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黒神は異世界で異種族ハーレムを作る  作者: kaito
第1章 やっぱ異世界といったらケモ耳のおんにゃの娘だよね!!
5/23

02 黒髪の少年は異界の住人を助ける

sideカイト


 アレから一ヶ月、俺はまだ雪化粧の森からは出ていなかった。

 なぜかというと、理由は簡単だ。


「せっかく魔法が使えるんだ!全魔法を極めるまで俺は特訓する!」


 ・・・反省はしている、後悔はしていない。

 周り一面は森、更には実験台によさげな強そうな生き物がうようよしている。

 魔法を試さないわけがない!

 ・・・実験台になる生物たちには申し訳ないが。

 危険だということは百も承知だ。

 だが、男には己の欲望を満たすために無理でもやらなければならない時があるのだ!!

 ・・・すいません調子に乗りました。

 

 ちなみに、なぜ一ヶ月とわかるかというと、ステータス操作にはステータス画面のレイアウトなどを変更する機能がついており、流石にマップなどは表示されなかったが、暦や時間などを表示できるようになった。

 ノルダムの暦は、地球の暦と言ってもおかしくないくらい似通っていた。

 一年は365日だし、月の数え方も同じだ。

 唯一違うのが曜日の呼び方で、

 

 月→無精霊の日

 火→火精霊の日

 水→水精霊の日

 木→風精霊の日

 金→土精霊の日

 土→闇精霊の日

 日→光精霊の日


 という風になっている。

 ちなみに今日は、2月14日火精霊の日だ。

 そう、バレンタインデーだ・・・。

 

 ・・・全然寂しくなんかないぞ!!

 現在俺は18なのだが、彼女居ない歴=年齢な悲しいDTであったわけで、もちろんバレンタインチョコなんぞ母親からしかもらったことがない。

 ・・・ノルダムではいっぱいの女の子を侍らせてハーレムを作るんだ!!

 そう俺は固く決意したのだった。

 ・・・あぁ人肌が恋しい。

 

 とりあえずやりたいことはやったし、今日からは街を探すぞ!!

 街へ行く前にステータス確認っと。


――――――――――――――――――――――――――――


名前:カイト・クロバ


種族:人族(異世界人:笑)


職業

1st:戦神

2nd:賢者

3rd:忍

4th:神の御使い

5th:異世界人


Lv,110


HP:11,400/11,400


MP:∞


STR:1,130


DEF:1,130


SPD:1,130


INT:1,160


スキル

【一般】

言語理解【Lv,EX】 ステータス操作【Lv,EX】

【魔法】

魔法の真理【Lv,EX】 創造魔法【Lv,EX】

【魔力】

魔力操作【Lv,3】 魔力視【Lv,3】 魔力察知【Lv,3】

【技能】

鑑定【Lv,5】 身体強化【Lv,3】 威圧【Lv,3】 気配察知【Lv,3】 索敵【Lv,3】 隠蔽【Lv,3】 解体【Lv,3】 採取【Lv,3】 武具装飾品加工【Lv,3】 異常状態耐性【Lv,3】 

【戦闘技術】

剣術【Lv,3】 刀術【Lv,4】 二刀術【Lv,3】 短剣術【Lv,3】 体術【Lv,4】 魔闘術【Lv,3】 投擲術【Lv,3】


称号;異世界人 ショタ神の加護 異界からの殺戮者 無慈悲なる者 戦場を支配する者 魔術を極めし者 万物を創造する者 王の風格 一騎当千 戦神  森を熟知し者 森の主 知識欲の塊 妥協しない者


――――――――――――――――――――――――――――


 ・・・みなまで言うな。

 わかっておる、自分でもやりすぎたという自覚はあるのだ。

 なぜかわからんが魔法のほうは全部集まって創造魔法となってしまった。

 なんでもすべての魔法を使うことができるものが扱える魔法ということらしい。

 この魔法はすべての魔法の上位互換ということで、この魔法があれば火も水も風も・・・という風になっている。

 それに(異世界:笑)ってなんだよってのも無しな。

 ・・・どうやらショタ神がいたずらで変更したらしい。

 かなり不本意だが、ご丁寧に訂正不可能にされていたのでこのままだ。


 しかし、これが異世界人補正なのか神様補正なのかわからんが上がり過ぎじゃないか?

