死生の道標と見えざるものの命
高徳の空、廃園の地から悠遠の道へ 一里塚の意志とともに歩き続けた夢
足取りは重く歩幅は短く、先は長い 一歩ごとに果たされる約束の名は死
生者への最善の贈り物は死者の道程 自由を見つけ、権利を生み出した旅
選択肢と、選択の機会を作り託した 死を果たして受け継いだ燈火への恩
燃え尽きた後の遺灰に燈火を隠して 行く手を阻む者たちは死を忘れた人
夢も旅も幻と、忙しく己だけを看る 過去よりも遠く、未来よりも遠い今
慈愛の風、清廉の雨から智慧の光へ 夢を思い出し、慰め安らぐ一時の祭
彼方よりの道の上で一歩の先を歩む 死者と生者を巡り来る約束の今の命