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5話 ネカマが口調変えるのは当然だろ?

別な作品に上げちゃって、本当に申し訳ない!

楽しんでください……はい。

 俺達は、階段を上がって2階にある俺の部屋へ行ったのだが。


 セナは「女の子の部屋なんて入ったこと無いぞ!」と言ってきたので、ネックを決めたが……「胸の感触が気持ちいい……」とか言ったので。つい、強くしてしまってベットで寝てる。

 気持ち悪いわ! 人の胸の感触で、しかも俺だぞ! 鳥肌モノだわ。


「あれはセナが悪い」


「そうよね、男友達だったとはいえ。女になったからってそれは無い」


 両方のパソコンを付けてると、セナが起き上がって「いつつ……それでやるのか?」と俺に言ってきたので「当たり前だ、昨日我慢してやらなかったんだからな」と言ったんだが。


「お前が俺を……」


「もう一度やられたいか?」


「遠慮します」


 引き際はよかった。VR装置よく持ってるな、結構値段張った気がするが?

 俺のは、親からの貰った貯金叩いたから問題ないけどな。

 そう思っていると、パソコンが起動したのでログインをしてゲームを始めようとする……が、セナが話しかけてくる。


「何処で待ち合わせするよ?」


「俺も未知のだからな……ニナ、メール飛ばすから、セナのパソコンにメールとして飛ばしてくれ」


「えぇ~、面倒」


 そう言いつつやってくれる……と思いたい。

 VR装置を使うのはいいが、ゲーム外の……現実の方での時間を忘れるため、メールを送ったり電話す機能が付いている。また、逆に中からも送ることが可能。

 ……チュートリアルで言ってた。


「それじゃ、俺は先に行ってるぞ?」


「あぁ……多分迷うからよろしくな」


 そうして俺らは、VRの世界にダイブした。



 意識が戻ると、古風な……日本風の建物がある景色が目に見えた。


 このゲーム、略称は確か……World Run Onlineの頭文字を取ってWROだ。その名の通り、World『世界』をRun『歩く』オンラインだ。登録地域が、日本となっていれば……日本サーバーと共に特徴の世界に行くとの事だ。

 アメリカであれば、自由の女神像とかあるんじゃないか?


 俺は早速、メニューを目の前に出してメールを送る……内容は、どうしようか。

 何故か目の前に、温泉だろうか地図記号の様なマークがある。


『件名:居る場所

 古風な橋を渡った先にある温泉の建物の下』


 送ると、少した後ニナからメールが返ってくる。


『件名:まだだけど了解

 もう少ししたらそっちに行く、ダウンロード終わったからチュートリアル終わってから』


 俺は、溜息をついてメニューを閉じて。少し移動した先にある温泉の建物により掛かる。

 周りを見渡すと、結構な人がいた。NPCが居るようだが……普通のプレイヤーも居る。


 NPCであれば、屋台に移動しては男女で話していたり。食べ物をずっと食べていたり、誰かとずっと雑談していたり。

 プレイヤーであれば、誰かと一緒に叫んで走り周ったり。小走りに走ってきた子供が、親子だろうか……と物珍しそうに見ていたり。周りの風景を見て、地面に座っていたりする。


 そんな事をしていると、誰かがこっちに近づいて話しかけてくる。


「あの、すみません……外国人の方ですか?」


「違いますけど……どうしたんですか?」


 口調を変える、何故なら……男言葉が今の俺に似合わないからだ! こだわりという奴だ。

 話しかけてきた男性は、脇にいる女性と物珍しそうに見てくる。男は「いえ、お困りなら手伝おうかと思いまして」と言ってきたので。


「私は、待ち合わせしてるので問題無いですよ」


「そうですか……ちっ」


 舌打ちしたよ……現代の日本って表に出ないけど、色々酷い事してるからな~。

 脇にいる女性も「こっちが親切に話しかけてるのに」とか言っている。理不尽である。

 というか、外国人じゃないと断っただけでこれか……世も末だな。


 するとセナがあっちから走ってくる。

 あいつ……引っかからなかったのか? いや、アクセスコードだけか。


「よっ、なんか不機嫌のようだが」


「しょうがないじゃない、さっきの2人組に舌打ちされたのよ」


「口調変えると、本当の女性にしか見えないな」


 そう言ってから、加えて「さっきの2人組ね~、最近は物騒だからな」とセナは呟いた。俺は「同感だ」と小さく答えた。

 その後は、取り敢えず何処に行こうかという話しになる。

 このゲーム実は職業システムが、あったりするのだが……説明が一切無い。


 要は、リアルの様に手探りでやってみろとのことだ。


「それでだ、さっきあっちにギルドっぽい場所を見たんだ。ここの雰囲気にとけ込んでいて分かりづらかったが」


「そうなんですね、それじゃ行きましょうか」


 すると何故かメールが届いた。ニナからだった、俺はセナに「ちょっと待って」と言ってメールを開くと……。


『件名:ノリノリじゃん

 女言葉使うとか、どんだけよ……いや、今のハルなら問題ないけどさ

 なんか、こう複雑というか……こっちが落ち込むのよね

 追記

 さっきの2人組は私も腹立つ』


 そういえば、第3者視点でこっちがパソコンの画面で見えるんだったな。喋ってる言葉は、チャット欄に表示されてる。

 そのメールを見てセナに「ニナからで、言葉変わってて……前を知ってると変だって」と伝えた。

 2人組の事は忘れよう。


「ま、俺はこっちが慣れてるから。構わねぇがな」


「それじゃ、移動しましょうか」


 案内はセナに任せ、横に並んで歩く……セナが「そういえば、考えてみればデートか」と言ってきたので手をグーにして構えて。


「そういうの止めてもらえませんかね?」


「いいじゃねぇか、どうせこんな所に誰も知り合いなん……か、いねぇ……んだ、から……」


「どうしたの?」


 セナはこっちを見ながら、喋っていたが……途中で驚愕の表情になっていた。気になって、振り向くと。

 そこには、俺と同じで2年になる……新聞部の部員で元クラスメイト、そして……。

 知っている中で、ニ番目に学校の中で目をつけられては行けない人物だ。


「やっほー、彼女さんとデートかな~?」


「あ、こんにちわ~」


「御梅! 何でこんな所にいやがる!」


 御梅 沙月がそこにいた。

次は11月14日までに更新します

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