 職業とかも5つ設定できるようになり、魔法に至ってはオリジナル魔法まで作ってしまった。

 ・・・マジどうしよう?

 

 ちなみに、STRなどの表示は基礎ステータスであって、称号の効果で本来のステータスはこれの4倍くらいだ。

 

 レベルも100を超えてしまっているのだが、原因はこの森は敵の平均レベルが異常に高いせいである。

 魔法の実験とか戦闘技術向上と題して、大虐殺してたらいつの間にかこうなっていたのだ。

 

 初日に襲ってきたブラックウルフはレベル30。

 ちなみにこの森にいる敵さんの平均レベルは70・・・。

 

 明らかに殺しにかかってる!

 あの神様はほんとになんちゅう所に送り込みやがった!

 全部このステータスはあの神様のせいだ。

 きっとそうに違いない!!

 あぁ、森でのぼっち生活が長かったため、全部神様のせいにしてしまうようになってしまった。 


 だが、今日をもってこの森ともおさらばだな・・・。

 まぁ、未練なんてものはさらさらないのでさっさと街へ行ってしまおう。

 

「キャァァァアアア!!」


 遠くで悲鳴が聞こえる。

 ・・・早速厄介事ですか。

 俺は気配察知や魔力察知でも反応があるのを確認する。

 数は7人か・・・。

 どうやら近くに危険性物たちの反応もある。

 これはどう考えても襲われてるな。

 

 よし、初の異世界人に会いにでも行こうかな? 

 俺はいつでも帯刀していて、普段着が戦闘衣装なので戦闘準備は万端だ。


「しかし、襲われてる場所はちょっと遠いな・・・飛んでいくか。」


 俺は風魔法”飛翔”を使い現場まで向かっていった。

 

 ちなみに”飛翔”はオリジナル。

 風が使えるなら飛べるはずと思い作成。

 最初は地面をえぐるなど散々な物だったが、今では離陸にも着陸にも被害ゼロというほどまでの完成度だ。

 遠出とかするときには非常に便利だな。


――――――――――――――――――――――――――


風魔法:飛翔

 ・オリジナル魔法

  風の魔力を使って空を飛ぶ


――――――――――――――――――――――――――


 俺は現場の近くにある木の影に静かに降り立った。

 そこには危険生物達に立ち向かう4人の女の子が居た。

 

 1人目はショートカットの茶髪ちゃん。

 金属製の鎧、鎖帷子、ロングソードを装備している。

 さながら、男勝りな女騎士という印象だな。

 彼女は剣を使って危険性物を倒そうとしているのだが、致命傷になる傷をつけられずにいる。

 

 白い熊を相手取っているようだ。

 熊は比較的簡単に対処できる。

 まぁ、俺視点で言ってるだけなのだが。

 

 彼女は熊が振り下ろす腕の風圧に飛ばされまいと必死のようだ。

 

 俺も最初の頃は熊の振り下ろす腕の風圧に吹き飛ばされそうになったことがあるのでわかるのだが、あれは非常に恐ろしい。

 腕に当たれば非常に危険だし、風圧も尋常じゃない。

 とてもではないが女の子が対応しきれる生き物ではない。

 

 見た感じ剣術はそこそこ、力はあるようだが、ここらへんの危険生物は倒せそうにはない。

 現に汗を大量にかきながら戦っている。

 

 今は抑えることができているが、このまま行くと確実に負けるな。

 

 2人目は短剣二刀流のポニテ赤髪ちゃん。

 どうやらシーフのようだな。

 装備は全身革装備の軽装で、サバイバルナイフ2本、薄緑色のマント。

 茶髪ちゃんと一緒に前線で戦っているが、ところどころ防具が壊れていて今にも倒れてしまいそうな感じだ。

 

 2本のサバイバルナイフを上手く使い受け流しをしているようだが、技量が足りない。

 あの流し方なら腕にダメージが残ってしまう。

 この娘も限界そうだな・・・。

 

 3人目は青髪ロングちゃん。

 装備は革の胸当て、弓、腰には短剣を差している。

 彼女は弓を使って応戦しているようだ。

 前衛2人の後ろで矢を射っている。

 

