交錯奇縁の新年パーティー2
前話の後半部分を改稿してあります。
改稿後を見てない方はそちらから読んでいただけると、スムーズに流れが掴めると思います。
一年を締めくくる最後の夜が終わり、新年の始まりを告げる朝陽が昇る頃。
眼下には清々しい青空が広がっているというのに、俺の目の前にはジト目で睨み付けてくるイヴの姿があった。
「で、昨日は臨戦態勢になったけど、結局依頼は受けたんだ?」
「まぁ、な。昔世話になった恩もあったからな」
「ふぅん。……まぁ、ボクは初めて雲の上で初日の出を見れたから、別にいいけど」
憎まれ口を叩きながらも何だかんだで了承したイヴは、ぷい、っと外に目を向けた。
現在俺たちが居るのは高度3万3000フィート、メートル換算して地上から約1万mの雲の上だ。遮るものが何もない最高のポジションで初日の出を拝むことになった俺たちは、奇しくもVIPたちの娯楽である初日の出ツアーを体験することとなった。
なお、今しがた突っ撥ねるような言い方をしたイヴだが、心なしかソワソワとしているのはしっかり見えている。口ではああ言いつつも、何だかんだこの空の旅を楽しんでいるようでなによりだ。因みにノエルは昨晩はしゃぎ過ぎたため、今も夢の中である。
そこへ、席を外していた伊藤さんがこちらに戻ってきた。
「如何ですかな? 雲の上で新年を迎えた感想は」
「うん。いいね。何だか新鮮」
「まさかプライベートジェットで新年を迎えることになるなんて。人生何があるかわかりませんね」
俺たちが今乗っているこの飛行機は、常盤家が所有しているプライベートジェットである。ホテルのスイートルームを思わせる豪華な内装や調度品に加えて、シアタールームやバーといった設備も完備されているおかげで、至れり尽くせりの空の旅を満喫できている。要人の接待にも使えるよう設計されているのだろうが、それを惜しげもなく持ち出してくるだけ、向こうは本気なのだ。
一般人からすれば泣いて羨むような光景だが、しかし奥の部屋に居る物々しい恰好のPMCたちのおかげで、そんな夢の気分は半減である。俺の視線で察したのか、伊藤さんが苦笑しながら答えてくれた。
「彼らについては、目を瞑って頂けると幸いです。何せ先程まで居た場所が場所でしたから。連れていかない訳にはいかなかったのです」
「えぇ、わかっています。ですから俺からは何も言いませんよ」
そいつらが家の周囲に張っていなければ、その申し訳なさそうに眉端を下げた表情も素直に受け入れられたのに。
昨晩家の周囲に張っていたあいつらは俺が抜いた銃を狙撃で弾き飛ばし、そして鉄火場の臭いを嗅ぎつけたイヴとノエルが威嚇射撃したために一触即発の状況になった。今は互いに矛を収めているが、その経緯からしてお互いに警戒をせざるを得ない。気にしていないように見えて、絶えず互いを警戒し続けていたのだ。
現状、互いを脅威と認識しつつもいつ襲い掛かって来ても迎撃できるように睨み合ったまま膠着している。だからこそ、この場には薄っすらと緊張感が漂っているのだ。
「先程、旦那様から連絡を頂きました。今回のパーティーには、護衛として参加して頂きたいと」
「養子として真っ正面から参加する案は却下されましたか。まぁ、このパーティーのためだけに誰も家系図は汚したくないでしょうから、妥当な判断ですね」
「えぇ。そのようです。そして護衛として参加して頂くにあたって、武装はこちらで用意させて頂きます」
「今持っている分はどうしますか?」
「こちらでお預かりいたします。昨今の日本の空港は検閲が厳しいので、誤魔化しながら通るのは至難の業です」
「日本のセキュリティの固さを褒めるべきか、恨むべきか」
