レベル上げてみる
少し歩くと何かが飛び出してきた
ロングソードを構えると小さい鬼のような生き物
レイは一定の距離を保ちつつ鑑定を使う
---鑑定結果---
名前:ゴブリン
レベル1
弱く鈍い魔物
初心者の冒険者達が最初に狩る
たまにユニーク(変異)種がいる場合がある
レイは鑑定結果を確認するとゴブリンへと駆けた
戦争で戦うために造られた彼女からすればなんと容易いことか
振り上げられた腕を持っていたロングソードで切り落とし、そのままの勢いでストレージボックスから取り出したショートソードで首を切り落とす
レイはゴブリンを倒すと身体に少し何かが溜まった感じがした
「???」
ステータスチエックで確認する
すると自分のレベルの横にパーセントが新しく表示されていた
「ふむふむ
って事はレベルが上がるのか
上げておけば何かと便利な気がする」
そう言うとレイのレベル上げが始まる
それから数時間レイはひたすらに魔物を狩り続けていた
魔物を倒すと稀にドロップするアイテムがありそれもそこそこ溜まっていった
銅貨や魔物の部位など売ればお金になったり素材と使えるものもいくつかあった
またレベル上げの時に
ゴブリンのユニーク種のゴブリンメイジ
ただ魔法を使うと言うだけで動きが遅いので気をつければ楽に倒せた
ウォルフは狼の魔物で素早く鋭い牙や爪での攻撃を仕掛けてきた
素早い動きに慣れるまで何度か攻撃を受けるものの慣れてきた後はただただ一方的に狩られるだけであった
もう一体出てきた魔物はオウルベア
3メートルほどの巨体を持ち初心者キラーと呼ばれているこのオウルベアであったがレイの素早い動きからくる攻撃で軽く葬られた
そしてこの魔物、食料にもなるし素材も落とす
狩れるようになるとこの魔物は稼ぐのにもってこいである