表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/18

Episode.1 女子高の男子

船橋みなみことunusuallyです。今回は気を引き締めて、キャラクターの性格を意識して書きます。描写のことも丁寧に書いていきます。読者の皆さん、ご指導ご鞭撻のほどお願い致します。

学校を動かすRPGが今、幕を開けようとしていた……

『Cologne Quest』コロンクエストである。


聖鳳高校2年の青山あおやま瑞季みずきは、学校で行われる地獄の祭典について何も知らされていなかった。

退屈そうに日々授業を受けていたそんなある時の話だ。副担任の坂宮芽依が、突然セミ人間となってしまった。彼女は23歳となる若い教師で、合法ロリと呼ばれる顔立ちであった。彼女は生徒から愛されているのでセミ人間になった時、印象を変えまいと授業を休んだ。


「芽依先生、セミになっちまったな。」クラスメイトの神原飛鳥かんばらあすかが瑞季に話しかける。

「飛鳥、どうやって救えばいいんだろう。坂宮先生のこと。」瑞季は本気になって考えていた。蝉の地上での命は、約7日。坂宮先生も7日で死に至るのかもしれないと、ただ可愛いだけではなく若いけども教え方が上手な先生なので失いたくないと思っていた。

「お二人さん、どうしたんだい?こんなところで。」イケメン男子とクラスでも評判の宮代みやしろ叶音かなとが話し掛けてきた。

「どうしたもこうしたも。坂宮先生のことだよ。どうすればいいのか。分からなくて。」瑞季は、叶音に返答した。

「誰かが王子様にならないといけないだろうね。魔法に掛けられたお姫様を救うためには。」趣味で作詞をしたりするイケメンなので、趣のある応え方をした。彼は少しナルシストである。

「魔法か……そんな事は無いから多分薬の影響か。蝉化したのは。」飛鳥が冷静に判断する。

「まぁ、そんな事を考えていても意味が無いからな。時が解決してくれるさ。きっと。」叶音は、悠長に考えすぎていた。


次の日の朝、スマートフォンにメッセージが送られていた。『今週の日曜日まで、臨時休校となります。女子生徒の皆さんは自宅学習をして下さい。男子生徒の皆さんは、所定の場所に調査の手伝いの為に登校して下さい。担当場所:青山瑞季君 体育館 聖鳳高校情報システム課』

悪魔の祭典が始まったのである。















キャラクター紹介。


青山あおやま瑞季みずき

性別は男である。性同一性障害ではないが、男としての責任を果たせるかと自信が無い。周りの男子から、男っぽくないと中学生のころ散々に虐められた過去がある。そんな男から逃げるために、ほぼ女子高である聖鳳学園付属高等学校の共学化一期生になることにした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