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魔族領のとある屋敷にて
「それにしてもです」
「なんですか?」
「どうして私の方から出向くですかね?」
「それは先方の方が格上ですから」
「今はちがうですよ!」
「今も変わりありません」
「え? ほんとですか?」
「ええ」
「ほんとにほんと?」
「唯一神に誓って」
「な!」
orzの姿勢になるちび
「ちびとはなんです!」
「本当にその能力反則ですね!」
「ふん!」
「はあ、そろそろ着きます」
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「よく来たね、管理者さん」
「後、一年もしないうちに私より上の位置に行かれるお方のお招きとあればです」
「ああ、僕(私)の部下が失礼な事いったかな? 君からそんな卑屈な言葉がでてくるなんておかしいもんね」
「間違ってはないです」
「さてと、本題に入ろうか」
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「ふーん、で僕(私)の後継者は見つかったというわけだね」
「はいです」
「はあ、憂鬱な気分だよ」
「なぜでしょうか?」
「ん? 君は……ああ、僕(私)の元部下、壱号ちゃんか」
「そうです!」
「噛み砕いて言えばこの力を継承させるには対象を殺害しないといけないんだよ」
「そうなのですか」
「僕(私)は博愛主義者だからね、殺しなんて本当はしたくないんだけどね」
「そうでしたね」
「それと、こっちに送られた人間……か、彼が厄介といえば厄介なんだよね」
「どうしてです?」
「ゲートの問題さ、こっちから天界に戻るゲートと彼が元の世界に帰るゲートは途中まで同一なんだ、僕(私)が帰るタイミングで彼が元の世界に飛ばされないとも限らない、まあ彼の精神状態が最悪な状態なら彼が元の世界に戻るという事態は避けられるけどね」
「……」
「ふふふ、さすがは我が主様です、相変わらず黒いですね」
「ふふ、それにしても今はその子の部下だよ壱号ちゃん」
「心得ております」
「まあ、君たちは当分彼と、後継者とコンタクトとるだろうけど余計なこと言っちゃだめだよ」
「それはわかってるです」
「そのために私がともに行っておりますので」
「はは! 神なんて言っても所詮は代理、その程度だよ小娘、変なことを考えるなよ」
「くっ……」
「まあ、僕(私)はもうこの世界に興味はないから好きにしなよ、壱号は返してもらうけどね」
「それは!」
「初めの契約に基づくからね」
「そんな……です」
「ふふふ、仲よさそうだけど、壱号の主導権は永久に僕(私)にあるからね」
「……!」
「じゃあ、今日はこれぐらいだね、ふふふ、また呼ぶから」
「はい、です」
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「ミカ……」
「なんでしょうか?」
「やっぱりあの方についていくですか?」
「……はい」
「そう、ですか」
「私も本当はくそ餓鬼残してこの世界を去るのは嫌なのですけどね……」
「は? 聞き捨てならないです! 誰がくそ餓鬼ですか!」
「はぁ、これぐらいは察していただけてもいいと思うのですけどね……」
「何のことです!」
このかわいいチビに愛着がわいているのよ!
「え……」
「私は先に帰りますわ、では!」(シュッ)
「…………ミカ」
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「ふふ、やっぱりそうだったのね」
「ああ、そうみたいだね」
「私(俺)の支配から抜けられるわけないのに、くすくす」
「俺(私)が見逃す訳がないだろうに」
「私(俺)の後継者の周りも面白そうね」
「本当だね」
「私(俺)の気まぐれであと一年か」
「はたまた、2年、3年先か」
「私(俺)が力を取り戻すのは決定事項」
「俺(私)が後継者を殺すのは決定事項」
「ふふふふ」
「はははは」
「「約束の時間はすぐそこだ」」




