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戦火に駆られた哀玩人形6



「ケホッ、ケホッケホッ! ……クソ、あいつらまだあんなもん隠し持ってたのかよ……」



 スモークを吸い過ぎないよう左腕でガードしながら、マックスは咳き込みつつもそうごちた。銃口は未だ正面に向け続けているが、その先に殺気や敵意の類はない。スモークの効果が切れる前に、件の狙撃手たちは撤退したのだろう。警戒を怠らないまま、マックスは敵が撤退時に放棄した長大な鉄塊に目を向けた。



 ダネルNTW-20



 南アフリカ共和国のアエロテクCSIR社が開発したボルトアクション式のアンチマテリアルライフルで、アフリカの広大な大地における長距離狙撃を実現するために開発された一品だ。特徴なのは長距離射撃を行うために、使われる弾薬量が最大級であるという点。ライフルと称されながらも、その使用されている弾薬は航空機関砲用に開発されたものだ。あの距離でも悠々と車体を抉ってこれた仕掛け(わけ)はこれか、とマックスは一人納得する。



「しっかし、あの華奢な身体でよくコレを使えたもんだな……」



 だが威力を求めるということは、同時に反動も大きくなるということ。

 思い出すのはこちらを振り向いた彼らの姿。二人の容姿は酷く似通っており、恐らくは双子なのだろうとマックスは当たりをつける。灰かぶりのように黒ずんだ金髪をざっくらばんに切り、中性的で幼さを脱しつつある顔つき。年は10代前半で、中学生あたりが妥当なところだろう。身長も140cmそこそこで、袖から覗く腕は筋肉質ではあったが、鍛えこまれたとは言い難い柔らかなものだった。そんな身体で身の丈を優に超え、自身の体重の半分ほどもある怪物を御してあの狙撃をしていたというのだから、マックスは驚きを隠せない。



 と、そこで。マックスはレオニダの言っていた言葉を思い出す。




『そう言えば、言い忘れてたんだけどね───向こうには名持ち(ネームド)がいるっていう情報があるんだ』




「……なるほど。あれがレオニダの言っていた名持ち(ネームド)、ってわけか」



 罠を用いた周到な殺し。第二、第三と幾重にも施されていた凶悪な罠の数々。そして常に相手にプレッシャーを与え続ける長距離射撃。なるほど、他とは一線を画す、名持ち(ネームド)に相応しい実力者だった。



「……ふぅ」



 二人が逃げていった方に目をやりながら、一息。

 一頻り感傷に浸るのも結構だが、今やるべきことは依頼の達成だ。雑事は程々に。求められているのは敵勢力中継地点の破壊。クライアントは彼の三大勢力の一角『フォラータ・アルマ』。……失敗は許されない。



「さぁて……煩い鳴鳥も退かせたんだ。そろそろ本丸を墜とすとしよう」



 身を翻し、今しがた登ってきた急勾配を下っていく。

 目標は視線を向けていた森の先。鬱蒼と生い茂る木々を抜けた先に見えた敵拠点。





 これは開戦の狼煙が上がる、数分前の出来事である。






◆◇◆◇






「ガッ───!」



 小さな体躯が宙を舞う。薄暗がりの中で血飛沫を飛ばし、床の上を出来の悪い人形のようにゴロゴロ転がっていく。痛みに顔が引き攣り、口の端からは血が流れ線を引いていた。しかしそんな様子を欠片も気にすることなく、殴り飛ばした男はドスドスと小さな体躯に近づいていく。



「テメェ……一体どの(ツラ)下げて帰ってきやがったッ!!!」

「カ、はッ───!」



 男が苛立たし気に怒鳴りつける。

 立て続けに、今度は足の先で腹を蹴りつけられた。肺の空気が一気に吐き出され、次なる空気を欲した身体が荒い呼吸を繰り返しているが、男はそれすら許さず小さな体躯を何度も何度も蹴りつける。



「テメェの、仕事はッ、敵を、殺すこと、だろうがッ! 一体誰が、テメェみたいな白人のガキをッ、使ってやってると思ってんだッ!! ええッ!?」



 腹部を打ち据える痛みが、絶え間なく身体を侵し続ける。痛みが肺を押し潰し、されど脳が痛みに震えて肺の空気を押し留め、皺寄せが徐々に体内に蓄積し腹の底から何かがせり上がってくる。片手を口に当て、必死に漏れ出てこようとするものを抑え込む。



