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自己紹介

紹介の話。

 さて俺は何から話そうか。お相手は国のトップに教会神殿のトップで最終面接もびっくりの話だ。

 フッーと一息、流れは決まった。俺自身がどのようなところから来てどのような事をしているかでいこう。


「先ほどもご紹介致しました通りですが、私の名前は童子切(ドウジギリ) 安綱(ヤスツナ)と申します。歳は25才。大変申し訳ございませんが前提と致しましてご存知無い単語が出てきますが、その際は都度ご確認頂けばと思います。」

 ここで一呼吸だ。召喚理由をいきなり聞いても理解や知識外のキーワードが出ると話が飲み込めなくなってしまうから。


 デール国王、コット司教、そしてラルゴと目を合わせるように首を動かす。

「まず、わたくしの出身国は"日本"という四方を周りが海に囲まれた島国です。暦の上では12ヶ月で1年となり、四季、春・夏・秋・冬が存在します。主に輸入貿易が収入です。」


 全体についてザラッと述べ、そこで何か尋ねたいことがある表情かどうか一瞥。無しと捉え続きを話す。

「島国と言いましても科学の進歩により船はもちろん、陸、海、空の移動手段も大変便利なことに快適です。」

 2者の目がより開く。興味があるの種があったようだ。


「科学とはなんでしょう。」

 まずはコット司教からの問いだ。がんばれ俺wiki。

「はい。科学とは広義の意味では各分野の知識や経験の総称をさしております。そうですね……。ある事柄やこの現象はなんだろうを、学問や経験に基づいて突き詰めてその事象を理解できる形に表すことです。例えばランプ。この世界ではランプの燃料はなんですか?」

コット司教に例を提示する事にする。

油脂(じゅし)蜜蝋(みつろう)です。」

「では、なぜそれらが明るく燃えるかに繋がります。燃焼と呼ばれる条件には、『可燃性物質』、『酸素』、『温度』が必要です。では次に明るくなるのは何故か。など、各事象を研究し使えるようにまたは進化させてもっと便利にという事です。」

「ふむ。それは素晴らしい。ランプ1つただ燃えたから使っているだけではなく何故できるかを追求するか……。」

 ランプを設置するくらいだ。電気の仕組みなどないだろう。

 コット司教から、ありがとうございますをいただき2者を見る。

 ラルゴが凄いキラキラした目を向けているのがわかるよう。

「はい!」

 片手をピッと上げ質問スタイルをとるラルゴのほのぼの動作に緩んだ。いやいや止めるんだラルゴよ俺の顔がにやけてるぞ。

 

「空の移動ってなに!?まさかヤスツナの世界の人は翼があるの?」

 やはり空についてか。

「もちろん人間には翼は無い。」

「うん?」

「だが!空を飛んで移動できる。」

ガッ!っと楽しい授業のように抑揚つけて言う。


 好機を疑問が混ざった顔をしている。もったいぶった言い方がちょっと楽しいな。

「飛行機と呼ばれる乗り物を使って飛ぶんだ。しかも数百人を乗せてな。」

「す、すご「なんとそのような事が可能なのか!」いね。」

 ラルゴとやり取りにコット司教が身を乗り出して入り込んだ。おいおいこっちもキラキラし始めてるぞ。

「あ、あぁ申し訳ございません。年甲斐も無く。」

「いえ。といいましても100年くらいの研究の末です。私自身などは『飛行機は空を飛ぶ物』という認識程度です。厳密にお話はできません。」

「そ、そうか。」

コット司教の沈んだ。落胆させてしまったのだろうと思い妙案。

「そうだ、紙はございませんか?」

 コット司教は助祭を呼び数枚の用紙をもってこさせる。


「私が子供の頃、折り紙で遊びました。」

 そう言いつつ俺は1枚手に取り紙飛行機を折る。各々は不思議そうな目で各々手元を見ている。

「ラルゴ君、ここを掴んで向こうに軽く放り投げてみて。」

「はい!」

 スッと放たれてた小さな紙飛行機は放物線を描きゆっくり滑空する。

 ラルゴとコット司教は感嘆の声を出した。

「すばらしい・・・奇跡か。」

「わーー!!凄い凄い!」


 俺は補足を行う。

「想像で留め置いて欲しいのですが、このような感じで空を移動します。紙を大きくしても落ちるだけで長く飛びません。重力・風力・推進力などがありこれもまた科学です。」「これはこれは恐れ入りました。理解の範疇を超えておりますが、我々も巡礼など旅をします。近頃は歳のせいもあり馬車は億劫なところがありましてな。神のお力で鳥になれればとなど思ったこともあります。」

