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国王陛下との面会が終わり、お屋敷に戻ってくる頃にはまだ昼前だというのに、私は疲れきっていた。国王に挨拶に行ったら結婚って。
早すぎませんか?
0日婚ってこんな感じデスか?
国王陛下に言われたらイヤですだなんて言ってはイカンですよね。
婚姻については王家主催の夜会までは極秘扱いとなるが、屋敷内から外には漏れないという理由で使用人には伝えられ、カインやマリンたちからは次々とお祝いを言われた。
今日の昼食はルークの執務が立て込んでいるとのことで、久しぶりにひとり自室で食べた。
チャンスとばかりに、カインから食事マナーを学びながらの食事となった。お箸が切実にほしい。
マリンに食後の紅茶を入れてもらい、次の勉強時間までクッキーをつまみながらマリンに話し相手になってもらい、ゆっくり過ごすことにした。
「それにしましても、ルーク様の変わりようには驚きました」
「そんなに変わったのですか?」
「アリス様への溺愛っぷりは誰も想像できなかったと思いますよ。でもまあ、アリス様の前以外では氷の王子のままなんですけどね。アリス様限定で甘々なんですよ」
そういえば、国王陛下も同じようなことをおっしゃっていたような…。
最初のころは恥ずかしくて仕方なかったけど膝だっこもなれてきつつあるし(国王陛下の前ではさすがに無理! )、最近は食事の時は二人きりが多いから食べさせてもらうのもなれてきた。
キスもあちこちでされる。ルークにキスをされると恥ずかしいけれどうれしい。
なにより、ルークの破顔は毎回私にだけ向けられている。
一般庶民の私が王弟殿下に嫁ぐっていうのも、私にはいまだに想定外だし、大丈夫なのかな?って思う。
「カイン、私は一般庶民なのに、ルーク様は私と結婚して大丈夫だったのかしら?」
「おや? お聞きになってらっしゃらないのですか?」
執事であるカインによると、召喚されてきたものは、慣例にしたがって伯爵位が授けられるらしく、すでにアリス・クドウ伯爵となっていたこと。
そしてルークと婚姻を結んだことにより、ルークは現在、大公殿下であることから、アリスは大公妃殿下となったこと。
それにより王族になったことを教えられた。
「ひぇ……」
私が王族とか聞いてないんですけど! って、王弟殿下との結婚だから当たり前か。
「今更かもですが不安です」
「おそらく、杞憂にすぎないと思いますよ」
そうだろうか。そうであればいいな。
午後はこの国の歴史を習った。
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