「───、──ッ、──、───ッ!?!」



 その様を、相方が口を覆われながら見せつけられている。片割れが嬲られている光景に激昂するが、後ろから拘束する男の手で声はくぐもり意味を成さない。いくら身体を捩り抜け出そうとするも、己を拘束する腕はビクともしなかった。所詮は子供の体躯。力で大人の男に勝てる道理はなかった。



 それから、どれくらい嬲り続けていたのだろうか。男が蹴りつけるのを止める頃には、もはや言葉を口にする気力もなく、不規則に痙攣するだけの片割れが力なく横たわっているだけとなった。そこまでしてようやく男の溜飲が下がったのか、男は嬲るのを止めて部下に指示を出した。



「チッ、例の場所に連れていけ。戦果で満足させられないなら、精々棒でも咥えて俺らを満足させやがれ」



 男が指示を出せば、男たちが嬉々として二人を抱えて運び出していく。待ちに待ってたお楽しみタイムだと、男たちは顔を下衆に染めて部屋を出ていった。そんな男たちを無感動に眺める男の顔に、二人への同情の気持ちなどなかった。「チッ」と舌打ちをして、近くの男に命令を出す。



「残っている奴ら全員に厳戒態勢を取らせろ。敵はすぐそこだぞ」

「う、うす!」



 指示を受けた部下も、不機嫌な上司と一緒に居たくなかったのか、慌てて部屋から出ていった。その背中を見送った後、男は部屋に備え付けられた窓に近づいて、誰もいなくなった部屋の中で一人ごちる。




「何がこのタイミングなら連中は来れない、だ。あの女、俺らにデマを流しやがったな……!」






◆◇◆◇






 マックスが降り立ったとある街。そこを囲むようにして存在する郊外の森の中に、物々しい装備に身を包んだ男たちがいた。森に擬態するための迷彩服に、首元に巻かれたスカーフ、頭部保護のためのヘルメットの上からギリースーツを纏い、バレットM82を構えて俯せの姿勢になっている。パッと見ただけでは見つからないほどの隠蔽力を発揮している集団の中、唯一ライフルを構えず双眼鏡を覗いていたレオニダが首元の通信機のスイッチをオンにした。



「郊外第一ポイントより各員、状況を報告せよ」



 連絡先は、動きが妙に慌ただしかった武装教徒の目を掻い潜り、街の内部に潜入することができた強襲部隊のメンバーだ。配置先は事前に張り込みをしていたメンバーが何とか割り出した敵の潜伏場所と思しき場所の周辺。マックスが事を起こす前にそこを特定ができたのは僥倖だったと、レオニダは内心ホッとしている。



『第一班、北西部協会付近にて待機中。連中の出入りが激しくなってます』

『第二斑、東部商店街裏にて待機中。連中はしきりに仲間内で連絡を取り合っている模様』

『第三班、南東部住宅街にて待機中。こちらに異常はなし。敵の姿は見えません』

『第四班、南西部歓楽街にて待機中。敵はまばらにいる程度ですが、いずれも装備を固めています』

「よし。合図が来次第突入する。各員、警戒は怠るな」

『『『了解』』』



 準備は万全であることを確認し、通信を遮断。すると、タイミングを見計らっていた近くの仲間が、レオニダに声を掛けた。



「その合図とやらって、ちゃんと送られて来るんですか?」



 その声色には、どこか懐疑的な色が見て取れた。本当に信用できるものなのか、という至極真っ当な疑問から生まれた言葉だが、レオニダはそれに迷いなく答えた。



「来るさ。なんて言ったって大佐からのお墨付き。それに僕だって彼なら何とかしてくれるだろうと思っているからね」

「……随分と、奴を買ってるんすね」

「そりゃあそうさ。僕は彼の追っかけメンバーだったからね。彼の強さはよく知っている。君は確か、その時は本国で定期訓練中だったかな。ラゴーナ伍長?」

「ええ、まぁ」



 欧州の裏社会を牛耳る一大組織として名高い『フォラータ・アルマ』だが、表向きの立場はイタリアの正式な軍隊である。どの地域に飛ばされるかで差はあるが、その場合はマフィアとしての活動が主となり、本腰を入れた訓練などは到底できなくなる。マフィアとして他の組織を鎧袖一触にできる強さを求めている彼らにとって、練度の低下は死活問題であったため彼らは定期的に本国に戻り訓練を受けているのだ。

 彼はマックスがアトロシャスにやってきた時期が丁度訓練期間であったために、マックスと直接的に事を構えたことがないのだ。



「……確かに、あの時の人間が全員同じこと言うんで事実なんでしょうが……にわかには信じれません」

「あの時のメンバー以外は皆、最初はそう言うのさ。でも、今にでも嫌というほどわかる」



 はぁ……。と伍長がわかったようなわかってないような生返事をする。

 ───その直後。





─────ォォォオオオオオオオンッッ!!!!!!





