最初の警告
2011年3月9日。
三陸沖でM7.3の大きな地震があった。
幸いこの地震の時は被害が最小限で済んだ。
まだ知らなかった。
後に戦後最悪の自然災害が発生する事を。
2011年3月9日。
雲一つ無い水曜日。
町並みに溢れる笑顔、活気溢れる港町。
この時はみんな平和だった。
午前11時45分。
小刻みにカタカタと音を立て揺れ始めた。
次第にガタガタと大きな揺れになった。
すかさずテレビをつけると東北地方で震度5弱の地震が発生したとの事。
「大きい地震だなぁ。」同僚と何気なく会話していた。
数分後、津波注意報が東北地方太平洋側に発令。
町中にサイレンの音が鳴り響く。
地震が発生したのはちょうど正午。
昼食の時間帯だ。
避難しなかった人もいたはず。
これが後に大被害をもたらす事になるとは...
幸いこの時の津波は最大波60cm。
水産被害が出るほどで、人的被害は無かった。
後に津波注意報が解除。
人々も一安心し、通常の暮らしに戻っていった。
小説をお読みいただきありがとうございます。
今回は2011年3月9日の地震について書かせていただきました。
初心者のため文章おかしい所もありますが、
温かい目で見ていただけたら幸いです。
目安ではありますが、全10話前後を予定しております。