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第8話 大切な者の存在

久々に投稿だ!

<うづき視点>



私は片手にリリィレイさんのカードを持ちながら空に向けた。

「あの子は一体何なんだろう?」

私はそう言って昨日の女の子の正体が気になっていた。

「主、何をしているんですか?」

リリィレイさんは片手にケーキを持って来た。

「あの、リリィレイさん・・・」

私はリリィレイさんに聞こうとした。

あのアサルトウィッチが誰なのかを聞こうとした。

「昨日のアサルトウィッチはどこか少女の体に憑依した可能性がありますね」

リリィレイさんはそう言った。

「憑依ってクアンくんみたいにですか?」

私はそうリリィレイさんに聞いた。

「いえ、クアンさんは人に憑依しましたが彼女は自ら受け入れた感じがしました」

そうリリィレイさんは話した。

「おい、風呂沸いたぞ!」

クアンくんはそう私に言った。

「あっ、ごめんね」

そう言って私は走り出した。



<奏多視点>



私は片手に黒く光るアバターカードを持ってソファーで眠っていた。

「我が主よ」

影からアナンさんが出てきた。

「アナンさん、必ずプロトタイプ000を手に入れてみせるからね」

私はそう言って起き上がろうとした。

「我が主!」

アナンさんは私が倒れそうになって支えてくれた。

「ありがとうございます、アナンさん」

私はそうアナンさんに言った。

「我が主、あまり無茶をしないでくださいね」

アナンさんはそう言って私を優しく抱き締めた。

この何気ない日々がずっと続けば良いなと私は考えていた。



<うづき視点>



私はリリィレイさんと一緒に図書館で本を読んでいた。

「偽りの騎士?」

私はそう呟いて自分の手を見た。

今まで沢山のアサルトウィッチと戦いその度にリリィレイさんとの絆を深めてきた。

でもいずれはその絆を捨てなければならないのかもしれない。

そんなのは私は望まない。



ーーー駅前ーーー



私はリリィレイさんと一緒にクレープを食べていた。

「ねぇ、リリィレイさん」

私はリリィレイさんを呼んだ。

「何ですか主?」

リリィレイさんは私を見た。

「リリィレイさんは消えたりしないですよね」

私はそうリリィレイさんに聞いた。

「いつかは消えてしまうかもしれませんが、そんな事はありませんよ」

リリィレイさんはそう言って私の頭を優しく撫でた。

その時。

ドォオオオオオオオオオオン!

何か爆音がビルからした。

それは昨日のアサルトウィッチだった。

「貴様のカードを渡してもらおうか!」

蛇のアサルトウィッチはそう言って鞭を片手に持ちながら言った。

「嫌だと言ったら?」

リリィレイさんは片手にギラファカリバーを持ちながら聞いた。

「貴様等を倒すしかないな!」

そう言ってアサルトウィッチは鞭で攻撃を仕掛けた。

リリィレイさんはギラファカリバーで攻撃を防いだ。

「リリィレイさん!融合しましょう!」

私はそうリリィレイさんに言った。

「はい!」

リリィレイさんはそう言ってギラファカリバーに光の力を注ぎ込んだ。

「シャイニングブレイク!」

光の斬撃はアサルトウィッチに向かった。

「小癪な!」

アサルトウィッチは鞭でリリィレイさんの攻撃を防いだ。

「アサルトウィッチ!リライズフュージョン!!」

光になったリリィレイさんの光は私に集まり魔法少女に私は変身した。

「いきますよ!」

私はギラファカリバーをツインモードに変えて攻撃を仕掛けた。

アサルトウィッチは鞭で攻撃を防いだ。

「貴女は何のために戦うんですか?」

私はそうアサルトウィッチに聞いた。

「私は大切な人を守るために戦うんだ!貴様等にわかるか!一人ただ一人難病に苦しんだ少女の気持ちが!」

アサルトウィッチは瞳から涙を流しながらそう叫んだ。

「だからって関係ない人が苦しんでいい理由にはなりません!」

私はそうアサルトウィッチに言った。

「貴様には!わからないんだ!友も家族も全てがこの子を見捨てた!だから私はどんな事をしても!この子を助けるために戦うと誓ったんだ!」

私は感じたアサルトウィッチは涙を流しながらそう叫び憑依している宿主を想っているから言えたんだと。

「貴女は間違ってる!その子を想っているならそれは間違った道です!その道ではなく他に手はいくらでもあったんじゃないんですか?」

私はそうアサルトウィッチに言った。

「黙れ!!!!」

アサルトウィッチは鞭で私の首を絞めた。

私は苦しい中何かが見えた。

ザシュッ!

何かがアサルトウィッチの背中を斬った。

それは黒い鎧を来た騎士だった。

「貴方は?」

私は騎士を見た。

「やれやれ、貴様は甘すぎる」

そう言って剣を片手に持ちながら黒い騎士はアサルトウィッチに攻撃を仕掛けた。

一撃、二撃、三撃と斬り続け剣の刀身から黒い雷が放出されていた。

「黒雷の一撃!」

黒い騎士さんはジャンプして空中で縦回転をして黒い雷の一撃をアサルトウィッチの頭から切り捨てた。

「がはっ!」

アサルトウィッチは地面にゆっくり崩れ落ちた。

「つ、強い」

私はただその言葉しか出なかった。

「ふっ、さっさとカードを抜き取れ」

そう言って黒い騎士さんは闇に消えた。

私は走り出してアサルトウィッチの体からカードを抜き取った。

カード名は[ポイズンアナコンダ]と書かれていた。

「か、か、返・・し・・て、あ・・な・・ン・・さ・・・ん!」

そこには堀江奏多さんが倒れていた。

「えっ?何で?」

私は堀江さんを見た。




ーーー???ーーー



一体のグリーゾが片手に茜色に輝くアサルトウィッチのカードを持って歩いていた。

「さぁ、そろそろ次のイベントを始めるとするか!」

そう言って頭に角が生えたグリーゾは笑いながら街を見ていた。



つづく

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