レゼーマ ~地球最後の革命~
こんにちは!ふるりです。
初めてSF小説を書きました。
辛口から甘口まで、色んなコメントを待っています。
至らぬ点もありますが、どうぞよろしくお願いします。
私こと赤羽 葉乃は長い長い坂道を走っている。
今日は3年間通う|〇〇《》高校の入学式だ。
本来なら余裕をもって学校に行く予定だったが、入学式が楽しみだった私はあまり寝付けず、夜遅くまで起きていた。案の定そんな状態で早起きなんて出来ず、私は慌ただしい朝を迎えていた。
「ちーこーくーすーるーっっ!」
本来なら期待と不安に胸を膨らませるはずの登校が、遅刻への焦りと遅刻の原因である昨日の自分への恨みに変わっていた。
家から10分ほど走って漸く学校に着いた。私は下駄箱で靴から上履きに履き替え、勢い良く廊下へと飛び出した。
教室のドアを勢い良く開けた。すると、開けたら冷ややかな視線を送られた。
ま、間に合わなかった…。
「遅れてすみません!」
「赤羽、遅いぞ。お前の席は窓側の一番前だからな。出席番号は1番だ。」
「は、はいぃ…。」
と言うと、皆に笑われた。最悪…。
そして、入学式が終わり、教室に戻る。
「自己紹介をするぞー。一番からな。」
えっ。自己紹介!?しかも、一番ってことは…。
私!?
私はすぐに立ち、自己紹介をする。
「あ、ああ、赤羽 葉乃です。よろしくお願いします!」
ちょっと戸惑ったけど、ぎりぎりセーフだよね。
そして、なんやかんやで、一日がおわる。
そして、翌日。
私はある場所に向かっている。そこは、戦闘訓練場。でも、そこはただの訓練場ではない。
そこは、実戦、つまり、戦争にも参加する戦闘部隊だった。
まぁ、それは『とても強かったら』という話なんだけどね。その先頭部隊には、五つのランクに分かれている。一級~五級で分かれていて、その各級にもさらに順位がある。
各級によって人数が違うが、平均五百二十人。私、赤羽 葉乃は、五級でなんと、五百三十一人中、四百四十七人だ。戦争に参加できるのは二級まで。私は、戦争に参加したことがない。
というか、さっきから、『戦争』というワードが気になってしょうがないと思う。
時は、西暦三千年。人間の人口百億人。ロボットの体数百億体。ロボットは、昔のような面影はなく、昔のようなザ・機械という感じではない。
人間のような肌色。透き通るような髪。美しく、整った顔。今のロボットは人間のようだ。今のロボットはとても可愛らしく、賢く、優秀。そんなロボット達は、そのロボットを作った製造者や、開発者や他の人間を嫌い、学校だけじゃなく、人間の属する学校や会社は、いじめが問題になっていた。それに激昂した人間達も、ロボットを嫌った。そして、ある時、人間達はある計画を立てた。