第6話チュートリアル2(中中編)
魔道具屋に着きました。
「いらっしゃいませー初めてのお客様ですね?
当店のご利用方法を説明致しましょうか?」
「お願いします」
「当店は、この絨毯のように魔力を込めることによって使える道具を扱っています」
じゅ、絨毯が浮きました……
「さらに、この杖のように伸び縮みする術式も売っています。値段は高いですが、人気の品です。魔法や魔術が使えない人のための道具もあります。ご覧になりますか?」
「いえ、平気です」
((・д・)チッ)
「おい、和也こいつ俺たちに高いもの買わせて、奴隷に落とそうとしてるぜ」
「そんな事ありませんよ?」
「店長、俺は読心のスキルを持ってるんだよ?分かる?」
「はっ!それがどうした?俺に勝てるとでも?」
「ついに本性表したな!」
「いや、もう知ってたから」
「あ、そうだった。だが俺たちに勝てるのかな?こっちは二刀流も持ってるんだぜ?」
「おぉ!さらに値段が上がるぜ!」
……スッ
「店長……死にますか?」
今の状況を説明すると、僕が剣を店長?の首に当ててます。剣術Lv.8のアーツ『疾風斬』です。
「……(ガクガクブルブル」
「聞いてんのか?おい!」
「こいつ、もうダメだ。精神が崩壊してる」
「弱すぎないか?そこらのモンスターの方が強いぞ」
「まぁ、いいじゃないか。この店のもの全部取るぞ?」
「それ、泥棒じゃね?」
「ちゃんとビデオも取ったし、賠償金としてでいいだろ?」
「まぁ、そうだな」
「ん?生き返ってるぞ?」
「お前らの名前は聞いたからな!衛兵に言ってやる!」
「あ、はい」
「俺たちの名前はあれじゃないぜ?んじゃ、またな」
少々口が悪くなってしまいました。
感情が昂ると、こうなってしまうのは僕の悪い癖ですね。
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ふぅ、アイテムボックスが無限でよかったです。
(課金で無限にできる)
……広場にはつきましたが、妹はどこでしょう?
「ラムダ、あの娘じゃない?」
「お、ほんとだ」
「おーい!お兄ちゃん!」
「さっきぶり〜」
「こんにちは、健太さん」
「こん〜」
「あっちで、お父さんとお母さんが待ってるから行こ」
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ケンは、用事があるらしいのでリアルに帰りました。
さて、これから何をするのかな?
「まずは、みんなのステータスを見ようか」
「それがいいわね」
「私そんな強くないよ?」
「遂に俺の強さを証明する時が来たか……!!」
おっといけない。別人格が発動しちゃった。
「相変わらず中二病だな、お前は」
「僕は中二病じゃないよ。父さん」
「そんなことより、ステータスよ!」
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父さん:松本壮馬
母さん:松本摩利
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次回に続く
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