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北海道ダンジョンウォーカーズ(再up版)  作者: 青山 羊里
◆終章 異世界落下編◆
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第130話【最終作戦会議、これで最後、全く最後】

 雪華さんは白馬さんの怪我の様子とか見て、「ひどい、後ろからなんて」とか、「骨には異常なさそうだけど、結構内臓もイってるわね」なんて言うたびに、なぜか雪華さんに三爪さんが謝るっていうおかしな光景が展開していたんだけど、いいのかな? ともかく白馬さんは怪我を処置されながらでいいから聞いていてね。


 未だワイワイと騒がしい中、


 「ほらほら、大人しくしなよ、我らが魔王様のありがたい行き当たりばったりっていう計画が聴けるよ、これで、全部終わるんだから、協力しようよ」


 って手を叩いて、こちらに注目を集めるのは今のギルドの代表者な、八瀬さん。


 クロスクロスの時と全く変わらないあ、って見てると。


 八瀬さんはチラッと、僕の新しい奥さんを見て、


 「なんか凄そうな人だね? 人じゃないかも、一体どこから連れて来たのさ?」


 ってヤレヤレ、って顔して言うから、一応は答えようとするんだけど、


 「いや、いい、どうせ君の事だから、きっと非常識なことに決まってるんだ、僕もキャパはそれなりにあるけど、流石に君にはついていけないからね、喋らないて、今は余計な事を考えたくないからね」


 って言われる。


 「ほら、始めるわよ、いいからみんな席について、空気を消失させて音の伝搬を遮ろうかしら」


 と怖い事を言い出すのは此花さんの椿さんの方。


 ようやくここでシンとなるんだけど、


 「酒とかないよな?」


 ぬうっと、入り口からその大きな体、そしてその顔を覗かせて来るのは、室内に入るのは遠慮している初代微水様だった。


 いや、ここ18歳以上いないので飲酒は無縁の世界だから。


 「じゃあ、水でいいや、札幌の水道水は好きだぞ」


 とか言い出して、ギルドの女子の数人が対応していた。


 そこに、ようやくと言うか、


 「みんな待たせたべ」


 とか言いながらギルドの重鎮、今は相談役みたいな立場の真希さんが姿を現した。


 そしてその背後から、空を滑空する人影。


 こんな時じゃなかったら斬ってたよ、普通にダンジョンモンスターかと思ったよ。


 「悪い、俺も混ぜろ」


 って言い出すの、D &Dの真々地さんだった。なんで背中に黒翼が生えてるの? で、にやった笑うその口から、どう見ても八重歯に見えない牙が生えてる。一体なにがあったんだろ?


 って今はいいや、話が長くなりそうだから。


 あ、キリカさんも来たね。


 え? 真々地さんをそっちに寄越せって? ほら行ってよ真々地さん。


 そんな事ばかりしてる所為で、静かになった会議場はまたざわめき出す。


 「静かにしてくださーい」


 ってディアボロスくんが叫んでる。


 あ、エルフの牛子さんが、他のエルフの人達を連れてやって来た、お礼をしたいらしいんだけど、後でいいから、ってかむしろいらないから、ああ、滝壺さんも、雨崎さんも来たね。


 どんどん騒がしくなる会議室。


 なんとなくだけど、先生とか、委員長の気持ちってわかるなあ、って思いつつ、まあ、ここまで来たら、僕とアキシオンさんと、摂理さんでなんとかなるんだけどね。



 あ、最後に忘れてはいけないディアボロスくんもだね。だからそのメンタルの為に白馬さんもいるね。


 なんだ結構、人、必要じゃん。


 「あと、受け止める為の人間の確保も、特に魔物と仲良くやっているダンジョンウォーカーが必要ですよ、オーナー」


 ってアキシオンさんが言う。、


 じゃあ、作戦会議を始めるよ。


 これで最後。


 いよいよ、そこそこの、そんな結末の為にみんな頑張ろうね。 

 

 


 

 


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