで勘解由小路を見失ってしまった。今回は靴を隠されることは
無かったらしく、急いで下駄箱まで行っても勘解由小路の姿は無い。
「確か......13番だよな」
俺はまだ校舎内に勘解由小路が居る可能性が捨てられないと思い
彼女の出席番号、13番の下駄箱を確認した。しかしながら、其処には
上靴しか存在せず、彼女がもう帰ってしまったということが分かった。
まだ、遠くへは行っていない筈だ。俺は急いで靴を履き替えると
生まれて初めてではないかというほど、頑張って走った。
脇腹がズキズギと鈍く痛む。その時、目の前に勘解由小路の背中を
発見した。
「はあ、はあ。ま、待ってくれ。勘解由小路.....」
俺は勘解由小路の横に並ぶ形で追い付くと、必死に懇願する。
「上里祐也......!?」
勘解由小路は、らしくない驚愕の声を上げた。
決して大きくはないが、その動揺ぶりは声のトーンで分かる。
「はあ......はあ......お願い、だから......待って」
体力なんて全くない癖に、身の程を弁えない速度で
走ったため息切れが酷い。
「待つから。一旦、落ち着いて」
暴れ馬をいなすように勘解由小路は優しく言った。
「はあ.....はあ」
「......何か、あった?」
彼女は心配するように言った。先程の優しい言い方といい
何故だか、今日の勘解由小路は何時もより暖かい。
「その.....この前のことなんだが」
俺は非常に居心地が悪そうに口を開いた。やはりいざとなると
気恥ずかしい。
「この前は.....冷徹女だとか、もう二度と会わないだとか.
色々と言って......すまなかった」
俺は周りに同級生や大人が歩いているというのに恥ずかしげもなく
大きく頭を下げた。もう、吹っ切れた。
「......え」
「だいぶ嫌われてしまったみたいでお前にずっと無視されてたから
中々謝れず、遅くなった。本当にすまんかった」
俺は誠心誠意、言いたいことを彼女に伝えた。
勘解由小路は許してくれるだろうか。
「......別に、嫌った覚えも無視した覚えもない」
「いやでも、お前明らかに俺を見たら逃げてただろ?」
そのせいで只の謝罪が1週間以上掛かってしまったのだ。
どう考えても、あれは明らかに俺を嫌って避けている風だったが。
「それは......貴方に嫌われたと思ってたから......。
なんというか、バツが悪くて避けていただけ」
かなり衝撃的なことを彼女は口にした。勘解由小路の言っている
ことが本当なら俺達は互いに嫌われたと思っていたのだ。
「じゃあ、何でこの前にあんなこと言ったんだ?
バツが悪くなるなら言わなければ......」
同じ趣旨の言葉でも、もう少し言葉を選べばこんなことに
なっていなかった筈だ。
「多分、私は貴方より酷い虐めを受けている......貴方が私に近付いたら
もっと貴方への虐めが酷いものになるかもしれない。だからわざと
嫌われようと思って、言った。だから......謝られるのは予想外」
勘解由小路は長い髪を弄くりながら、少し恥ずかしそうに言った。
「其処まで俺のことを考慮してくれているとは思っていなかった。
本当にすまん」
彼女が前から俺につっけんどんな態度で接していたのは全て俺の
ためだったのだと思うと、不意に罪悪感が沸いてきて俺を苛んだ。
「私こそ色々と面倒臭いことをしてごめんなさい......でも」
「でも?」
「私が虐められているのは事実。これからはあまり、近寄らないで」
『ふふ』と、勘解由小路は自嘲するかのように笑う。無表情で相変わらず
話し方は冷淡だが、一つ一つの言葉は前ほど鋭利では無いことからも、本当に
前までは彼女が俺に嫌われようと努力していたことが理解できた。
「それは......」
「今まで、何人か私が虐められていることを知りながらも私と関わりを
持ったり、私を助けようとした人が居た。でも、全員虐めの標的に
されてしまったから。私はその全員に嫌われて、縁を切った。
すると、その人達は虐めの標的にされなくなった」
俺が勘解由小路の要求に答えかねていると、そんな体験談を彼女は語った。
「貴方は別に、積極的に私へと近づいてきた訳じゃないけど
偶然、出会ったりしたらこれからも話し掛けたりしてきそうだった。
だから、前までの人達の様に貴方を突き放した。上手く貴方が私に怒って
喧嘩別れみたいになったからこれで終わったと思ったのに......」
彼女は何処か俺を責め立てるかのように言った。何だかとても、申し訳
ない気持ちになる。
「本当に......本当に、謝ってくるなんて予想外。
上里祐也のお人好しさを、舐めていた」
しかし、彼女からは本当に俺を責め立てて、陥れようとする意図は
全くもって感じられない。
「別に......お人好しなんかでは無いと思うが」
申し訳程度の抵抗というか、あまりに一方的に言われているので
少しだけでも彼女に反論してやろうと思い、俺はそう言った。
「全くの赤の他人のために、教科書を奪い返したり、一緒に
靴を探そうとする人間をお人好しじゃなくて、なんと言うの?