2000年から始まった大規模なマフィア抗争の波紋は、当然日本にも及んでいる。当時は国内のあちこちでテロが起き、要人の誘拐や飛行機のハイジャックなんてものが頻繁に起きていた。そんなものが世間に報道されれば世論が動くのも無理はなく、結果として対テロや対スパイといった名目で防衛力強化の法案がいくつも可決され、空や海の港は検閲が強化された。これにより武器の不正輸入は一気に減り、国内のテロ活動は大分下火になったとか。
あれから10年近く経った今では国内で銃火器を扱えるのは警察組織や自衛隊、対テロを名目に新たに許可された民間警備会社のみ。そして銃火器の入手経路も、国に厳重に管理されていた。
「まぁ、それは今はいいか。………あぁ、全員分の飲み物を貰えますか?」
「構いませんよ。ご希望はございますか?」
「オレはブレンドコーヒーを」
「ボクはオレンジジュース」
「………んぅ」
「ノエルにも、同じのを」
「かしこまりました」
そう言って伊藤さんは優雅に一礼すると、踵を返して奥に消えていった。それを確認してから、様子を窺っていたイヴが話掛けてくる。
「それで? 護衛はいいけど、それって、ボクたちもできるの?」
「表立ってやったら、子供の遊びとしか見られねぇよ。実際に動き回るのはオレだろうから、イヴとノエルは有事の時以外は裏方で待機だな」
「……ボクたち、来る意味あった?」
「あるだろう。そうでなけりゃあ態々『名持ち』まで呼ばねぇよ」
誘い文句に“是非とも”なんて付けられれば、尚更に。
つまり俺と美弥を引き合わせること以外にも、二人を連れていくだけの何かがあるのだろう。サスペンスなんて言うのだから、その中には当然のように戦闘行為も含まれているのだ。
「それで、ノエルは一体いつまで寝ているつもりだ?」
「んぅ。もうちょっと……」
「もう朝はとっくに過ぎてる。寝すぎは、ダメ」
「イヴのケチぃ」
イヴが優しく叱りつけ、もぞもぞと幽鬼のように起き上がったノエルが、寝起きの猫のように欠伸と一緒に背を伸ばす。寝ぐせがピンッと撥ねているが、当の本人は気付いていないようだ。
「ふぁあ……」
「おはようさん。よくもまぁ、こんな状況で寝れるな」
「昨日たくさんお酒飲んだからぁ……」
「依頼主もいるんだから、一応シャキッとしないと」
そんなイヴの呆れる視線を意に介さず、ただ自然体で受け入れているノエルは寝ぼけ眼に理性を残したまま、「心配しなくても」と言葉を続けた。
「向こうは依頼先相手だから迂闊に動けないし、ボスも依頼主相手だから何かされてからじゃないと動けない。どっちも動けないなら何も起きないし、昨日は不本意だけど撃ち合いになったんだし、向こうも多少の自由は見過ごしてくれるでしょ」
淡々と、そう言ってのけるノエルには迷いがなかった。
理性で裏打ちされた状況判断と、その上で現状を鑑みて大丈夫と判断した決断力に、心の中で賞賛を送った。そこまで考えてるなら、何かがあったとしても動けるだけの余裕はあるのだろう。俺は肩を竦めるだけで、言及はしなかった。
「お待たせいたしました。お飲み物をお持ちしました」
「わーい。丁度喉乾いてたんだ」
「オレンジジュースでよかった?」
「うん。大丈夫だよ」
やいのやいのと騒いでる二人を尻目に、チラリと窓の向こうに目を向けた。現状じゃわからない想定外には俺が備えておけばいいだろうと、過去に飛行機事故にあった俺は心の中で呟いた。
◆◇◆◇
『本日は当空港をご利用頂き誠にありがとうございます。定刻10時15分発、香港行きHX615は、まもなく搭乗手続きが終了いたします。手続きが終わっていないお客様は、お早めに窓口までお越しください———』
数時間の空の旅を終え、ボディチェックや荷物検査を一通り潜り抜けた俺たち一行は、ようやく空港のロビーまで辿り着いた。正月を家で過ごしたいと思う人はどこの国でも大勢いるようで、普段は往来の激しい東京の空の玄関口も、この日ばかりは珍しく閑古鳥が鳴いていた。ここを発った時と打って変わった閑散としたロビーに、思わず苦笑が零れる。人が居なければここはこんなにも広く感じるのかと、今更ながらに思ってしまった。