 轟音。遠方で何かが爆発したような音に、メンバーの間に緊張が走った。すわ何事かとその場にいた面々が顔を上げてみれば、小高い山から濛々と立ち昇る黒煙が灰色の空を黒々く染め上げているところだった。息を呑む者も何人かいたが、彼らの多くは次の瞬間には何が起きているのかを理解していた。ある者は“ああ、やはりか”と、またある者は“いや、まさか”と。そんな彼らの予感を決定づけるコール音が、レオニダの携帯からこだました。耳に当て、通話口から聞こえた声にレオニダは笑みを浮かべた。



『どうだ? そっちでも花火は見えたか?』

「あぁ。ここからでも確認できたよマックス。また随分と派手にやったみたいだね」

『景気づけにはどデカい花火って相場は決まってるだろ?』

「ははは、違いない」




 ───その花火を上げるのにどれだけの戦力がいるのか、彼はわかって言ってるのかな?




 なまじ軍事に明るくない幹部の一人が功を焦って立てた計画故に回せる人員が少なく、導入できる人数でなんとか部隊を編成して決行した今回の作戦。通常ならば今の倍の人数を用意した上での二方面作戦を行うべき案件なのだが、当然回せる人員はほぼ全て導入しているためにこれ以上の人員の追加は見込めない。このまま決行すれば攻めるのは街か駐屯地かの二択となり、攻撃をしていない他方が行動を起こして被害が甚大なものになるのが目に見えていた強硬策だった。そのデメリットを後に知り、作戦後に降りかかるであろう糾弾に、件の幹部は顔を青ざめさせていた。

 そこに、我らが大佐が助け舟を出したのだ。




『戦力として申し分ない人間に当てがあるんだけど、こっちから打診しましょうか?』




 そしてその戦力というのが、言わずもがなマックスである。

 こちらからの二度に渡る攻勢を免れ、おまけにハムドチェラ地区における紛争の終結をも成し遂げた逸材ならば戦力の補充として不足はない。現に、敵の駐屯地を既に陥落させている。これで背後から敵の増援が来る、なんてことはなくなり、こちらがするのは現在不測の事態に統率が取れなくなっている烏合の衆を迅速に始末するだけの簡単なお仕事だけとなった。

 これで作戦を立案した幹部の面子は保たれ、助言をした大佐は大きな貸しができたことになる。後程戦果を聞いたなら、きっと邪悪にほくそ笑むのだろう。



「それじゃあ、君が折角花火を打ち上げてくれたんだ。それに見合う祭にするとしよう」

『ハッ。ハメを外して街を壊すなよ?』

「もちろん。心得てるさ」



 そう言って、通信が途切れる。

 一瞬だけマックスに懐疑的だった伍長をチラリと目を向け、“ありえない”という顔をしている伍長を満足気に視界に収めたのち、首元の通信機に手を伸ばす。

 今も待機しているメンバーは、先ほどの爆発音で襲撃の命令は間近だろうと認識している。敵が浮足立っている今こそが好機。このチャンスを逃すまいと、レオニダは全部隊に号令をかける。




「各員、行動を開始せよ。───遠慮はいらない、敵は残らず血祭にしろ!」






◆◇◆◇






「さて、と。……これで依頼は達成か。予想より早く済んだな」



 左手の指でパタン、と携帯を折り畳み、背中を預けていたジープから身を起こす。周囲を確認し敵がいないことを確かめてから、ふぅ、と溜息を吐いたが、直後に風に運ばれてきた焦げた煤の匂いと鉄錆の臭いが鼻を突き、思わず顔を顰めた。いそいそとジープに乗り込み、片肘を窓枠に乗せて目の前の惨状を視界に収める。



 辺りは一面死屍累々。建物も含めて原型を留めているものはほとんどなく、かろうじて生き残っていた者も弾薬庫に山積みにされていたC4の爆発で身体をズタズタに引き裂かれて死んだか、爆風と一緒に飛んできた投石に頭を殺られて即死していた。たった30分前まで駐屯地があったなど、おそらく誰も思いもしないだろう。

 RPGや手榴弾といった火力頼りの武器で攻め落としたことがこの惨状の原因だが、正直ここまで一方的に制圧できるとは思っていなかった。



「まぁコイツ等をいくら並べたところで、って話だよなぁ」



 そう言って目を向けた先に立ち並んでいるのは、空に銃口を向けたまま役目を全うせずに廃棄物となった対空砲の数々。爆発の熱で砲身は溶け、RPGが直撃したものは大きく拉げてしまっている。モノによってはただの鉄塊か、売れない芸術家の創作作品にしか見えないのだろう。