例え、気まぐれだったとしても凄く優しいと思うけど」
一体、俺は褒められているのだろうか。それとも責められているのだろうか。
「貴方は優しい。それも忌々しく、憎々しい程に......私としても
そんな貴方を意図せず傷付けるのは本意で無いの」
弱音を吐くかのように、しとろもどろと話す勘解由小路。
このまま、俺が彼女の言うことを聞いて互いに関与せず学校生活を
したらどうなるだろうか......俺は、何時もの日々に戻るだけとは思えない。
「だから、もう一度言う。これからは、私に近寄らないで。
話し掛けないで。私が何かをされていても、無視して」
彼女と俺は今でも親密に関わったりしている訳では無い。なんなら、顔と
名前を知っているだけの他人レベルの関係だ......それでも。
「......勘解由小路。改めて聞きたい。俺のこと、嫌いか?
近寄ってほしくない程に」
「何その面倒臭い男みたいな質問......何度も言ってるけど、別に
貴方が嫌いなんじゃなくて、貴方が不利益を被るかもしれないから
近寄って欲しくないだけ」
勘解由小路は不満そうにため息を吐きながら言った。
......偽善だなんて言わせはしない。善行をするつもりは微塵も
無いのだから。只、俺は今から純粋な願望を彼女に伝えようと思う。
「分かった。勘解由小路」
俺は気持ちを整えると、頷きながらそう言った。
「......うん」
コクリと相槌を打つ勘解由小路。その右目には寂寥感が宿って見えた。
「お前さえ迷惑じゃなければ、これからも仲良くしてくれ」
しかし、俺の放った言葉は全くの的外れな物だった。
「は?」
「いや、だから俺のことが嫌いな訳じゃないならこれからも宜しくと」
「......ごめんなさい。凄く何を言っているのか分からない」
俺の言葉は『ちょっと』ではなく、『凄く』理解し難い物だったらしい。
「別に改めてこれからは友達になって下さい、なんて言ってる訳じゃない。
家も近いんだから良き同級生としてこれからも付き合ってくれって感じだ」
「脈絡って、知ってる?」
「物事の一貫したつながり」
急に国語の問題を出題された。後、脈絡とか普通の小4に出す問題としては
少々、難易度高い気がする。
「そういうことじゃない」
「じゃあ、血管とかそっち方面の意味か?」
「だから......もう良い。普通に聞く。私に近寄らないでと
言っている傍からこれからも宜しくって、どういうつもり?」
勘解由小路は猜疑心を剥き出しにしたように言ってきた。
「どういうつもりも何も、さっき言ったぞ。近寄るなとは言っても
俺のことが嫌いな訳じゃないんだろ? それなら、俺は別に虐めとか
どうでも良いから、これからは良い関係を築けたら良いな、と」
「どうして、私のように取るに足らない人間と関係を築こうとするの?
確かに......貴方のことは嫌ってはいないけれど」
「取るに足らないって......少なくとも俺は今、お前と話していて
そんな風には思っていないぞ。寧ろ、面白い」
普通に波長が合う気がするし、退屈しないのは確かだ。
「面白い......って、私が?」
「お前以外誰が居るんだよ。面白いというか、何だろうな......話してて
飽きないというか、楽しい」
小っ恥ずかしいことを宣っている自覚は有るが、これだけは
伝えて起きたかった。
「・・・・」
「正直言って学校生活とか完全に俺は諦めてる。虐められる原因が俺に
有るのも分かってるが、改める気は無い」
虐められる原因とは、それすなわち俺の異質さである。休み時間に
本を読み、人と積極的に関わりを持とうとしない。他にも一人だけ周りと
価値観が違ったり、自覚はあまり無いのだが言葉使いが難しいらしい。
しかし、異質なだけで虐めに合うのは理不尽だと思うし俺はそんな
不合理を認め、受け止めて周りに倣った生き方をするつもりは更々無い。
「虐めが少し悪化したとしても、学校生活捨てて開き直っている俺には
痛くも痒くも無いんでな。それだったら人を貶めたり虐げたりしない
お前と少しだけでも、良好な関係でいられる方が良い」
それに、勘解由小路の何処か成熟しているような話し方や振る舞いを
見ていると、日頃周りよりも冷めているせいで周りから疎外されている
俺は何処と無く安堵を覚えるのだ。
「......嘘」
「偉く疑り深いな......本当だ、本当。イッツトゥルース。
何事も疑ってかかるのは良いことだが、疑心暗鬼過ぎると逆に見える物も
見えなかったりするぞ?」
と、言う俺もかなり猜疑的な人間なのだが。
「どうなっても責任、取らないから......」
「取って貰う筋合いが無いからな。というか、別にお前と俺が挨拶したりしてる
ところを見られたところで、一部の連中が一時期騒ぎ立てるだけで、そんな
大きなことにならないだろ。交際する訳じゃないんだから」
実際の虐めの現場なんてそんな物だ。実際虐めの張本人たちの殆どは
虐めている、という考えに至ることは少ない。何と無くその場のノリで煽り、
暴言を吐き、からかうのだ。流行りのような物が過ぎれば無くなることもある。
「......そこまで言うなら、分かった」
勘解由小路はそう言うと、またもや髪を触りながら俺に
「これから、宜しく。上里祐也」
と、機嫌良く告げた。
「おう、勘解由小路」
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「......ちょっと、トイレで首でも吊ってきて良い?」
「やめなさい。清掃係に迷惑が掛かるでしょう」
「うるっせえ! 今の俺の気持ち分かるか!? 恥ずかしいとかの
レベルじゃねえんだよ! やっぱりお外怖い!」
俺は何かの線が切れたかの様に叫んだ。
「ま、まあまあ祐也君。別に恥ずかしいところなんて何処にも
無かったから。あれ? 勘解由小路さんが自棄に静か、ってうわああ!
