月曜日 モーニング イレブンジズティー
月曜日 朝五時
この時間から文豪レストランの朝は始まります。
文豪レストランは正式名称「cafe Buecherrgal」どうぞカフェ ヴィヒャリガルとお読み下さい。
さて、そんな文豪レストランも朝はモーニングのメニューやランチの仕込み作りで少々忙しいのです。
この日のモーニングのメニューは
「永井荷風のホットチョコレートとタルティーヌ」
「佐藤春夫の田園和風定食」
「三木露風の赤とんぼの桑の実ジャムのパンセット」
の三つ
この店では毎日のモーニングやランチ、アフタヌーンティーにディナーまで全て文豪の方々が属していらした派閥や文学傾向をもとにメニューを考案しております。
皆様も是非一度朝に余裕がある日にいらして下さい、こころよりお待ちしております。
月曜日 朝七時
文豪レストランの開店です。
モーニングを食べに来てくださるお客様を饗しながら、十一時のおやつことイレブンジズティーの準備に取り掛かっていきたいのですが、、、本日はどうもお客様が多くいらしておりましてまだ取り掛れそうにありませんので、モーニングメニューの詳細を皆様にお伝えしようと思います。決してお客様に早くお帰りいただきたい、などという怠惰なことを思っている訳ではありません。
御理解くださいね
まず「永井荷風のホットチョコレートとタルティーヌ」
これは、永井荷風が仏蘭西などに外遊していたことやフランス物語等の著書から仏蘭西ではお馴染みの朝食ホットチョコレートとタルティーヌをメニューにしました。タルティーヌはパンにバターやジャムを塗って食べる食べ方のことを指しているそうです。
次に「佐藤春夫の田園和風定食」
これは、佐藤春夫の田園をもとに絵に描いたような焼き魚に汁物、和物、漬け物、緑茶
そして白米、ほっと気持ちが落ち着く昔懐かしい朝定食に仕上げています。お飲み物は緑茶です。
結構外国の方に人気な定食です。
最後に「三木露風の赤とんぼの桑の実ジャムのパンセット」
これは童謡赤とんぼに出てくる桑の実をジャムにして食パンとコーヒーと共に食べて頂くものです。
食パンは八枚切り、六枚切り、五枚切り、四枚切りからお選びいただけます。
コーヒーもカフェオレや緑茶に変更可能です。
さてそろそろ、本格的に準備をしなくてはイレブンジズティーに間に合いません
準備が終わりましたらまたお会いしましょう、
それでは。
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っと準備が思ったよりもとても早く既に終わっていたようですね。
この日のイレブンジズティーなメニューは
「武者小路実篤の白樺バウムクーヘン」
「志賀直哉の和解の抹茶パウンドケーキ」
「有島武郎のカインの末裔リンゴカップケーキ」
の三つをメインにクッキーなどのつまめる物となっております。
お飲み物は紅茶だけでも様々な茶葉を用意しておりますのできっと楽しんで頂けるかと思います。
準備が整っているので、ここまで話している私のことについて少しお話しいたしましょうか。
私はこのお店の主人のルーヌ、おっと彼のフルネームを今で言っておりませんでしたね、
彼は ”アルセーヌ・ノエル・ホームズ” 怪盗と探偵の名を冠している人物です。
故郷の話しなどは聞いた事が無いので何処の生まれかは分かりませんが、、
ついでに、私も自己紹介といたしましょう。
私は ”シャーロック・ノエル・ルパン” そうなんです、私も怪盗と探偵の名前が入っているのです
故郷はわからず物心ついた時にはこのお店の先代主人であった”マスカレード・ノエル・ホームズ”様の
おかげでこの家の子供として名前をくださり、様々なことを教えて頂き、育ってきました
”ノエル”という名ははこの家の地位を表す様です。
ちなみに私もルーヌも、三ヶ国の言語を話せますのでどのような言語の方が来られようと、
基本的には対応出来ますのでご安心ください。
次に皆様とお話し出来るのはランチの時間帯でしょうからそこまで、少しの暇といたいます。
初めまして、一目無無とかいて「ひとめむな」と読みます
最後までお読み頂き、そしてこんな後書きまでお読み頂きありがとうございます!
月曜日のモーニングとイレブンジズティーのお話、そして最初から触れていく「私」について
この先も月曜日のランチ、アフタヌーンティー、ディナーそして火曜日と
投稿していきますので、読んで頂けると幸いです。
推しの文豪や、小説、俳句、短歌などありましたら感想欄に沢山書き込んで下さい。
カフェ・Bücherregalのメニューが増えていきます!
改めてここまで読んでいただきありがとうございました。