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武器・防具・その他

銘 紅きの炎陽 グルフレイム


種別 玩具剣レンタルソード


材質 ソフトビニル


使用者(管理) ギルド


制作元 グルグル玩具株式社


説明


ギルドで修学旅行の生徒、ダンジョンビギナーに貸し出される玩具剣で、ギルドが立案、デザインして製造した記念すべき初のレンタルソード。高級と呼ばれる玩具剣のほぼ全ての形のもとになった玩具剣で、ソフトビニルでありながら、紙ゴーレム程度なら、軽く貫ける攻撃力を持つ。しかし、その鋭い攻撃力の前に、慣れない修学旅行生や、ダンジョンビギナーにけが人が続出したために、一度、工場に戻して、歯の部分や、その当たりの部分を大幅に改修して、安全を考慮し現在の形に落ち着いている。フレイムの名前の由来される様に、その本体は赤を基調に直剣ロングソードタイプとしてデザインされており、古くなってしまっている現在においても人気は高い。一次発注で500本、二次と三次で1000本づつ制作されるが、経年劣化による損傷と、持ち帰ってしまう修学旅行声が後を絶たないために、今は、制作本数の半分程度しかレンタルとして利用されていない。



銘 蒼き静氷のグレパシスト

 

種別 玩具剣レンタルソード


材質 ソフトビニル


使用者(管理) ギルド


制作元 パシスト夢工場(株)


説明 


紅きの炎陽 グルフレイムの次のシリーズとして、デザインを一新して制作された玩具剣。一度に、3000本制作している。デザインは、幅広のしみたータイプとして青を基調に作られており、こちらの剣の方が大きさも重さもある。また、剣の内部にICチップを埋めこんであり、紛失、ダンジョンからの持ち出しに対しての対策を備えた仕様になる。また、この剣事態に切断する能力は無く、紙ゴーレム対策として、先端にスパイクを別途取り付ける仕様になっている。この仕様によって、浅階層のジョージくらいなら対応可能となっている。また、慣れない者、剣の扱えない初心者のために、安全装置として、半径3m以内に、この剣を持つものが剣を振る状態で近づくと警告音の鳴る仕組みなっている。最初のレンタルソードからの反省を生かして、様々な改良を付け加えた安全玩具剣なのではあるが、大きさと形、そして安全装備によるところの重量とバランスのお陰で、グルフレイムよりも人気が無いと言われている。おかげでキルドの方では赤い方がけがすぐになくなると嘆いているとかいないとか、真偽のほどは定かではない。



銘 マスラオソード


種別 片手剣ギルドオリジナル


材質 北海道鋼


使用者 ギルド員


製作社 河岸製作所㈱


価格 120000円



ギルドの組織員が、ギルドから配布されている一般装備としてのロングソード。見た目に地味であるためにあまり知られてはいないが、あのカシナートと同様に河岸製作所の製品であり、同じロングソードとしての性能でいうと、流石ギルドと言うべきかずば抜けている。何より正確にいうなら、現在のマスラオソードはタイプⅣであり、初期型と比べると形こそ変わっていないものの、価格生産を含めたその内容は格段に良くなっている。Ⅲ型から、右手用左手用が現れ始め、その使用者に扱いやすい様な工夫がされている。また同じギルドでもエンチャントのスキルを使用する水島祐樹にはその性能が十分活かせる様に、魔法スキルの乗り易いと言われる真駒内鉄が使用され、金属内に見えない程度に気泡などの表面積を増える加工が施されている。(実際水島の使うものはタイプⅤとも言われている)。

また、佐藤和子シメントリーの能力により、多くは麻痺、眠りなどの相手の行動を静止する効果が補填されているマスラオソードも存在している。一般販売はされていないギルドのオリジナルである為、この剣が欲しくてギルドに入る者もいると言う。ちなみに

