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本日2本目です
夜会まで10日ほどになった。
ダンスのレッスンも再開し、あともう1曲覚えたくて朝からレッスンに励んでいた。
「アリス様、そろそろ今日はおしまいにしましょう。やり過ぎても明日動けなくなるだけですので」
「なかなか1曲覚えるのは難しいですね」
息を弾ませながら答えるが、カインの息が乱れたのは今だ見たことがないかもしれない。さすが先生。
「大丈夫です。この調子でしたら、夜会までに間に合いますよ」
「ありがとう」
「ではお部屋の方へ戻りましょう」
部屋に戻ると、いつも通りに湯あみをし、一息つく。そろそろお昼だからルークがくる時間だ。
食堂はあるのだが、ルークが部屋で食べたいと言ってからは、ほとんどがここで食べている。
「あ、マリン、今日はまだヒール掛けてなかったわね」
そういってヒールを掛ける。だんだん掛けるのに短い時間で発動できるようになってきた。
「カインにも掛けますね」
他の侍女たちに掛けた最後にカインにもやると、そろそろ他の魔法も次のレベルに行ってもいいかもしれませんねと言われた。
前世の私は魔力が少なく、初級魔法しか使えなかったので、今魔力が豊富にあっても残念ながら練習しないと使えなかった。
コンッコンッ
そんな話をしているときにルークがちょうどやって来て、返事を待ってから!とまたマリンに叱られていた。
「こんな表情が見られるのはこのお屋敷の中だけかもしれませんね」
ルークの方を見ながらカインは微笑みながら呟いた。
「さて、お食事ですね。用意いたします」
カインは侍女に指示を出してから退室していった。
「アリス、お昼にしましょう」
お昼にしましょうと言われて顔が赤くなるのはルークのせいだと思う。
侍女たちを下がらせて、今日2度目の甘やかしタイムが始まるからだ。
この時間が嫌いではないから自分も大概だなとは思う。
「アリス、明後日に時間が取れそうなので、デートしませんか?」
「えっ……したいです!デートって外に出るのですか?」
「まだ病み上がりなので無理はできませんが、街を見に行きましょう。買いたいものがあったら言ってくださいね」
「すごーく楽しみです!」
午後は夜会まで日がないということで、全身のエステをされた。頭から足の爪先まで。エステ初体験はとても気持ちがよく途中寝てしまった。
今日のエステのお陰で全身が潤ってる気がするし、それだけではなく、肌の色がワントーン明るくなったようだ。
侍女たちからはヒールのお礼にはまだまだ遠いと言われ、改めてヒールのすごさを感じた。
寝室でルークに会うといつも通りにすぐに抱き締められた。
「アリスどうしたのですか?いつもより肌が吸い付く感じがしますよ」
「夜会のためにとエステをやってくださったんです」
「そこは私のためと言ってください」
「ルーク様のために……」
ルークはキスをしたかと思うと舌を私の口腔内に入れた。ゆっくりと舌と舌を這わせ、私は体がぞくりとした。膝から力が抜けるような感覚になったところをルークに抱っこされてベッドへ行った。
まあ、それなりに夜は大変でした。
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