「へぇ……。空港を見るのは2回目だけど、ここは一段と広いね」
「うん。だけど人は全然いないね」
「そりゃあ今日は正月だからな。こんな日に空港に来るのは余程熱心な仕事人か、VIP連中だけだろう」
尚、俺たちは仕事であってもプライベートジェットで飛んできたので、その両方という珍しい人種である。
現在イヴとノエルは飛行機から出た瞬間に日本式の冬の歓迎を身をもって味わったため、貸して貰った厚手のコートに身を包んでいる。東京の1月の平均気温は10℃前後。20℃を下回ったことがないアトロシャスでの生活に慣れていれば、その辛さはひとしおだろう。これは武器調達の他にも服の購入も必要になるなと、今後の予定に書き込んでおく。
「車を手配してあります。こちらへ」
伊藤さんの案内に従って、併設されている立体駐車場から車に乗り込む。置いてあったのはメルセデスベンツのCクラス。ここで当たり前のように高級車が出てくるのは、この一家に関わってから嫌と言うほど知っている。二人を後部座席に座らせてから、伊藤さんの運転のもと、車はゆっくりと走り出した。
「それで、この後はどちらに?」
「先に武器の調達から。新しく手配が必要になると、用意するのが面倒ですからね」
「正規ルートからの横流し品だと、ウチの売り手泣かせたちは満足しませんよ?」
「ご安心を。これから行く店には表から裏まで、流通しているものは一通り取り揃えてあります」
「へぇ……意外。この国にそんな裏市場があったんだ」
「任侠者を除いて、後から来た実働部隊は消えましたが、裏方に徹した人間は生き残っていますからね。クスリと春は前者の領分なので、今は棲み分けをして武器の市場を全て取りし切っていますよ」
「それだけ詳しいってことは……」
「えぇ。我々もスポンサーの一つです。今から向かうのは、お得意先の店なんです」
聞いていれば表に出せないような裏事情がわんさか飛び出してくる。法と秩序を遵守すると言われる日本でも、叩けばいくらでも埃は出てくるらしい。ブローカーの中枢は外国人なのだろうが、その中枢を守るように政府関係者や上流階級層がそれとなく支援をしているのだろう。嘘みたいなホントの話、なんていうのが一時期バラエティーを賑わせていたが、実は娯楽として聞き流していたそれが真実だったようだ。
伊藤さん曰く、法案可決に伴って厳正な審査の下で武器の輸入がされるようになったが、それは正規ルートを通った場合のこと。日本を始めとして世界各国の港や空港には、とある会社の融資によって富裕層向けに国外で出品されたオークション商品の受け渡しと管理をする専用の保管庫が設けられていた。運び込まれる品は宝石類や美術作品といった貴重なものばかりで、人の手を介するほどに盗難の可能性は高まるため、それを恐れた富裕層たちが第三者の手に渡る機会を減らすよう求めた結果、極々内密に政府からの検査の数と関係者の人数が減らされていたらしい。
そしてその保管庫を管理している会社こそが黒幕であり、検査員を買収してオークション商品に紛れて非合法に武器を国内に輸入していたのだ。その非合法な銃火器は、上流階級お抱えのPMCたちの手に渡っているとか。
そんな生臭い話を聞かされながら、俺たちはようやく目的の店に辿り着いた。
「ここは宝石店か。……あぁ、なるほど」
武器の調達のためになんでこの店が使われているのかは、先ほどの話からすぐに推察できた。
「見せてくれるのはトランクに乗った宝石たち」
「だけど二重底の下には実弾入りのガバメント」
「ほほほ。よくお分かりで。それに、そういう小粋なジョークは嫌いじゃないですよ」