第12話【王たちの狂宴】の時に前住宝、愚王が使っていたのは数の少ないⅡ型のマスラオソードで、勝手に持ち出した物らしい、ギルドでは強く返却を求めているが、未だ応じてはいない様である。




銘 オンコの棒


種別 棒


材質 木材


使用者 真壁秋


制作社 不動木材(株)


価格 780円


俗に言うところの木の棒。多くは、北海道に広く分布するイチイの木、北海道ではオンコと呼ばれて、庭木や垣根などに利用されている、木質は固く光沢がある上に加工しやすいので色々な木工品に利用される。アイヌではこの木を弓の木として、その名の通り加工して弓にしていた歴史もある。また綺麗な赤い実を付けるがその実には毒があり、口に入れると最悪、呼吸困難などを起こすので注意が必要である。基本的に木材加工で余ったもの、もしくは再利用されたものがこの様なダンジョン用の武器として加工され販売されている。見た目は簡素な木の棒であるものの、実際は高価な玩具剣よりも取り扱いは容易で、重さもあるために以外に攻撃力も高く、何より価格が低く抑えられているので浅階層のダンジョンウォーカーには人気がある。



銘 密閉型マテリアルブレード(M型)


種別 ロングソード


材質 不明(社外秘)


使用者 真壁秋


制作社 大柴マテリアル(真壁秋専門チーム)


価格 65億円〜(現在も尚開発改良中なので値段は上がり続けている)


メーカー開発番号シリアルナンバーGーSNEーP0112。世界が大柴マテリアルを中心として北海道ダンジョンに挑戦するために予算など度外視して開発された現代剣。現代科学、物理学、歴史、人間工学など、すべての技術をこれでもかと言うくらいたった一本の剣に集約させた、武器と呼ぶには詰め込みすぎて、むしろその性格性能から兵器に近い。真壁秋に手渡った当初は、剣自体がダマスカス鋼性の剣に偽装し、その正体が知れると、誰にも気付かれずにゆっくりと現在のメタリックブラックの自身の性能を十二分に活かせる色になる。剣の作りとしては、現代剣のそれに近く、性能重視のとても簡素な作りになっていて、掴もう刀身も同じ単一の金属で構成されている。この作りは、3本全てのマテリアルソードに対して同じである。(2方向以上が対象型にならないと、この金属の長所が生かせない為)先端は円弧を描いて、尖がない、どこか柔らかく女性的な印象を持っている。大柴マテリアルに生み出されたオリジナルの調整金属元素によって構成され、耐食性においては金を、高度においては機械用ダイヤモンドにも勝る。何より思考型偽装金属という自身で考える(剣的な思考は一般に人の思考とは異なる)剣自身にインテリジェンスを持ち、使用者である真壁秋の意思に答えようとする健気さを持っている。また剣の意識はその使用者に反映する形を取り、いわゆる相思相愛な良好な関係を保っているとも言える。真壁秋曰く、「もう離れられない」らしい。その切れ味は、北海道ダンジョンにおいて最高を誇り、真壁秋の技術を伴って、最強の名をほしいままにしている。また絶えず自身の刀身を晒す事を望み、鞘を欲しがらない。その為、ダンジョン内外で活動するときには抜き身の剣を片手に持ち、もしくは脇に挟み、時として股に挟んで活動し、剣自身もそれが気に入っている様である。また、メンテナンスは不要であり、剣自身が自在に切れ味を調整している。同じマテリアルブレードとして『剣の形を保っている状態』では単一質量の関係で、性能として2位の位置につけている。今尚、進化進歩を続ける、制作社にすら全容を知ることのできない謎が多く、現段階ではダンジョン最強剣の一つ。



銘 分離型マテリアルブレード(S型)


種別 ショートソード・ミドルソード 二対一体


材質 不明(社外秘)


使用者 葉山 静流


制作社 大柴マテリアル(葉山静流専門チーム)


価格 35億円〜(現在も尚開発改良中なので値段は上がり続けている)



