表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
勇者の御供  作者: 星凛
28/31

第二十八話 邂逅 下


 改正前に読んだ人、いませんよね?

 いたらすみません。もう一回読んでください。


 白と黒。銀と金。

 鏡に写したようにそっくりで、鮮やかなほど対照的。

 これははたして、偶然なのだろうか。


「じゃあ、お前が…」

「そうだよ。あの魔法を発動させたのも、君が付けてる腕輪を置いていったのも僕だ」

「何が目的だ!イケメンやチートなら他に居るだろう!どうして、よりにもよって俺なんだ!」

「…苦労してるんだね」

 何故か同情されてしまった。

「それにしても、まだ気づいてないのかい?自分が特別であるということに」

「特別?なにを―――」

 俺は言葉を切ると、身体を少し右にずらす。


 次の瞬間、俺の左側を何かが通っていった。

「…何のつもりだ」

 木に突き刺さった黒い剣。武器を取りだす動作も、投げる動作も見えなかった。予測軌道が無かったら間違いなく餌食になっていただろうと思うと、冷や汗が出てくる。

「君が特別であることの証明だよ」

「…まさかお前」

「見えてるんでしょ?」

「!?」

 予測軌道のことを知られている。

 一瞬焦ったが、腕輪を渡したのがこいつなら、腕輪の能力を知っていてもおかしくは無い。

「あれ、もしかして腕輪の能力だと思ってる?違うよ、それは君自身の能力。腕輪にそんな力は無い」

 俺の心を読んだかのように話すそいつ。

「…お前は一体何者だ」

 冷静な風を装うが、内心では動揺の嵐だった。

 今のが本当だとしたら。

 こいつは俺より、俺自身のことを知っている。そういうことになる。

 赤の他人であるはずの、しかも関わりがあったのは二回だけのはずのこいつが、どうして。

「本当に赤の他人だと思ってるの?」

 また、心を読まれた。


 そう思った一瞬だった。さっきまで離れていたはずのそいつが、目の前に現れたのは。

「!?」

「そう思うなら、どうして君は、僕と戦おうと思わないのかな?」

 間近で顔を覗きこまれて、視線を逸らす。

「…それは」

 その後の言葉が続かない。

「君が記憶を取り戻せば、全部分かることなんだけどね」

 ほんのわずか、悲しそうな顔が見えた気がしたが、瞬時に元の表情へと戻った。見間違いか?

「じゃあ一つだけ、ヒントをあげるよ」

 いたずらっ子のように笑うと、俺に囁く。

「君は、この世界の住人だよ」

 …やっぱりか。

 それを聞いて、ため息をつく俺。

「あれ、あんまり驚いてないね」

「お前の言う言葉から予想はしてたんだよ」

 まさか本当に当たるとは思ってなかったが。

「それに、もう十分驚かされたしな」

「そうだったね。あ、そういえば」

「…なんだよ」

「君の名前は?僕の名前はセツナ」

 あまりにいまさらすぎる言葉に、気が抜けてしまった。

「…俺は優也だ」

「優也か…。良い名前だね」

「褒めたって何も出んぞ」

 これじゃ俺がツンデレみたいではないか!断じて違うぞ!

「何焦ってるの?」

 ばれた。まじで心読まれてるのか?細かいところまでは分かってないみたいで助かった。

「いや、なんでもない」

「じゃあ戻ろうか」

 結局、何がしたかったのだろうか。よくわからん。まあ、聞いたところで答えてはくれないだろうが。

「また会えるか?」

 そう言うと、セツナは少し驚いたような顔をすると、ほほ笑んだ。

「君がそう望むなら」

 


 どうしてなのか、俺にもわからない。

 ただ、心の何処かで、あのときと同じように、ようやく逢えたと思っている自分がいる。

 そして、また逢いたいとも。


 俺自身も知らないことが、まだ俺にはある。   




 長い!すげー長い!

 そして何のために出したんだ!

 

 まあ一応、準主人公のつもりなので、ここらで出しといてもいいかな、と。…存在消えかけてたし。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