ギルドは面倒事の溜まり場
あのくそ爺に剣を預けてしまったので二日後までやることねー
先にギルド登録しとくか?
という訳で現在冒険者ギルド前
よし、行くか!
「すみません。新規で登録しに来たんですけど?」
「はぁい! 何? ああ、新規登録ね!」
「そうです」
「此処へ来るのは初めて?」
「ええ」
「順番があるからその辺座って待っててね!」
「あ、これ、知り合いからギルド長に渡してくれと言われたものです」
手紙を渡すのを忘れてはいないぞ!
「分かりました! 少々お待ち下さい」
さて、待っているのは良いのだけど…………
この流れって……
「おい、坊主。此処はガキの来るところじゃねーぞ!」
そうそう、こういう輩が出てくるのよね……
「確かにまだ若いですが、もう子どもでもないのでね。別に人の勝手でしょ?」
「ああ? 何生意気な口聞いてやがるんだ? 目障りなんだよ!」
「貴方の方が目障りですね」
「ガキだから多めにみてやろーと思ったが……ちょっと面かせ!」
「はぁ…………面倒ですね」
埒が明かないので外で決闘…………
めんどくせーーー
てかニート君のおかげで相手の種族とLvはわかるんだよね。
相手
人間Lv10
名前も分かるけどもう良いよね?
こいつも絶対駆け出しだ…………
自分より若い奴が登録しに来たから嫌がらせのつもりなのだろうか……
回りでは既に賭け事が始まってら……
ちなみに俺の掛け金の倍率は5倍、相手は1.1倍
あら? そんなに弱そうなんですか? 俺は……
騒ぎを聞いてやって来たさっきの受付のお姉さんは笑いながら俺のを買ってる……
「さっさと終わらせちまおう」
「そうですね」
「さっきから生意気なガキだ! 痛い目に遭う前に降参したらどうだ?」
「あなた如きには負けませんよ」
「…………糞が!!!!!」
「!」
いきなり飛び込んでくるな! 驚くじゃん!
「ふん! 避けやがったか、運のいい」
「…………」
遅い!!!!
その後は俺がちょこまか避けては
「とう!」
「ぐっ…………こんなショボイ攻撃など効かん!」
攻撃を与えるという構造
そして
「はぁ、はぁ、何故当たらない!」
「あんたが遅いから」
「この!!!!!」
「はぁい。そこまで~~~」
突然さっきの受付のお姉さんが割り込んできた
「何だ、この女は!」
「何か言った?」
「邪魔だこの女!!!」
次の瞬間男が消えた!
「え!」
「ふふ、女の人にそんな口聞いたらダメでしょ」
向かいの建物のカベにめり込んでいた…………
「…………」
「始めまして。まあさっきも会ったんだけどね。私はこのギルドの長のシルビア・カナンよ!」
「え!」
「ふふ、さっきの男は私の事知らないようだったけど。まあいいわ!」
「は、はあ」
「それにこの勝負の勝敗なんて一目みれば此処にいる人たちも分かってたと思うけどね! 取り合えずさっきの手紙の話もあるから中で話そうか?」
「はい」
「それに大もうけできたし! 何かおごるわ!」
そうですよね~~~
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ギルド長室にて
「改めて、シルビアよ」
「タクミと申します」
「ふふ、そう硬くならないの」
「は、はぁ」
「取り合えずギルド証の発行手続きは取ったから明日には出来ているわ」
「ありがとうございます」
「それとさっきはゴメンね。私が待たせたばかりに絡まれて……」
「まあ、仕方ないですよ。ああいうのは何処にでもいますし今回ので絡まれなくなったら儲けものですけどね」
「そういってくれると嬉しいわ」
「ところで、この手紙の主とはあなたはどういう関係?」
「つい10日程前に死にそうな所を助けて頂いた上に一週間自分をしごいて頂いた人ですよ」
「ふうん。あいつがね…………」
「どうかしましたか?」
「古くからの知り合いなんだけど、そんなことするような奴じゃ無かったから興味が湧いてね」
「結構楽しそうに扱いていましたよ師匠は」
「………………」
「どうかしましたか?」
「あいつに一太刀入れたってこの手紙には書いてあるんだけど…………」
「かすっただけですよ」
「かすらせたんだ…………」
「どういう関係だったんですか?」
「ただのパーティーメンバーよ」
「へえ…………え?」
「どうかしたの?」
「ギルド長になっているひとと師匠がパーティーが一緒だったって事ですよね?」
「そうよ」
「師匠って一体何者なんですか。お金もやたら持ってたし!」
「うーーん。簡単に言えば元SS級冒険者よ。」
「へえ…………ってことは」
「全盛期の彼は恐らく世界で強い人TOP10には入ってたと思うわ!」
「…………」
「そんな人からの推薦状だものあんな小物に負けるわけ無いわ」
そんなにすごい人だったの師匠!
しかも推薦状って…………
「何の推薦状なんですか?」
「簡単に言えばF級から始めないといけないところをD級からにしてやってくれっていうもの」
「…………」
「まあ、それぐらいは問題なかったからD級で発行したよ!」
「話は裏で進んでいくものですね…………」
「そうね」
「なんかすごく注目されそうなんですが……」
「もう十分注目されているわ」
「ですよねーーー!」
「他にはなにか有る?」
「興味本位で聞くのですがギルド長は……」
「シルビアって呼んでね」
「…………シルビアさんは人間ではないのですか?」
「あら、良く分かったわね。外見を変化させる術使ってたのに」
「勘ですよ。師匠の同僚なのに師匠に比べてびっくりするぐらい若く見えますし…………」
「ふうん」
「え? な、なにか…………」
「いえ、いいわ。あなたが今考えた事のその先を聞くと痛い目に遭うわよ……」
「はい…………」
きっと年だよね、ね?
「あなたは私のこと何だと思う?」
「そうですね……エルフとか?」
「……………………」
やべっ間違えたのか!
ニートさーん頼む
[スキル<選品眼>]
シルビア・カナン
エルフLv95
職業
魔道士Lv100
精霊魔法Lv70
魔術師Lv70
その他多数の職あり
あってるじゃん!
てかめちゃくちゃ強い!!!
「まさか一発で当てられちゃうなんてね……」
「勘ですよ」
「ふふ」
恐らく術を解いたんだろうね
長い耳が!!!!!
これぞファンタジー!!!!
なんかシルビアさん顔赤いって!!
「なんか恥ずかしいわね。久しぶりだからな~人前で耳見せるのも」
「なんか、かわいいですね…………」
「な、何言ってるのよ!もう…………」
「す、すみません」
「にしても、あのガイルが認めるなんてね…………」
「どういう事ですか?」
「あいつめったに人のこと認めたり、ましてや褒めたりしないの。なのにこの手紙の中じゃあなたのこと結構高評価なのよね……」
「根性がいいとは言われましたね」
「…………まさかとは思うけど」
「?」
「あいつのトレーニングやったの?」
「ええ、やり通しましたよ!」
「!」
「え?」
「まさか、此処にもバカがいたなんて…………」
「………………」
バカって言われた…………
一日に二回も!!!
俺なんか悪いことした?
「あの、トレーニングバカのメニューをやり遂げるなんて相当の変態よ!」
「ぐはっ!」
タクミは精神に1000のダメージを受けた!
ここまで酷く言われる日もそうそう無いものだけど
俺何かしたか?




