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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

天才だと村人達に持ち上げられる俺だけど実は美少女魔王のご褒美が欲しくて魔法を習得してるだけなのでただの変態です


齢10歳で最上級魔法を披露してみせた俺、リエルは村の人達から天才ーーそう持ち上げられてきた。


「勇者になるんじゃないか」


「リエルが居れば村は安全だ」


そんなことをずっと言われ続けられてきたが実はーー


「のう、リエルよ。もっと頻繁にこっちに遊びに来てもいいんじゃぞ? 妾、寂しいのじゃ」


「リエル君♪ 今日もおねーさんと遊ぼうね♪ 」


「リエル……きてくれて、ありがと、」


「ええい貴様ら! 魔王様の前ぞ、自重せぬか!! リエル今日こそは私と遊ぼうではないか」


「ケケケ! 結局サリカもリエルを独り占めしたいだけじゃねぇか。スヴェアも独占したいぜ」



はい、こちら魔王と四天王の皆さんです。


「ごめんなさい、最近時間が取れなくて中々こっち来れなかったんだ」


「そうか……じゃあ今日は《転移魔法》を教えるのじゃ。これでいつでも来れるであろう! 」


「いやいや《転移魔法》って古代魔法じゃん……俺なんかに教えていい魔法なの? 」


「お主とこうして触れ合える時間が増えるのであれば問題ナシじゃ! 」


ぎゅっ、と右腕に抱きついてくる。

魔王さんはその、かなり胸がデカいので押しつぶされた感触が肌に直に伝わる。


魔法を覚えた時や会った時に必ずしてくれるご褒美。(俺がそう思ってるだけかもしれない。)


これのために頑張って魔法を覚えてるってのもある。

魔王や四天王達の教え方が良いのももちろんあるんだが。


だからだなーー俺は天才なんかじゃない。

言うならただの変態だ。


ただーーー


「おお! もう前教えた魔法を完璧にこなせてるのじゃ。やっぱリエルは天才なのじゃ」



皆が勘違いしてるだけなんだ。

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