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第147話【混戦・雑戦・乱戦・迷戦!!】

 ひとまず、ラミアさんの方はなんとかなったんだけど、今度はシリカさんが完全に事切れてしまった。


 事切れたって行っても死んでしまったわけじゃないよ、まあ、死んだって言われる時もある状態けどね、寝てしまっている。しかも熟睡系、よくこんなところでこんな状況でスヤスヤ寝息を立てていられるものだと感心するけど、多分、それほどの労力を使ったんだと思う。本当にカックンって、幼児みたいに全力行動からの事切れ方に、もはやどうしてもおきないほどの深い眠りに入っている。


 彼女の最後の言葉が、


 「みなさん、私を頼みます、そうですか、ありがとうをいいます」


 と言う。


 潔い良いのか、無責任なんだか判断に苦しむ所なんだけど、そんな言葉を残してZzzしてしまう。まあ、シリカさんのおかげでラミアさんが逃げれたんだし、彼女自身の彼女の放り出し方に、責任をもって答えることにするよ。


 今はこうして角田さんが抱えているけど、今にも放り出しそうな雰囲気だから、なるべく早くギルドの方で引き取ってもらいたい僕と言うか僕らなんだけどさ、今はギルドの人たちもそんな状況じゃあないみたいで、とてつもなく忙しそうだったりする。


 「ハハ! 元気だなお前ら!」


 と前住さん事、クソ野郎さんが。


 もうクソ野郎さんでいいよね、そのクソ野郎さんとギルドの皆さんは絶賛交戦中だ。次々と襲いかかるギルドの前衛部隊を1人で相手にしているんだけど、その姿を、お姉さんの方はただ見ているだけで、全く助けようとはしないんだよね、最も、前住さん事クソ野郎さんにはまだ余裕があるみたい。


 それでも、さっきまで、なんか一人の女子に稽古をつけてたっぽい。きちんと見ていた訳じゃないけど、結構いい人か?、この人って思っちゃったよ。その様子を、他のギルドの人たちも黙って見てるし。


 そのクソ野郎さの動きを見てると、積極的に襲ってるのは、たぶん、ギルドの若い子っては新人な人たちで、きちんと手心を加えてるどころか、悪いところとか指摘もしてるんだよね。割と親身に、親切に。


 で、そんなのが一通り終わって、クソ野郎さんは、他のギルドの人と遊び出すように戦線を拡大させる。


 あの、鎖付きの槍の攻撃範囲が広いのもあるけど、ほんとうに、よくやってるなあ、って、僕は僕とか母さん以外の、ここまで戦える人って初めて見たから、ちょっと感心しつつ見学してる。


 そんな現在、これだけ大勢いて、一気に1人でかかる場合って、圧倒的に有利に見えるけど、実際は、一度に襲いかかれる人間の数なんて限られている訳で、同時攻撃で、5人くらい? よっぽど連携が取れる人達ならそれにプラス1〜2名がせいぜいで、ギルドの場合もそれなりの訓練とか受けているっぽい動きをしているんだけど、やっぱり安全とかを優勢するから、同時に4名の入れ替わりの波状攻撃がせいぜいで、前住さん事、クソ野郎さんには攻撃は届いていない。


 一応指揮系統は、喜耒さんが出していて、それの背後に麻生さんが見守っている感じかな、一番の要注意人物の姿が見えない。


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