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第9話 禁断のアサルトウィッチ

久々に書いてみた。

<うづき視点>


私は堀江奏多を家に運び手当てをしていた。

「あの、リリィレイさん」

私はリリィレイの名前を呼んだ。

「何ですか?」

リリィレイさんは片手にマグカップを持ちながら私を見た。

「どうして戦わないといけないんですかね」

私はそう言って自分の片手を見た。

私自身は多くの人々を守って来たけどでも堀江さんを守れなかった。

堀江さんは弱っている体は少しずつ弱っていた。

「私にできることは・・・」

私は堀江さんが苦しむ姿を見て心を痛めていた。



ーーー夜中ーーー



私は何か物音が聞こえて片手にギラファカリバーを片手に持ちながら下に向かった。

そして下に居たのは堀江さんだった。

堀江さんは涙を流しながら何かを探していた。

「どこ?どこなの?」

堀江さんはそう言って泣きながら探し続けていた。

「堀江さん?」

私は堀江さんに声を掛けた。

「貴方のせいで!」

堀江さんは苦しんでいる体を無理に動かして私の胸ぐらを掴んだ。

「あなたのせいで!アナンさんは!死ななかったのに!」

涙を流しながらそう堀江さんは私に言った。



ーーー1時間後ーーー



泣き止んだ堀江さんはじっと下を見ていた。

「何で・・・・何でアナンさんも助けてくれなかったの?」

堀江さんはそう私に言った。

「アサルトウィッチは倒す敵なんです!だからどんなアサルトウィッチは倒すしか道はないんです!」

私はそう堀江さんに言った。

「貴女にはわからない!アナンさんがどんなに優しくて暖かなアサルトウィッチだったか!」

堀江さんはそう言って私を見た。

「なら、あなたは彼女を信じられるんですか?」

リリィレイはそう堀江さんに聞いた。

「信じます!例えあの人がどんなに凶悪でも!」

堀江さんの中にはずっとアナンさんとずっと一緒に居たいんだ。

私がリリィレイさんを隣に居てほしいと思うのと同じだ。

「なら、堀江さんに預けます!」

そう言って私はポイズンアナコンダのカードを堀江さんに渡した。

「えっ?」

堀江さんはそれをじっと見た。

「あなたはアナンさんを信じてるんですよね?」

私はそう堀江さんに聞いた。

「はい!私はあの人の相棒ですから!」

そう言って堀江さんはカードを受け取った。



<?>



俺は片手に茜色のカードを持ちそれを1つの墓の前に立ちそのカードを投げた。

[甲斐の虎・シンゲングリーゾ]

墓の墓石から1人の人間が出現した。

「目が覚めたか?甲斐の虎」

そう俺は片手に太刀を持った人物に聞いた。

「わしは確か病で死んだはずだが?」

シンゲングリーゾはそう言って辺りを見た。

「貴様は確かに死んだ・・・だが俺が生き返らせた」

そう俺はシンゲンに言った。

「そなたが生き返らせたのか?」

そうシンゲンは俺に聞いた。

「ああ、貴様にはこの世界を破壊してもらう!貴様はまだ暴れたいだろ?」

俺はシンゲンに聞いた。

「ああ!暴れるとしよう!」

そう言ってシンゲンは片手に太刀を持ちながら歩き始めた。



ーーー街中ーーー



シンゲンは片手に太刀を持ちながら建物をじっと見ていた。

「ワシのいた時代からかなり時間が流れたようだな」

そう言ってシンゲンは太刀を鞘から抜き一振りで辺りの建物を凪ぎ払った。

全ての建物は跡形もなく消し飛びシンゲンは片手に太刀を持ちながら辺りを見ていた。

「やれやれ、少しは楽しくならないのか?」

シンゲンはそう言って太刀を片手に持ちながら街を破壊し始めた。

その時。

ブゥゥゥゥゥン!