 彼女の放つ矢は、正確に弱点である目や口の中へと吸い込まれるようにあたっている。

 だが、致命傷には至らない。

 何度も打ち込んで入るが効果は今一つだ。

 

 4人目はゆるふわカーブの金髪ちゃん。

 どうやら彼女はこのパーティの回復役らしいな。

 装備は修道服の上に金属の胸当て、メイスを装備している。

 

 今彼女は、魔法を使って前衛2人の傷を癒やそうとしているのだが、彼女の残り魔力では傷を完全に回復させることは出来ないみたいだ。

 仮に出来たとしても疲労困憊な前衛2人はまともには戦い続けられないだろう。


 さて、ここで俺の出番かな?

 

 俺はまず、前衛2人の目の前にいる危険生物達を片付けにかかった。

 風魔法の”カマイタチ”を使い、危険生物達を細切れにしていく。

 

―――――――――――――――――――――――――――


風魔法:カマイタチ

 ・オリジナル魔法

  複数の風の刃が何度も敵をきりきざむ。


―――――――――――――――――――――――――――


 彼女たちは何が起こったのかわからずただ呆然としている。

 

 まぁ、そうだよな。

 

 俺は看破入れずに腰に帯刀している2本に刀のうち白い刀を手にし、突っ込んでいった。

 この刀は、森の中に居た”ホワイトワイバーン”というドラゴンもどきの角から作った。

 こいつの角はやけに魔力が通りやすく、武具装飾品加工スキルをつかって削り出した。

 本来の刀の作り方とは違うが、ここは異世界だ。

 わざわざ日本の作り方を模倣する必要はない。

 

 もう一方の刀は黒い刀だ。

 材料は”ブラックドラゴン”の牙。

 そう、ドラゴンだ。

 こいつはこの森の主だったらしく、こいつの討伐には骨が折れた。

 あぁ、物理的にね。

 その話はまた後日。


 さて、刀を持った俺が現れて、彼女たちは一瞬新手の危険性物か何かと勘違いしたようだが、俺が人間だとわかると安心したように座り込んだ。

 ・・・人間だからって味方だと限らんだろうに。

 まぁ俺だからべつにいいけどさ。

 どうやら彼女たちは限界だったようだ。

 

 前衛2人はシスターちゃん達に肩を借りて、後ろの方に下がっていった。

 さて、さくっと倒しますかな。

 

 危険生物たちは俺を標的に変えてきた。

 さすが、本能的に俺が脅威だと感じたのだろう。

 

 まぁ、容赦なく殺らせてもらうがな。

 俺は向かってくる危険生物たちの首を片っ端からきり飛ばしてやった。


 俺が奮闘していると、目の前に白い熊が現れ俺に向かって腕を振り下ろそうとしたので、あえてギリギリまで引き寄せる。

 

 その腕を紙一重でかわしながら、躱し様に右腕を切り落としてやった。

 

 痛みで暴れ出す熊を尻目に、隣に接近していた白いトカゲのブレスを魔力で作った障壁で防ぎながら、上から急降下しながら鋭い爪で俺を切り裂こうとする白い鷲にカウンターを食らわす。

 

 ブレスが切れたトカゲに急接近し、一刀の元絶命させる。

 

 刀を振り抜いた状態の俺に向かって、再度熊が片方になった腕を振り落とそうとするが、俺はそれを許すわけなく、風魔法の”ショット”を使い熊の腹に風穴を開けた。


――――――――――――――――――――――――――


風魔法:ショット

 ・初級風魔法。

  風の魔力を使い、風の球を前方に打ち出す


――――――――――――――――――――――――――

 

 こんな風に周りにいる危険生物たちを殲滅していく。




Sideエミリア


「大丈夫だったか?」


 そう目の前の彼は私たちに話しかけてきました。

 ・・・この方は何者なのでしょうか?

 私達が苦戦していた魔物達をいとも簡単に倒してしまうとは。

 ここはこの大陸一危険な場所だというのに。


 見たこともない、深く、それでいて温かい印象を与えてくれる黒色の髪。

 肌は少し黄色みがかかっていますね。

 お顔はとても優しそうな顔。

 そして見つめていると吸い込まれてしまいそうなほどの漆黒の瞳。

 

 それに、なぜでしょう?