「日本人は、そういうところお堅いですから」
「海外を知っていると、その自由さが羨ましく思います」
「えぇ、まったくです」
そんな取り留めのない会話をしながら入店すれば、ショーウィンドウに飾られた色とりどりの宝石たちに出迎えられる。しかし煌めく宝石は豪華絢爛でも、裏事情を知っていると、その輝きは酷く褪せて見えてしまった。
「いらっしゃいませ。何かお探しの品はありますか?」
「トランクケースの底のものを」
「……かしこまりました。奥の部屋へご案内いたします」
伊藤さんの一言で店員は要件を察したらしく、口調を変えないままに一般客から見られない奥の部屋へと案内してくれた。変に平常心を保とうとしているわけでもない自然な対応は、それだけこのやり取りをしてきた証だ。
『随分と慣れてますね』
『凡そ必要な銃種を匂わせる言葉を言えば、向こうが察してくれます。もっとも、何度か利用して顔見知りになる必要がありますが』
『それ、新顔が言ったら後が怖いんじゃない?』
『最後は海に沈めるのかな』
『日本でそれをやったらバレるぞ。多分ここら辺のコンクリを剥がせば色々出てくるんじゃないか?』
『ほほほ。ここら一帯で済めばいいんですけどね?』
店員に聞かれるとマズそうだから英語で聞いたが、まぁこの人もヤバそうなことをずけずけと言ってくれる。店員が「???」な顔をしているが、英語を聞き取れていればその顔はきっと引き攣っていたに違いない。
そして店員は、一つの扉の前で立ち止まった。
「こちらです。通訳はご不要ですね」
「えぇ、彼らは海外で暮らしていますので」
「かしこまりました。購入手続き等は、全て中の人間にお申し付けください」
「それでは」という言葉と共に、扉は開かれた。
そして、出迎えられた光景に思わずその光景に口笛を吹いた。
『こいつぁすげぇ。ロットンの店と変わらねぇじゃねぇか』
品揃えで言えば、本場アメリカの大型店舗に迫るものがある。ハンドガンからライフル、そしてアタッチメントに至るまで種類別にキッチリと展示されており、防弾ジャケットといった装備まで置かれていた。ただしロットンの店のように雑多に置かれている訳でなく、ちゃんと日本人向けにほとんどはショーウィンドウ内に丁寧に収められている。そして収納性と機能美を追求した整頓術の結果、量があるのに圧迫感を全く感じないようになっていた。そのおかげで銃に対するやや敬遠しがちな感覚を、ある種の高級品に抱くような感覚へと錯覚させていた。
『こういう店、他にもあるの?』
『大半の宝石店はガンショップのダミーですよ』
『うわぁ……。意外と黒い』
『おう、旦那。今日はまた珍しい客を釣れてるな』
俺たちが思い思いに銃を眺めていると、不意に伊藤さんに声が掛けられた。
声の主は、ちょうどカウンターの奥からこちらに歩み寄ってきていた1人の男。欧米人らしいがっしりした体躯に程よく肉がつき、パーマのかかったプラチナブロンドの髪は、こちらに柔らかな印象を与えた。その男は、一度俺たちをぐるりと見回した。
『孫に銃のプレゼントか?』
『生憎と、ウチの家系図に外国人の名前はありませんよ』
『載らない子供って線も……っと、これは失言でしたな』
『この国には“口は禍の元”、なんて言葉がありましてね』
『悪かった悪かった。これ以上余計な詮索はしないさ。俺も、コンクリートに埋められたくないんでね』
伊藤さんにギロリと睨まれて、男は出掛かった言葉を引っ込めた。こういう店で店番を任されるだけ仕事はできるのだろうが、多分重役まではなれない人間だな、なんて印象を抱いた。
そのままイヴとノエルの要望を聞いて行くようなので、こっちはこっちで勝手にハンドガンを見させてもらうことにする。……何やら背後で悲鳴が聞こえた気がするが、ウチの二人の注文は中々に物騒だ。気にしない気にしない。
