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黒神は異世界で異種族ハーレムを作る  作者: kaito
第1章 やっぱ異世界といったらケモ耳のおんにゃの娘だよね!!
17/23

14 黒神の少年は野営にて魔法の研究をする

Sideカイト


 なんとも目覚めの悪い夢を見た。

 ここで地球での生活を思い出すとな・・・。

 人を殺したことで何かしらの精神異常をきたしたのかもしれない。

 

 あのあと俺達は少し離れた場所に野営することにした。

 野営はここまで来るのに数回は体験したが、この日の野営はとてもつかれた。

 精神的な疲れもあったのだろう、俺は見張りの番がくるまでうなされていたようだ。


「大丈夫か?顔色が優れないようだが。」


 俺を起こしに来たカレルが尋ねて来る。


「あぁ、大丈夫だ。初めての人殺しは衝撃が強かったんだろうな。」


 隠していてもしょうがないので、正直にカレルに話す。

 するとカレルはすこし驚いた顔になり、


「カイト殿ははじめての人殺しであったか?とてもそのような感じではなかったのだが・・・。」


 そりゃあハクに心配かけないようにしてましたからね、カレルごときに見破られるようなポーカーフェイスはできんよ。

 ・・・すまん、カレルを蔑んでいるわけではないのだ。


「ん?なにか失礼なことを考えてはいなかったか?」


 何?

 こやつ感が鋭いのか?

 さすが野生児。

 ・・・もうやめようか。


「いや、なんも考えてねぇよ。」


 俺は顔色1つ変えずに答える。


「う〜む、そうか。ならばいい。」


 いいんだ!?


「それでは見張り番を変わってくれ。正直眠たくて敵わん。」


「わかったよ、それじゃあ寝とけ。」


 俺はテントのすぐ側にある焚き火まで歩いていった。

 

 まだまだ寒いこの季節、焚き火もあってないようなものだが、人間は光があると安心するらしい。

 それに光があると魔物もあまり襲ってこない。

 だが例外はあるもので、こうやって魔物が来ないように見張りをしている。


「はぁ〜、寒いな。」


 俺は持ってきた毛布に包まり、気配察知と魔力察知を発動する。

 こうなると暇になるんだよなぁ・・・。


「魔法の開発でもしようかな?」


 そう思ったら吉日だ。

 俺は悪夢を振り払うために真剣に魔法開発に専念した。

 ここで、魔法について俺の知識を整理してみよう。

 魔法というのは、


 Ⅰ体内にある魔力を使用して、現実の事物を改変する力。

 Ⅱただし、レベルに応じて一度に改変できる限界がある。

 Ⅲ人によって使用できる魔法の属性は先天的に決まっており、いくら努力しても他の属性は体得できない。

 Ⅳどうやら俺は特殊らしく、魔法を合成すること、また新たに新しい属性を作ることが可能。


 というのが今わかっている。

 また魔力については、


 Ⅰ魔力はあらゆる物質に存在している。いわゆる元素のようなもの。

 Ⅱ魔力は万物に変換できる。ただしそれが出来るのは神ぐらい(俺は一応神様らしいので使用可)

 Ⅲ魔力は体内に貯蓄できる量は決まっている。回復には睡眠が一番いい。


 というのが一番妥当な考えだ。


「・・・今更ながら俺は魔法チートだよな。」


 全ての魔法が使え、なおかつ魔力量は∞。

 これをチートと言わずになんというのだろうか?


 「とりあえず、今課題なのは敵を無力化する手段が少ないからな、流石にアースバインドだけじゃなぁ・・・―――」


 そうして夜はふけていった。

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