槍を持った少女がシンゲンを見た。

「お前がやったのか?」

少女はそう言ってシンゲンを睨んだ。

「貴様は何者だ?」

シンゲンはそう少女に聞いた。

「私は鶴木瑞花!お前を倒すものだ!」

瑞花はそう言って槍を振り回し地面に突き刺した瞬間槍から放たれるエネルギーが瑞花の体に集まり瑞花と融合した。

そして瑞花は水色の魔法少女へと変身した。

瑞花は片手に持った槍を振り回しながらシンゲンに攻撃を仕掛けた。

「ふぁあああ!」

シンゲンは太刀を抜き攻撃を防いだ。

「貴様の力はこの程度か?」

シンゲンはそう瑞花に聞いた。

「私の力はこんなもんじゃない!」

瑞花は力を発動した。

猛吹雪槍拡散(ブリザードランスショット)!」

槍をシンゲンに向けて弓の様に引いた瞬間槍は弓矢の様に矢が大量にシンゲンに向かった。

槍の数は15本あり全てシンゲンに向かった。

だがシンゲンは太刀を抜き一振りで全ての氷の矢を消し飛ばした。

「さぁ、終わりだ!」

シンゲンはそう言って一瞬で瑞花の間合いに入り居合い切りで瑞花のボディを切り伏せた。

瑞花はそれを喰らい地面に倒れた。

「さて、終わらせるか!」

シンゲンは太刀を片手に持ちながらゆっくりと瑞花の首に近づけ斬り殺そうとした。

だが。

バキィ!

何かがシンゲンのボディに重いパンチを撃ち込んだ。

それは魔法少女うづきだった。

「大丈夫ですか?」

うづきはそう瑞花に聞いた。

「あれ?貴女は?」

瑞花はそううづきを見た。

「初めまして魔法少女の環うづきって言います!」

うづきはそう頭を下げた。

「そうですか、あなたが社長が言っていた。」

瑞花はそう言ってうづきの片手を掴んだ。

「とりあえず、あいつを倒しましょう!」

うづきはそう言って瑞花と共にシンゲンに攻撃を仕掛けた。

シンゲンは二人の攻撃を余裕で避けて片手に持つ太刀で斬り殺そうとした。

だがうづきはリリィレイと融合しているためシンゲンの太刀は全く効いていなかった。

「いきますよ!新技発動!超撃滅(ちょうげきめつ)双剣激龍斬(そうけんげきりゅうざん)!」

うづきは体を左に回転して2つの首の龍の様なエネルギーの斬擊を放った。

シンゲンは片手の太刀を盾の様にして攻撃を防いだ。

「今です!」

うづきはそう瑞花に言った。

「光の槍よ敵を貫き全てを守る為に心の一撃は全てを貫け!シャイニングオブバスターレイ!!」

瑞花は走り出して体を左に回転して光の槍はシンゲンの体を貫きそのままカードを引き抜いた。

カードは銀色に輝きそこには1人の武人が描かれていた。

「甲斐の虎?武田信玄?」

そう言って瑞花はそのカードをうづきに渡した。

「えっ?」

うづきは瑞花を見た。

「貴女ならきっと上手く使えるはずですから」

そう言って瑞花はうづきにカードを渡してそのままどこかへ消えた。



<奏多視点>



ーーー環家ーーー



私はうづきさんから貰ったアナンさんのカードを片手に持ちながら考えていた。

またアナンさんが私の隣で一緒に戦ってくれたら私はまた強くなれる。

でもアナンさんの記憶がなくなっていたら。

私はそれを考えていたら怖くなっていた。

私にできるのはアナンさんとまた契約するしかない。

そして私は胸にカードを押し当てた。

するとカードは人の形になり私の前に現れた。

その姿は間違いなくアナンさんだった。

私は嬉しさのあまりアナンさんに抱き付いた。

「ただいま戻りました、我が主堀江奏多さま」

そうアナンさんは私を優しく抱き締めた。

私は涙を流しながらアナンさんに優しく「お帰りなさい」と言った。


また一緒に戦いましょう!




続く

次回は意外な偉人を出します!

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