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 夕食はどうしてこうなった?


 いつものように食堂に入るとルークから使用人の紹介が改めてあった。アリスに関しては今日決定したそうだ。


 ルークの側近兼護衛のレイ

 ルークの執事のライト

 アリスの執事のカイン

 アリスの専属従女のマリン

 医師のアレクセイは二人の専属に


 驚いたことに、全員なにかしらの武道に明るいらしく、護衛としても優秀らしい。

 ライトとカインは兄弟で外見がよく似ていた。ライトが兄で、カインが弟であり、ルークによると、二人は性格がだいぶ違うらしい。

 専属以外の使用人の紹介については追々となった。


 紹介が終わるとルークは当たり前のように膝の上に私を乗せた。マリンたちはみんな暖かい目をしていた。

 恥ずかしい。恥ずかしすぎる。



 それにしても、どうして夕食を食べさせてもらってるんだろう。しかも膝の上で。

 今日は前菜に私の大好きなキノコのソテーがあった。クリームシチューも大好きなメニューだ。

 でも……ルークが甘すぎて全く食事の味がしない。


 どうしてこうなった?



 ルークからはこちらでは当たり前のことだから慣れましょうと言われたけれど、慣れる気がしない。

 ほんとにみんなこんなことしてるの? と回りを見たら、みんなにこやかに笑っていた。

 ホントに? ホントなの?

「はい、お口あーん」ってやってるの?


 マリンたちの顔をなるべく見ないようにつとめた。




 ◇



 次の日から固定して、午前はマナーレッスン、午後はこちらの世界のことを勉強する時間だった。

 勉強についてはすべてカインが先生になってくれるらしい。が、カイン先生と呼んだら叱られて、カインと呼ぶことになった。自分の執事に敬称をつけてはいけないらしい。


 こちらの挨拶の仕方は何度やっても難しい。筋肉はそれなりにあったはずなのに、ふくらはぎがプルプルする。熱を出したときに筋肉と体力がだいぶなくなってしまったらしい。また、鍛えたいな。

 ダンスレッスンもあったが、ダンスは社交ダンスで、楽しいけれどこれも難しい。


 食事のマナーも学びたかったが、ルークがいると全くさせてもらえなかった。自分で食べようとすると取り上げられてしまい、ここ2日はすべての食事の介助(!) を受けている。恥ずかしかったのが慣れてきつつあるぐらいになっていた。

 なのでルークがいないときにカインにこっそりと習っている。


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