 とても爽やかな、それでいて温かい太陽のような匂いがします。

 不思議です。

 その匂いは私を包み込み癒やしてくれる・・・。

 そんな気がします。


 私がしばらく無言でいると、彼は困った顔をして何がボソボソとしゃべっています。

 

 ・・・流石に助けていただいたのに、無言というのは失礼ですね。

 でも、この困った顔をいつまでも眺めていたいと思ってしまいます。

 

 あぁ、なぜでしょう?

 そこには自然と笑みになってお礼を言っている私が居ました。




side カイト


 しばらくたって、気配察知や魔力察知にも敵が確認できなくなるまで狩り尽くし、俺は彼女たちに話しかける。


「大丈夫だったか?」


 シスターちゃんに話しかけたのだが、彼女は俺の顔を見たまま止まっている。

 ・・・そういえばこの世界の言葉がわからんな。

 こりゃ困ったぞ・・・。

 こっからどうするかと考えているときに、シスターちゃんがとても素敵な笑顔をして答えてくれた。


「ありがとうございます。どこのどなたかは存じ上げませんが、危ないところを助けていただいた御恩は決して忘れません。」


 シスターちゃんマジかわゆす。

 ・・・ごめんって、キモいとか言わないで、マジ傷つく。

 しかし、間近で見るとシスターちゃんの可愛さ・・・と言うか美しさがよく判る。

 

 少しカーブのかかった透き通るようなセミロングの金髪。

 身長は俺の肩より低いぐらいだから・・・160くらいかな。

 可愛らしい顔つきで、目元は下がっている。

 纏う雰囲気は優しさで包み込んでくれるよう。

 目は蒼。

 白人・・・?

 でもないな、感じが違う。

 これが異世界人か。


 シスターちゃんは深々と腰を折り、俺に感謝の意を示してくる。

 日本語ではない・・・だが理解できてしまう。

 不思議だ。

 これは言語理解の恩恵かな?


「別にいいよ、好きでやったことだし。それよりさっきの2人は大丈夫なのかい?」


「あれが好きでやったことですか・・・さすがは魔の森へ狩りへ来る方ですね。えぇと、2人の状態は・・・傷が思ったよりも深く、治療院へ行くにしてもここから一番近い街へ向かったとしても3日かかってしまいます・・・。私しか光魔法を使える人が居ないのですが、治療しようとしても今は魔力がわずかしか残っておらず魔法が使えないのです。」


 シスターちゃんは目を濡らし2人の状態を知らせてくれた。


 うん、この娘はとてもいい娘だ。

 こんな俺みたいな男に丁寧に接してくれるし、友人を助けようという心意気がひしひしと伝わってく。

 この娘が悲しむ顔は見たくないので、俺は前衛の2人を治すことにしようか。


 ・・・決してシスターちゃんの胸が目当てなわけではないぞ!!

 目の前に2つのメロンちゃんがあって、その揺れについつい目が行ってしまって、揉みしだきたいとか思ってないからな!!

 ごめんなさい、嘘です。

 男の本性には逆らえませんでした。


「それじゃあ、俺が治そう。2人の元へ案内してくれ。」

 

 俺は自制心を発動し冷静に言葉を発する。


「え!?光魔法が使えるのですか?」


 シスターちゃんがびっくりして俺を見る。

 あれ?光魔法ってそんなに貴重なのかな?


「あぁ、時間がないのだろう?見ず知らずの男に友人を託すのは嫌かもしれんが、俺を信じて治させてくれないか?」


「い、いえ、そういうわけではありません。そうですね、時間がありません。急いで2人の元へ案内させていただきます。」


 そう言ってシスターちゃん達は馬車へと歩きだした。

 俺もそれについていく。


「こちらです。」


 と、シスターちゃん。

 そこには残りの3人であろうおっさん方がいた、どうやら商人護衛をしていたようだな。

 馬車は2つあり、片方には商品であろう品物が顔を覗かせていた。

 俺は2人がいるであろうもう片方の馬車へ案内された。

 馬車の中は苦悶の表情を浮かべる2人が横たわっていた。

 茶髪ちゃんは多分熊にだろう、お腹に深々とえぐられたような傷がある。

 出血もひどく、このまま放置していればすぐにでも死んでしまいそうだ。

 赤髪ちゃんの方はそんなにはひどくはないのだが、それでも体中傷だらけだ。


「早速治すか。”エクストラヒール”」

 

