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ゲームには出ない人達と


「マサくんはお母さんとどこではぐれたのかな?」



「わかんないけど、気付いたら1人だったの。だからね寂しくてお店に入ったの」



「そうか…」



「お母さんのお名前とか髪の毛の色とか覚えるかな?」




「覚えてるよ!!アマンダ・ヨタバ。髪の毛は緑で長くてもホワホワてしるの!」



そうやってマサくんに色々聞きながら歩いていると




「ユリちゃん!!どうしたんだ!彼氏?子供か!?おじさん聞いてないよ!」



と大工の棟梁であるゴンテツさんに会って肩を掴まれブンブンと前後に揺らされた

この人は下町の家はほとんど俺が建てたんだぞ?とか言っているような陽気な人なのである




「違うますよ棟梁…この子迷子なんですけど私より少し身長低いぐらいの髪の毛が緑色でパーマをあてたような女性みてませんか?アマンダ・ヨタバさんって言うんですけど?」




「そいつは見てねーな…」




「私今からこの子団所に連れて行くんですけどもし見かけたりとかしたら団所にいるって伝えてもらえませんか?後できたら棟梁も他の人に聞いてみてもらえませんか?」



「ああいいとも!任せとけ!」



「ありがとうございます!」




棟梁と別れてから市場に突入してしまった私は棟梁と話した様な感じの会話を何回もする事となってしまった



市場を抜けると団所に着いた



するとそこには女の人が1人いた


すると

「ママー!」


とマサくんが飛び付いていった



「マサ!本当に心配したよの!無事でよかったわ!」



とマサくんを抱きしめると

私達に向かって



「マサの面倒をみていただき本当にありがとうございました。申しおくれましたが私母の

アマンダ・ヨタバと申します。」




「私はユリって言います!」



「ゼノです」



「マサくんがお母さんに会えてよかったです!」



「本当にありがとうございました。あの、お礼をしたいのですが…」



「お礼だなんてそんな!困ってる時はお互い様です!ね!」


と振ってみたけど…

騎士の人ってプライド高そうだなって勝手なイメージあるから馴れ馴れしいって気分損ねなきゃいいけど…



「あぁ。気持ちだけ受け取っておきます。」

よかった!

話のわかる人だ!


「この町はいい人達ばかりなんですね。私達この町に引っ越してきたばかりなんですけどマサの事探してたら知り合いの子が団所に連れて行ったって教えてくださって。あっ!そうだ私達お店をオープンするんですけどよかったら来てくださいね!」




と言ってチラシをくれた



「オープンの日伸びちゃうかもしれないけどよかったらきてください!」



「何かあったんですか?」



「材料の仕入れ先の交渉しなきゃいけないのにこの子が急にいなくなったから何もできなくて」




「なるほど、よければ私が紹介しましょうか?」




「え、そんな何から何までしていただく訳には…」



「気にせず頼ってください!」




「じゃ、お言葉甘えて」




私は商店街に戻りマサくんの親が見つかった事やお店のオープンの為の準備を皆んなと話し合ったそうこうしているうちに夕暮れ時になったのでだいたいの話がまとまったところで解散となった




「あの、今日は本当にありがとうございました!」




「いえ、お店のオープン楽しみにしてますね!」




「はい!是非来てください!」




「勿論です!」



「是非お伺いさせていただきます。」




「マサくんまたね!」

と手を振りヨタバ親子とわかれた。



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