メーカー開発番号シリアルナンバーGーSNEーP0113。世界が大柴マテリアルを中心として北海道ダンジョンに挑戦するために予算など度外視して開発された現代剣の一つ。諸事情により当時、大柴マテリアル本社から逃げ出す葉山静流が勝手に持ち出したとされるが、この行動も、彼女がこのマテリアルソードを持ち出した事も、本計画『剣世界』の一部であることが、後に開発者によって明らかにさせている。目的は、GーSNEーP0112 ロングソード型、俗称M型に存在的攻撃性負荷をかける為と言われているが、どうやら目的の達成は叶っていない様である。

マテリアルブレードとして双剣の形を取るが、二本で一本と認識されている。性能は、M型と同様であるが、持ち主とは未だ意思の疎通ができていない為に、硬く切れ味の高いショートソードの止まっている。これは持ち主の性能のためではなく、その大きさ、単純んい質量の関係から、S型のマテリアルブレードは思考を形にするまでに至らないのではと、一部失敗作と言う開発者もいる。それでも、ショートソードとしてに限らす、剣としての性能は飛び抜けているので、持ち主である葉山静流の剣技と器用さを支える重要な武器としてダンジョンでは最強剣の一つと数えられている。ちなみに金額がM型に比べて低いのは、開発段階で、M型による土台があったからで、むしろ、その後の費用は小型化を念頭に置いていた為にこちらの方が掛かったと言われている。M型同様、今も尚、開発成長を続けてる、未だ全容を現してはいないポテンシャルを秘めている。



銘 浮き鴉(うきがらす)


種別 小太刀(二本一組)


材質 隕鉄


使用者 多月 蒼


制作者 初代 微水(刀鍛冶 1800年頃没)


価格 12億円(国宝級)


多月蒼が実家から持ち出しを許された二対一体の小太刀。伝説伝承の刀鬼ともいわれる初代微水の作品。その集大成ともいえる完成度を誇る。経歴や歴史上に置いて本来刀に分類されるが、形状直刀でショートソードに近い。微水と言うのは多月家が代々抱える刀鍛冶の名家で、その名は現代も継がれている。そんな国宝級の武器を持てせたのは家長。その斬れ味は斬られた者さえ感じさせず、当時、黒の猟団としてダンジョン最強を知らしめた多月蒼の技能も合間って、ダンジョンを駆け抜けていた。しかし、マテリアルブレードを装備した真壁秋により長い歴史と伝説級の切れ味はあっさりと幕を閉じる。

切り刻まれた国宝級に嘆くコレクターは多い。しかしその中で、その破片は有名オークションで値段を上げ続けている奇妙な現象を続けている。現代における有名剣士の名勝負の結果として、また、その儚い古き剣の現実としてなのかその辺は推測の彼方でしかない。ともかく今は芸術品として引き合いが強いらしい。そんな現状において、大月蒼は新たな得物を実家に求めるものの、多月家お抱えの第19代微水並びに、多月家お抱えの工房である集霧院では、曰く、新たな装備製作の交換条件として、破損させた者(真壁秋)の召喚(ちょっと顔貸せ的な意味)を求めているらしい。新たな微水の新作に期待したい。



銘 河岸直人1型大剣(川岸直人の剣(カシナートのけん)


種別 バスタードソード(片手でも両手でも装備可能)


材質 真駒内鉄


使用者 通常流通してる為多数


制作者 河岸製作所㈱


価格 649800円(税別)