———MP5は切り札として持つとして……護衛の依頼なら、携帯性重視か。
38口径から45口径、そしてコンパクトモデルまで幅広く種類があり、選ぶのに申し分はなかった。今回は護衛依頼で、対象はパーティーに参加する上流階級者たち。起こり得る事態と言えば、子息・子女の誘拐か参加者全員を人質にとっての立て籠もりぐらい。
短絡的な発想をする連中なら、態々俺に依頼する前に警察にそれとなく情報を流して手を打っているはず。そうでないのなら、向こうもそれなりに頭が回る連中なのだろう。会場に入った後敵はどんな動きをするのか、そして俺はどう動かなければならないのか。仮想敵の動きを予測して、そしてその対策に何が必要になるのかを考えていけば、自ずと装備は絞り込めてくる。
『それで、旦那は何をお求めで?』
すると、ある程度考えを纏めたところで、タイミングよく店員が話し掛けてきた。
『二人の銃は選び終えたのか?』
『何を持つのか、ある程度決めてたようなんでね。対物ライフルの名前が出たときゃ驚いたが、在庫はあったんですぐに用意はできる。あとは旦那だけですわ』
『こっちはコンセプトは決めてあるんだが、どうにも最後の決め手がなくてな』
『WA社のSVインフィニティなら、あっちに置いてありますがね』
『あぁ、そいつも使———』
と。そこから先を続けようとして、不意に言葉に詰まった。
俺は一度たりとも、自分がどんな銃を使っているかを言っていない。それなのに何故こいつは、普段俺が使っている銃を知っている?
『そう睨まなくても。“紛争潰し”の名前は裏社会じゃ結構知れ渡ってるぜ、マックスさんよ。特にウチみたいなブローカーの間じゃあ、その銃の情報までちゃんと出回ってる』
敵意はない、とでも言うような口調で、店員はそう言った。売り手としてはちゃんと情報は拾ってる、っていうアピールの意図もあったのだろうか。気にしていない素振りのままに、言葉を続けた。
『情報屋のネットワーク様様だな。そんな情報まで出回ってるのか』
『情報屋は“今日の大統領のパンツの色まで”、なんてキャッチコピーを売りにしてるからな。奴らの情報収集力は舐めちゃいけねぇ』
『……それ、大統領は知ってるのか?』
『知らぬが仏、ってやつだろうよ』
『違いない』
大統領の椅子に座る=パンツの色を知られる、なんて知っていれば、誰もそんな椅子に座りたくないだろう。誰が好き好んで自分のパンツの色を公表したがるのか。
『それで、銃の要望は?』
『用途は護衛で、携帯性重視。必要なのは命中精度と頑丈さ、サプレッサーを付けた上での取り回しのしやすさ』
『中々の注文だ。……あんたがやりたいのは制圧か? それとも暗殺か?』
『暗殺だ』
『なるほど。宴を止めずに静かにことを成す、か。粋な計らいをするじゃねぇか』
『クライアントの希望にはなるべく沿わせるべきだろう? さ、オレのことを知っているあんたは、一体どんな銃を勧めてくれるんだ?』
そう煽ってやれば、店員は仕事人特有の燃える笑みを浮かべて、一つの銃を迷いなく取り出した。
『SIG SAUER P226。使用弾は9mmパラで、ダブルカラムマガジンのおかげで15発内臓。耐久性は抜群で、性能も軍の特殊部隊が採用するだけの高さがある。全長112mmと携帯性もいいし、あんたの要望にピッタリの銃はこいつだろう』
店員から手渡しで品を受け取り、感触を確かめる。ハンドガードに指を掛けてくるくると回し、しっかりとグリップを掴みとると、横にいた店員と目があった。
『いい銃だ。これを貰おう』
『毎度あり』
いい銃がたくさんあって、その中からこの銃を選ぶのに一番苦労しました(汗
M1911、ベレッタm92、SOCOM mk23、M45A1……いつか出してやるからな……!