「ボクです。」

「はっはっは。」

 ラルゴとコット司教の好感度が上がってなによりだと思い自身についてかと思案する。

 紙飛行機を取りに行ったラルゴの着席を待ってから続きを始める。

「私の会社勤めです。仕事内容は依頼があれば出向き、請負いました依頼をこなす事をしております。」

「はいヤスツナ。カイシャってなあに?」

 上機嫌のラルゴの問いだ。

「うーん、組合……なんて言えばいいんだろ。(おさ)がいて各幹部がいて各部下着いているで伝わるかな。」

「ふーん。ギルドみたいだね。」

 なるほどギルドか。中世っぽいなと思う。

「そう、そんな感じかな。」

 これについては厳密には違うのかもしれないが似たもんだろうという事にして、今までどんなことをしていたか話した。失敗談は語らない。印象悪くなるからな。


 以上ですと話終えてしばしの沈黙の後にデール国王。

「ふむ。面白い事を聞けたな。」

 緊張したので心で息をつく。

「まったくですな。」

「おもしろい世界だねヤスツナの世界って。」


 ソファーに腰を降ろしさて次はラルゴの番かとスタンバイ。

「ではエクス様。」

 俺のような感じで進めて大丈夫だとラルゴに声をかける頷くラルゴ。

「エクス=ラルゴ。今年で8才となりました。父のような剣士を目指しております。ボクの国はフェルディーナといい美しい森に囲まれた小国です。」

 うんうんと俺は相槌。


「ボク達の世界は悪魔獣<<デモネーダー>>という悪魔つきの獣がいます。それらから町や村を守る為、フィル=ハルト女王陛下より与えられたデモンワートの称号をもつ人達がいます。」

 出たな悪魔獣にデモンワートという職業戦士。

「デモンワートとは獣狩りのことで、活躍するにつれ神人様より神装<<ヴァステリオン>>を授かります。ボクの持っているこれです。」

 立てかけている剣を持ち見せる。

「これは父上から拝借しておりますゆえ本来の力はありません。」


「お父君は小剣がお得意なのですか?」

 コット司教の問い。

「いえヴァステリオンには能力があり持つ者の格好に合わせて変化します。ボクが持つと今のところ小剣がちょうどになるみたいです。」

「興味をそそられる。わしも持ってもよかろうか。」

デール国王が尋ねる。はい。とラルゴが渡す。

すると見事な――大きな剣に変わった。飾りのない無骨でデカい。バスタードソードという分類だろうか。

「ははは。さすが猛虎王の二つ名を持つ陛下ですな。」

 コット司教がとんでもないことを言った。

 やはりというか好戦的な王様のようだ。よく見るとムキムキに近いじゃないか。

「この大きさではあるが片手で持てるほど軽いな。」

 マジか。本来両手で持つ武器を片手で振り回すとか反則だろと思ってみるがあれがヴァステリオンの力のなのだろう。

「欲しいところではある――。」

「えっ!?だ、ダメです。それでは父上に叱られてしまいます……。」

 ラルゴが涙声で焦っている。

「――が、本来の力をわしが扱えぬのでは宝の持ち腐れよ。すまぬな。」

 ヴァステリオンをラルゴに返す。大事そうに抱えるラルゴは安堵の表情だ。

「陛下、いじわるですぞ。」

 コット司教にたしなめられたデール国王。言葉でバッサリ切り捨てず子供とコミュニケーションをとっているのを見るに慣れているのだろう。


 それはそうと俺も実は興味がわいている。

「俺が持つと変わるんだろうか。ちょっと持たせてもらってもいいか?大丈夫返すよ」

「うん。いいよ。」

 しかし、俺が手にとっても小剣から変化せず。

「変わらないな。俺もこのサイズがいいってことなのか。」

「そんなはずは無いと思うけど……。」

 はてなとラルゴ。

「詳しくお聞きしていればよかったよ。」

 しょうがないとラルゴに剣を返す。

 ちなみにコット司教は杖だと思っていたら10cmの針だった。これは懐かしいなどデール国王と話ていた。あなた何者ですか。


 剣を立てかけ、見習いすらなっておりませんの成果はございませんので以上です。と終わる。

 さて聞きたいことは山ほどあるがどうしようと思っているとデール国王から。

「神人というのは何者だね。」

 俺も気になる人物だ。

「フェルディーナ国に大黒湖<ブラード>と呼ばれる黒い湖があります。父上に聞く限りですが、その中央に神殿があり、お一人で住んでいるようです。それに何百年もずっとという事までしか聞いてないです。」

「ほぉ……黒き湖か。コット司教よどうみる。」

「まさか同じということはありますまい」

 何百年の生きているという異世界の話にびっくりしている俺。この二人は何か知っているのか。

「えっと、何か。」

「いえ特にはございません。ドウジギリ様、エクス様。ありがとうございました。」

 コット司教により終了となった。


「人となりはこれから見させて頂くとして。陛下、本日のところはお二方を部屋へご案内してもよろしいですかな。」

「よい。話は追って伝えるように手配致そう。」

 最初の俺への疑念は大丈夫なのだろうか。悪い方向に詮索されないだけでもいいのかもしれない。また、俺からデール国王、コット司教と話をして敵意は無く気さくなところがわかり胸を撫で下ろす。

――それにしても異世界か。ワクワクが育っているな。


 俺とラルゴは神殿内の客室へと案内された。

 ベッド2組はフカフカなのとテーブルの果物を見ると上客部屋なのだろう。

 極端に『贅沢は敵』と謳っていないのだろう。

 窓を見ると夕刻のあたりか。"異世界に来た"ということでワクワクはしているが、ドキドキはまだない状態だ。テーブルの果物はブドウやリンゴでどこも一緒だしな。

 俺だって冒険ファンタジーには少なからず夢見ている。実は全部どっきりでしたなんてあるかもしれない。本当にコスプレおじさん達でラルゴだけ突然来たなんておちも。

 よしそれならまだ暗くないしラルゴを誘って外へ行ってみるかな。

「なあラルゴ君。外探検しにいかないか?」

 もしゃもしゃ食べてるラルゴにそう提案。

「んぐっ・・・探検?行こう行こう!」

 落ち着いていいぞラルゴ少年。


 俺達は部屋から神殿出口を目指すことにした。

次回は彼らを外へ出してあげます

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