このダンジョンで知らぬ者はいない、言わずと知れた名剣。ダンジョンの深階層を目指す者なら誰でも一度はその所持を夢見るバスタードソード。もちろん、相応の金額と、若干の製作日数を待つことでその所持は誰もが可能である。よって、深階層常連者の実に4割がこの剣を装備している。またギルドの所謂幹部と言われる者たちが装備していることでも憧れの対象になってしまっている。その為に、誰もが買える、誰もが手に入れられる量産品だとはいうものの、この剣自体に『格』がついてしまっていて、専用装備にも近い扱いで一般に中階層あたりのダンジョンウォーカーでは手が出にくくなっていると言った奇妙は現象も起きてるようだ。ともあれ、その攻撃力は高く安定した威力を常に出してくれる。ある程度、剣を振れる技能程度でも、一人前以上の戦士となる事が出来る。元々は、製作者である河岸直人が、安全に強い敵とも戦ってもらいたい、とういコンセプトの元開発され、誰が使ってもそれなりに高性能になるように、刃の形、振りやすさ、斬撃に入る時の衝撃、重さなどを徹底的に研究開発した結果この形になったと言われ、後、数グラム、後数センチ、形を変えただけで、この性能は失われるとも言われている。そのあまりに神がかった出来の良さに、開発成功当時に自身の名をつけてしまうくらいの達成感があったという話はあまりにも有名で、その名前が変化して現在のカシナートの名になっているのもよく知られた事実。流通から現代まで自分の名前が変化して消えてしまった事で、製作者本人は意外にもホッとしてるらしい。当時はあまりの出来の良さに、テンションが上がって自分のフルネームを付けるなど、どうかとしていた、と一人娘にも語っていたそうだ。なお、価格はもっと抑えて、誰もが買える価格にしたかったのであるが、大柴マテリアルから購入する原材料の値段が高価な為と人件費、工程などの為にギリギリ抑えてこの値段らしい。とはいえ、有象無象にいるスキル無しのノービスの戦士が強敵渦巻く深階層で活躍する超が付くほどの一流の剣士になれるのなら、納得の価格、いや、破格とも言えるのではないだろうか。



銘 化生切包丁けしょうきりぼうちょう


種別 大剣(両手剣)


材質 青鋼2号


使用者 東雲 春夏


制作者 札幌市刃物店協会

価格 670900円(税別・永久保証付き・研ぎ無料)



本来は形としては、逆刃刀に近い刀と位置付けてもいいとも言えるが、野太刀を上回る厚い刃と、斬撃性能だけに着眼を置いた性能から、「巨大な包丁」と分別され、種別にし、大剣の部類に組み込まれている。元々は、自分の娘が最近台所に立つようになり、そんな姿を見た父親が、『うちの娘には剣よりも包丁の方が似合うのではないか』という発想の元、この北海道有名刃物店に相談に行った所、この化生切包丁の製作となった。もちろん、刃物店なので、いかに北海道ダンジョンがあるとは言え、武器の開発は初だった事から、そのノウハウは、ロングソード系で有名な伊原製缶(株)とあのカシナートで有名な河岸製作所にアドバイスをもらいながらの完成になる。そして完成した化生切包丁はというと、包丁などという日常品などカケラも感じさせない斬撃性能と打撃性能を併せ持つ恐ろしい武器となってしまった。考えてみれば、単純に刃物としての歴史(恐らくは原始時代に遡る)を考えるなら、おそらく『包丁』を上回るものなど存在しないという事実である。そしてそのノウハウの結集である化生切包丁なのであるから、高性能で当たり前というのは否めないのである、そして何より、意外に料理が得な使用者である東雲春夏がそれを使い熟す場合の攻撃力の高さは、あのミノタウロスですら一振り真っ二つにしてしまう。骨を断つ場所を骨を断つ事が出来る包丁が振り下ろされた結果なのだから当たり前ということになる。また、包丁なのであるから、素材を傷めない切断面の美しさは他のどの剣など比べ物にならない程である。特にというわけでもないが容姿に一部でも食肉系が含まれた場合のモンスター(牛、豚、鳥、羊、魚等)には攻撃力が上がる傾向にあるようだ。切られるモンスターにしても、お料理気分で両断されるのだから、たまったものではないだろう。このダンジョンどころか世界に唯一一品の東雲春香の専門装備として、ダンジョン強者の武器として名を馳せている。世界最強の包丁である。

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