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第参話+ 思惑

第参話+ 思惑


「お前が誰だかは知らない。しかし力量では俺が有利だ、寝首懸かれんなよ。」


奴隷の中の青年が富樫に野次を飛ばす。


「おいジゼル、新たな主人だぞ! すっすいませんうちの馬鹿が…あの、お名前は?」


奴隷の中の恐らく最年長であろう青年が野次を飛ばしたジゼルを叱った。


「俺は富樫紅葉で後ろでポカンとこっちを見てるのがエリゼだ。」

「あの、冒険者の方ですか?」

「それはうちに来てからわかる。」


富樫はみんなに期待を促した。


「嘘だ‼ 前の奴みたいに牢屋に閉じ込めるんだろ⁈」

「前の…」


富樫の顔は曇った。

平和慣れした日本で生きていた富樫は自分に失望した。

少しこの世界の本をかじっただけで情勢が解った気がしていたからだ。

けど現実は違っていた。

この奴隷たち六人を救っただけでいい気になっていた。

しかし富樫はそれを言葉にも顔にもできなかった。


「あぁ、三食風呂付きフカフカベットで眠れる牢屋を提供してやるぜ。」

「?」


一同は首を傾げた。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

富樫たち一行は皇城の西にある富樫の館に着いた。


「ここって…」

「まさかあんた…」

「皇帝っ!?」

「戴冠式は未だだけどね。」


富樫はそう言うとニヤリと笑った。


「マジですんませんでした。」


ジゼルが頭を下げた。

この時富樫はこう思った。


(ラノベとか金〇先生だとこういう類の奴って大体手こずるのにな~)

「いいよジゼル君、今日から君たちはみんな家族だ。」



番外編のような形で投稿いたしました。

今後も+を作っていこうかな…

もう十二月です一年もあとちょっと。投稿を始めてから一週間が経過いたしました。

皆さんのおかげです。

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