 俺は上級光魔法”エクストラヒール”を使った。


――――――――――――――――――――――――――


光魔法:エクストラヒール

 ・上級光魔法。

  光の魔力で傷を癒やす。

  その力は絶大で、瀕死状態をたちまち回復させてしまう

  

――――――――――――――――――――――――――


 ”エクストラヒール”は、死んでなければたいていの怪我は一瞬で治してしまうチート魔法だ。

 まぁ、俺は怪我なんてそうそうしないから死蔵してたんだけどね。


 黄色い魔力が2人を包んだかと思うと魔力は霧散し、2人の傷は消え去っていた。

 2人は苦痛に歪めていた顔を、今は可愛らしい寝顔に変えてる。


「これで2人は大丈夫だ。だが疲労のほうはどうにもならん。ゆっくりと休まさせることだ。」


「・・・は、はい。お任せください。」


 シスターちゃんは歯切れの悪返事をする。


「どうかしたのか?・・・えーと。」


 そういえばシスターちゃんの名前なんだっけ?

 ・・・あぁ、鑑定あったじゃん。

 こりゃしくったな。


「こ、これは失礼いたしました。私の名前はセシリアです。職業は見ての通りシスター、それと冒険者もしております。光魔法が得意です。私の隣にいる青い髪の娘はエレン、口数の少ない娘ですが弓の扱いは一流です。ど、どうぞお見知り置きを。」


「俺はカイトだ、しがない旅人だと思ってくれ。旅の途中であの森で迷子になってな、しょうがないからしばらくあの森で生活していた。」


 セシリア達には悪いが、この世界で生きていくためだ多少の嘘は許してくれ。


「え、えぇ!?あの森で生活を!?あそこはこの大陸で1,2を争う危険地帯ですよ!?・・・それに詠唱もせずにエクストラヒールを使うとは、あなたは何者なのですか?」


「すまないな、その質問には答えられない。あまり他人に話せる内容でもないしな。」


 なかなか俺の演技も捨てたもんじゃないな。

 さもなにかありました風に遠くを見つめる。

 セシリアもなにか感じとてってくれたのだろう、それ以降はこの話題はしなかった。


「作用でございますか・・・。これ以上は無理には聞けませんね。それで、カイト様。この後はどうなさるのですか?なにぶん魔物の分配もありますので、一緒に街へ来てもらいたいのですがよろしいでしょう?」


「そうだな、街へ行こうと思って旅してたし是非お願いする。しかし、いいのか?俺みたいな訳わからん奴が一緒で?もしかしたら悪い人かもよ?」


 願ったり叶ったりだ。

 これでぼっち生活からはおさらばだ!


「カイト様と話していると、この人は悪い人ではないとわかるのですよ。それに、そんな質問をする人はたいていは良い人ですよ。」


 セシリアは笑いながら俺に答えてくれた。

 あぁ、くそっ。

 めちゃくちゃ可愛いじゃねぇか!

 頬を染めて笑う姿はさながら天使だ。

 修道服に隠れている体はナイスバディに違いない。

 近くに来てわかったのだが、腰回りも女性らしさが強調されている。

 くびれの方は何とも言えないが、それでも俺の期待を裏切ることはないだろう。

 それに近くにいると何とも言えない甘い香りが・・・。

 いかんいかん、女の子の目の前で鼻の下を伸ばすわけにわいかん。

 ・・・もうバレてるかもしれないけど。

 男のチラ見は女からしたらガン見と聞いたことあるし。


 俺は自分の中の獣を必死に抑えながら、セシリア達と共に近くの街へと移動し始めた。

さて自分のやってみたかったシリーズの一つ!

襲われている人を助ける主人公!!

今回出てきた女の子達はあくまでヒロイン候補です。

ヒロイン枠は今のところ別に考えています。

まぁ、全員ヒロインでも良いんですがねww

ぜひこの娘をヒロインに!

というのがあれば意見ください。

どうなるかはわかりませんが、なるたけ努力してみます。

それでは次回をお楽しみに。

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