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19 ルーク視点

ルーク視点続きます



アリスが寝てしまったので、腕枕をしていた腕をそっと外し、寝室からでる。


「ライト、いるか?」


「こちらにおります」


「アルボーン男爵家の内情はカインに調べさせろ。日数は3日」


「承知しました」


ライトは音もなく去っていった。ルークは寝室に入り、アリスを起こさないように腕枕をして、頬にそっとキスをした。



それから5日間、基本的にこの部屋で過ごした。アリスをだれにも見せたくなかった。だれにも関わらせたくなかった。

食事は侍女に運ばせ、湯あみは部屋つきのものですませた。


毎食一口ずつ俺が食べさせてると「鳥のひなになった気分」とアリスが笑って言っていた。あながち間違ってはいないかもしれない。アリスのすべてに俺の力を注ぎたいことに変わりはないのだから。


湯あみも一緒にし、髪や体を魔法で水分を飛ばし乾かすとアリスは「魔法を使ってみたい」と呟いた。


「魔力についてはアレクが体調を見てるから、体調が安定したら魔法の訓練も始まりますよ」


と、アリスに言ったものの、アリスの髪は綺麗な黒髪で、癖もなくさらっとしている。アリスの魔法が熟練したとしても、俺がやってあげたい。ずっと触っていたい。


じっくりとアリスの話を聞き、語り合い、体を合わせた。やらなければならない執務はアリスが寝ている間にすませた。




3日後、カインらからの情報からアルボーン男爵家について分かったことは、かなりの不正をしており、関わっていた多くの下位貴族も不正に手を出していたようだ。これに関してはフローラの魅了を使ったようで、高位貴族の方は手を出した様子はなかった。

また、フローラ・アルボーンに貢いでいた貴族たちで、没落した貴族は不正をしていなかったこともわかった。逆に没落しなかった多くの貴族は不正に関わっていたようだ。

貢がれたフローラは、物品はその日のうちに家のものが売りさばいていた。

これまでの調査からすると、この件でかなりの貴族に処分が出そうだ。

ただ、侯爵家との関わりが未だ報告が上がらない。あと2日ほど内情を探らせる。


アリスが寝室から出る頃、アリスのHP(生命力)がMAXまで上がっていた。毎日アリスが寝てからアリスのステータスを鑑定していたが、俺と深く接すると確実に大幅に生命力が回復していることが分かった。どの程度でどれくらい回復するのか検証が必要だが、俺以外にさせる気はさらさらない。


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