天才誕生
ご覧になってくださりありがとうございます。
初めまして。僕はカルマ。
3歳、ほとんどが生まれ持っての才能で決まるこの世界、ここで僕は天才児と呼ばれている。
その理由がこれだ!!
カルマ
性別:男
4歳
称号:農家の次男、天才児
lv1
HP:8/8
MP:4/4
取得スキル
《剣聖lv3》
《風魔法lv3》
《聖魔法lv2》
《便利魔法lv3》
《情報lv2》
ユニークスキル
《限界才能》
そう生まれながらにしてスキルを5も持っているのである。
情報は誰でも持っているスキルだ。lv2だと自分のステータス、状態異常、モノのステータスが見ることができる。
スキルレベル10でも他人のステータス、レベル、称号が見られるくらいらしく、スキルは許可がなければ他人の物は覗けないらしい。
それほど重要なものだ。まあレベル10なんて伝説上の存在らしいけど
スキルlvも基本はみんな1で生まれてくる。たまに2がいるくらいらしい。
基本的にこんな感じだってさ
lv1……覚えたて
lv2……初心者
lv3……新兵
lv4……実戦で使える
lv5……中級者。一人前
lv6……一般人の到達点。
lv7……達人の域。
lv8……国宝級。
lv9……大陸級
lv10……伝説級
4歳児が新兵レベルの剣聖だと言っているらしい。なかなか面白いよね。
そして、ユニークスキルの限界才能 これがまたおかしい。
成長力を二倍にし、この世のスキルを訓練次第で体得可能だというものだ。(※ただし適正による)
十分おかしいけど、これの何が一番おかしいのかというと、この世界では、生まれ持った才能がものをいう世界。
そして、血統によって支配された世界である。
スキルは原則的に親世代のものを子は遺伝する。
農夫の子なら農夫スキル。商人の子なら商感スキル。武士の家なら戦闘スキル。貴族の子なら…いろいろらしい。
つまりこんな変なスキルを持ったやつがただの農家の次男として生まれてくるわけがないのだ。
ちなみに兄は普通の農夫スキルを持っているだけだし、父も農夫スキルのみ、母も便利魔法と農夫スキルのみである。
ここまで言えばお分かりだろう。
ぼくはこの世界で明らかに異端だ。基本は4歳でスキルを授かるため(ぼくはもっとはやかったが)このスキル群を父と母に見せたら村中大騒ぎだった。
そして村のエース、ホープとして村を挙げての英才教育が施されることになった。