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プロローグ

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西暦2020年。


東京の秋葉原で爆発的人気を生んだデータトレーディングカード・アサルトウィッチが販売開始2分で売り切れになり多くの大人たちが1枚の伝説のカードを我が物にしようと考えていた。


そのカードは1人の少女の絵が描かれたアバターカードであった。


能力は相手のカードのattackの合計した数値分のダメージを相手に与える。


二つ目にマジックカードの能力を無効化しマジックを墓地に送って墓地にあるマジックカードの数だけ直接魔法が使える。


三つ目に自身のHPを1残し敵全体のHPを0にする能力である。


しかしあまりに強すぎるこのカードは世界に1枚しかない。


運営側もこのカードは危険すぎると言われていた。


だから会社の貸金庫にプロトタイプを封印したのだ。


だが一ヶ月前に貸金庫の中のプロトタイプのカードが何者かに盗まれ行方が解らなくなった。



【うづき視点】


私は高宮そら(たかみや)ちゃんと一緒に秋葉原のカードショップ・ベルサイユに向かっていた。


「それにしても最近変わった事件があったよね」


そらちゃんはそう私に言った。


「変わった事件?」


私はそう頭を傾げた。


「ほら、アサルトウィッチの最強カードが盗まれたってやつ!」


そらちゃんはビルのモニターを指差して言った。


「確か、売値2000億を越えるぐらいの価値があったんだっけ?」


私はそうそらちゃんに聞いた。


「そうだよ、全く物騒な時代だよね」


そらちゃんはそう言って店に到着した。



ーーーカードショップ・ベルサイユーーー



「いらっしゃい、今日は何をお求めかな?」


店の店主の田中明道(たなかあきみち)さんは私達に聞いてきた。


「おっちゃん、アサルトウィッチまだある?」


そらちゃんはそう田中さんに聞いた。


「ああ、すまないな!さっき売り切れになったんだ」


田中さんは両手を合わせて言った。


「え~嘘だろ!」


そらちゃんはそう言って崩れ落ちた。


「本当に申し訳ない!」


田中さんはそう言って頭を下げた。


「仕方ないよ」


私はそうそらちゃんに言った。


「ちぇっ」


そらちゃんは口を尖らせながら店を出た。




ーーー帰宅途中ーーー



私は家に帰る途中近道をするために路地裏に入った。


タッタッタッタッ!


何かが走って来る音がした。


振り向くと男の人だった。


どん!


男の人と私はぶつかり男の人は謝らずにそのまま走って逃げた。


私は体のほこりを手で払い何かを見つけた。


それはアサルトウィッチのカードだった。


そこには1人の優しそうな私と同い年ぐらいの少女の絵が描かれた。




これが私とこのカードの出会いです。

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