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第89話 【ギルド認定のシーフ】

 それは、決して宝箱から出てくるものではなく、つまりはモンスターから掠め取るように入手しなくてはならない物らしい。


 『竜の髭』って言うものを探している。


 その入手は、生きてるドラゴンじゃなきゃいけないらしい。


 で、そんな事をできる人って、やっぱりスキル持ちになってしまって、今回、この七竈さんの護衛兼、戦闘役として一緒に付いて言っている。


 彼女は本物のシーフらしいんだ。


 いや、他が本物かどうかって話から始めないとだけど、つまりは、自称ではなく、ギルドの公認の本物のシーフ。


 何が違うの?って話なんだけど、きちんとスキルとしてその能力を持っているってことなんだ。


 概ね、このダンジョンの職業、クラスなんて物は自称でいいことになってる。


 でも、一部の、うちでいうなら春夏さんとか分かりやすい例だけど、自他共の認めるというか、持ってるスキルの総合形態、つまり戦闘のスタイルとかで自ずとクラスが決まって来る人たちがいる。春夏さんのサムライとか土岐の騎士、椿さんの魔導師なんて物がそうだね。


 で、こういう人達以外で、自称するクラスで一番多いのが『シーフ』って事らしい。


 ほら、ギルドの日曜集会で、鍵開けとか覚えられるじゃん、それに中階層の後半ともナルトそこそこ戦闘技術も上がってくるし、それに皮鎧とかショートソードとかを装備して、シーフを名乗る人って結構多いらしい。


 このダンジョンは弓とかの飛び道具とか向いて無いので、レンジャーはいないみたい。

それでも、葉山はレンジャー認定もされてた。器用だよね葉山。


 今は違うけど、確か今は、


 「今、葉山、何の認定受けてたっけ?」


 って直接聞いてみると、


 「うん? 竜騎兵(ドラグナー)だけど」


 春夏さんにもらったお茶を飲みながら、何気に言う。


 カッケー、葉山だけのオリジナルらしいんだ。ドラグナーかあ、いいなあ。


 でも、ブリド、妹の神器は、聖王である彼女しか使えないからなあ、いいなあ、僕もそんな字名というか、占有な名前とか欲しい。中二病かもだけど。


 ちなみに、薫子さんも確かそんな感じで呼ばれたな、なんだっけ?


 「葉山、薫子さんは、なんだっけ?」


 すると、葉山はにっこり笑って、


 「よ、断罪者(エクスキューショナー)よ、細かく切り刻み絶対に殺すウーマンな人って意味」


 怖、ってか痛、薫子さん、賢王なのに闇の人みたいだよ。大丈夫かな、母さんの影響を受けまくってるかもだよ。


 まあ高速回転する斧を振り回してるんだもんな、そう言われても仕方ないか、ある意味死刑執行人よりも怖い言い方かもしれない。それはそれでかっこいいけど。


 あ、ちょっと話は逸れたけど、そのシーフって、つまりは技術的に誰でも習得が可能で、そこそこ長くこの鍵系の技術に関わっている人は、概ね『シーフ』ってことになる。 


 その次多いのは、直接戦闘系の戦士とかだね、概ね戦闘に慣れてそこそこいい装備そろえられるようになると、よほど向いて無い限り、熱心に通って、各界のジョージに勝てて、階層への行けるか様になればレッサー種なら問題無くて討伐できるようにはなるって話だから。


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