 こうした対空兵装の数は異様に充実していたのに対し、この駐屯地は通常の対人兵装の数が最低限しかないというアンバランスな状態だった。空挺部隊に対しては凶悪なほどに刺さるが、生憎と地上から攻めた俺には相性が悪すぎた。対人兵装の準備を怠った敵の不手際のようにも見えるが、この場合準備が悪かったというより装備の搬送のタイミングが悪かったと見るべきだろう。

 街で見つけた敵の武器庫はこことは反対に対人装備がかなり充実していたし、準備をしていなかったわけではないはずだ。察するに、こちらにあった装備を丁度向こうに運んだタイミングで運悪く俺が乗り込んだためにまともに反撃できずに殺られてしまった、と筋書きはこんなところだろう。

 ここに来るまでに襲ってきたのが名持ち(ネームド)だけだったのも、展開して叩くだけの量がなかった、と考えれば納得がいく。



「なんにせよ、依頼は完了か。さっさと街に戻るとしよう」



 もはやここに用はないと判断し、車を出した。

 輸送用に踏み慣らされた路を、敵から拝借した車で我が物顔で走らせる。戦闘で火照った身体に冬の空っ風が吹き付け、心地良さと共に身体の熱を奪っていく。車に乗せていた大多数の武器を使い切ったために、アクセルを踏んだ時の加速がいい。それが果たすべき責務を終え、自分の肩の荷が下りたようにも思えてくるが、あながちそれも間違いではないのだろう。『フォラータ・アルマ(連中)』からの依頼もつい先ほど達成できた。厄介事の根幹は潰せたし、後の掃除は向こうがやってくれるようだから一任している。今頃、こっちの爆発で右往左往している敵の横っ腹を部隊が襲撃して一気に制圧しているところだろう。表向きは軍なのだから、その手のことには精通しているはずだ。直接俺が手を下した訳ではないが、これであの少年も連中に怯えることはなくなるだろう。



「……ん?」



 そうしてしばらく車を走らせていると、路が二手に分かれていることに気付いた。

 草木が伸び放題、そして垂れさがっている木の枝で覆われている所為で、ここに来る時には丁度見えなかったのだろうか。しかしここから見る限り、見え辛いがその路はしっかりと使われているように見える。



「─────────」



 自然と、目が細まった。

 こうした見え辛い路の先は大抵がきな臭いことに繋がっていると、俺の知識が頭の中で言っている。肩の荷が下りて開放感を覚えていた俺の心に暗い影が差し込み、依頼としてはここまでで十分なのだが、このきな臭い心残りはここで潰しておくべきかという思いが、街でレオニダ達と合流しようという考えを曇らせる。



「────チッ」



 数瞬の葛藤の末、俺は隠れ路へとハンドルを切った。

 そうして路に入った途端、空気の質が変わる。木々が鬱蒼と生い茂り、日が当たらないのも相まって空気は湿り気を帯びていた。しかしそんな中でも路に大きな凹凸はなく、車は踏み慣らされて平坦になった路をスムーズに進んでいく。その度に、嫌な予感が徐々に膨らんでいく。



 そして進んでいった路の先。木々が開けてスペースができている場所に、一軒の古い建物と、そこに群がるように何台ものジープが停まっているのが見えた。その建物は、例えるなら小型のコテージと言ったところだろうか。入口の前に人が数人寛げるだけの小さなテラスがあるが、置かれているテーブルはかなり朽ちていてとても使えそうにない。外装も大分老朽化が進んでおり、割れた窓から見えた内部も似たようになっている。空いたスペースに何台もジープが停まっているが、とても乗っていた人数があの中で寛げているとは考え辛い。



 絶対に、何かある。



 半ばそんな確信を抱いたまま、俺はコテージの近くにジープを停めた。近くのジープには、誰も乗っていない。いるとすればコテージの中なのだろうが、しかし中から気配はするが誰かが出てくる様子はない。

 そんな状況に訝しみつつも、念を入れて銃を構えたまま一歩ずつ近づいていく。すると、入口のところに小さく手書きで描かれた看板らしきものがあるのが目についた。




「『あなた(For)のための(Your)愛玩人形(Love doll)』……?』




 何があるかなど、考えるまでもなかった。

 途端に俺の鼻を、下衆な臭いが突き上げた。




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