勘解由小路さんが恥ずかしさで悶絶して、廃人みたいになってるんだけど!?」
「......河の向こうでお父さんが手を振ってる」
「せ、先輩。勘解由小路先輩、見えちゃいけないものが見えてる
みたいなんですけど」
「知らねえ......って、お前の父親まだ生きてるだろ! 縁起でもない」
「あ、そうだった。お父さん、ごめん」
これも全部、宗里先生とかいう職務放棄の極悪教師が連絡を
してこないせいだ。許さん、絶対に許さん。
「・・・上里君、今の話。何処かで聞いたことが有るような......」
そうだね。まもまも。出会い以外は殆どこの前の君とのやり取りと
全く同じだったね。でも、あれも僕の完全な黒歴史みたいなものだから
触れないで貰えるかな?
「幻中。お願いだから、其処には触れないでくれ」
「・・・昔も今も変わらない、ということですか」
幻中の柔らかな表情が心を抉る。いやあ、中々に今回の昔話も
黒歴史感、満載であった。
「というか、二人とも小学四年生だよね? 会話のレベルとか
考えてることが高度過ぎない?」
確かに、あの頃の自分と今の自分。比べてみても変わったのは知識量と
学校で学んだ勉強の量くらいな気がする。
「そのせいで、周りから異物を見る目で見られて色々と
苦労しましたけどね」
「何故、過去形なの? 私は貴方のことを人道と理性常識と道徳から悖った
社会不適合者だとして見下しているわよ。現在進行形で」
現在進行形で、か。
「おい、幼馴染み。フォローしてくれ」
こういったとき、ラブコメでは主人公の良いところを良く知っている
幼馴染みが横に入ってくれるのが鉄板だ。
「祐也とは、精々6年の付き合い。幼馴染み認定はしてあげない」
今まで、コイツを幼馴染みと呼んで良いものなのか迷っていたが
本人に否定されてしまった。
「精々6年って十分多い気がするんだが」
小学生が入学して、卒業するくらいの期間だ。決して短くはない。
「本当の幼馴染みなら、互いのことを全て知っていないといけない。
私は祐也のこと、5割くらいしか知らない」
「いや、それ滅茶苦茶知ってない? 半分じゃん」
雪加のストーカー染みた発言に先輩が勢い良くツッコむ。
なんか、恐ろしくなってきたぞ......。
「名前、癖、生年月日、血液型、趣味、好きな食べ物、嫌いな食べ物
好きな動物、嫌いな動物、口癖、好きなタイプ、両親の名前、
両親の生年月日、性癖、好きなゲーム、好きなアニメ、好きな本
好きな声優、家の住所と前の家の住所、家の電話番号、車のナンバー
得意料理、弁当の具材別反応......ごめん、これくらいしか分からない」
「「「「・・・・」」」」
「あ、後4年生から高2までのクラスと出席番号、平熱と」
「もうやめろ」
空気が完全に静まり返って尚、指を折り続ける雪加の頭を軽く叩いた。
「痛い。祐也はヤンデレ属性嫌いじゃなかった筈.....痛い、叩かないで
分かった、ごめんなさい」
「マジでお前、見てみろ。皆、目が点になってるぞ」
「......コホン。先生からの連絡はまだだし気を取り直して話の
続き、話して貰えるかな?」
先輩はどうにか、凍った空気を元に戻すため軽く咳払いをしてそう言った。
「はい、了解致しました」
俺はその意図を汲み、直ぐに切り替える。
「祐也何で、そんなに張り切っているの?」
「お前が大紅蓮地獄よろしく、空気を凍らせたからだよ」
明けましておめでとうございます! いやあ2020年ですね!
当たり前ですが『前科部!』は2019年の4月からこの小説家になろうに
垂れ流され始めたので、年越しは始めてです! 今年も『前科部!』を宜しくお願いします!
そして、50話までに50ポイントの目標が間近になってきています!
ブックマークをしてくれた方、ありがとうございました!
この調子でどんどんポイントを貯めていきたいと思います!
......ということで、お年玉として少しでもこの小説に興味を持って
頂けたら、是非とも評価、ブクマ、感想お願い致します!




