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利用規約を見ないでゲームを始めたらTSしたんだが  作者: 秋雨そのは
2章 このゲームに主人公は存在しない
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21話 クエスト達成までの1つの戦い

個人的に戦闘?パートもう少し上手くなりたいな〜って思ってます。

1人称で戦闘難しいと聞くし……うーん。

 爆発に乗じて敵を巻くように走っては物陰を利用して後ろを確認していた。


 元々倒す必要のないから、どこかの建物に入ったほうがいいんじゃないか?

 特に敵も落ち着いてはいるみたいだから安全な今の内に確認でもするか、両手に持ってた武器を2つ爆破したわけだけど……爆発のダメージは使用者に関係無いのか痛くなかったな。

 信じなかったわけじゃないけど、初めて実践することだし……警戒する。


「あの時のスケルトンが武器落としててくれれば、もう少し頑張ってもいいかもしれないが……」


 メニューを開いて確認してみると1本だけ片手剣が入っていた、防具も幾つか入っているようだ。

 武器を装備して、右手に出現させて建物の裏に背中を付けて一息吐く。

 その直後、上から虫の羽音が聞こえてくるため上を見上げると……人2分くらいあるクワガタがこちらを見て、目が合った瞬間に頭に付いた2本のハサミを向けるように高速で突進をしてくる。


「ゼツボウヲアジワエ」


「お断り!」


 それを背中を付けていた建物から離して横へ転がると、そこにかすれるようにスレスレで元いた壁に激突する。

 あのカブトと比べて早いな……こいつが来るんだからカブトも来そうだが、まぁ今はこいつを注意しないと。

 激突の衝撃で煙が上がってる場所を見つつ素早く立ち上がって右手の剣を爆弾化させておく。


「アースブレイカー」


「なっ!」


 煙の中からスキル名を言って来るのが分かるが、未知すぎる……この場から走って離脱する。

 慌てて走り出して確認の為、後ろを見ると巨大な片腕が元いた場所に叩き落されていた。

 それだけじゃない……近くの建物を掴んでるな、ん? 簡単にバキッと折ったやつを持って……奴が出てきてこっちを見つけて、それを……!?


「ちょっ!」


 なるほど、アースブレイカーは強化系だと分かる……と言ってる場合じゃない! こっちにぶん投げてくるなよ!?

 最初出てきた場所ですらわからない状況だから逃げ込むことすら難しいな。

 投げてくるのを横になんとか避けつつ、目の前に人影が?


「ハルさん、助太刀にやってきました!」


「あなた達……取り敢えず逃げた方がいいよ」


「え? どういうことですか?」


 玲穏と河野だっけか、残念だが……ここに来たのは大間違いだな、助けに来てくれたつもりだと思うが。

 正直、3人でやっても勝てる相手でも無いからな……そんな事を思いつつも俺の言葉に首を傾げる2人を追い越していく。

 後ろから建物破壊を有にしてこっちに思いっきり投げてくる敵がそこにいるからな。


「ハルさん、あれなんすか……こっちに思いっきり構えてるんですけど」


「とりあえず逃げて! 勝ち目なんて無いから!」


「ちょっ! なんかガレキ投げてくる……逃げろ!」


 2人共状況が分かった様だ……今追われてるのは紛れもなく、戦っちゃいけないやつだと。

 いや、実際には知らんけども異常だって事は目に見えて分かるだろ。

 3人で建物を横切ったり走りぬいたりして、相手の追ってを振り払っていく。


「ハルさん……ずっとこんなのと戦ってたんですか?」


「喋っている暇あったら……はぁ……周りを見たほうがいい」


「玲穏、目の前を見ろ……」


 目の前にいたのは間違いなくあのカブトだ……逃げ切れるか? ニナと約束した以上守ってやりたいがどうしよもない状況には無理だぞ。

 この場にいたらマズイな……走り出さないと、男2人は未だにびっくりして唖然としてるし。

 正気に陣を出してすぐ撃ってこないだけマシという事だが……もしかしてこいつ逃げられるのを楽しんでるのか? 2人の頬をビンタしつつそれぞれ片腕を掴む。


「放心してないで早く逃げる!」


「「あ、あぁ……」」


「ソレデハニゲテミルトイイ……デスペラードエンドレス」


 逃げようとした俺達に容赦なく魔法を唱えてくる……走り出そうとした瞬間に目の前の地面から予兆もなく太い火柱が噴火される、ただ狙って当たるものでは無い様なのが救だ。

 そして……いきなりシステムの声が響き渡った。



『大規模クエスト完了しました……日本サーバーの全プレイヤー復活、転移を実行……達成により価格変動起こります、注意してください』



 攻撃が着弾しそうになった所で、体が透け……転移とやらが実行された。

 目を閉じるとなんとも言えない浮遊感の後、地面に立った気分になったため目を開けると。

 ここは……? 少なくとも今までいた昔の日本って感じの建物は無いが……大樹の中心とした都市みたいだな……街の方から誰か歩いて来るな。


「やぁ……なんとか間に合ったようだね」


「モナさん、お疲れ様です」


「お礼を言うのはこちらだ、あのカブトムシ的な奴は勝てる相手ではないからな」


 モナさんは一息付いてから「囮を任せてしまって持つとは私は思わなかったがね」と意地悪い顔で俺の顔を覗き込んできた。

 そういえば周りは? と思って周りを見ると、近くにある大樹の近くに大量の人が寝ていた。

 今日はもう疲れたな、精神的にだけど……落ちて寝ちゃったほうがいいかもしれない。


「私は落ちますね、また機会があったらお願いします」


「あぁ、近々遊び行くかもしれないからその時に」


「セナを探して落ちよう」


 モナさんと別れてセナを探して歩いていると、床に寝そべっていた。

 何をしているのか聞いてみる「何やってるの?」と言うと「だいぶ都市の印象が違うなと思ってな」と体を起こしながらこちらを見てきた。

 確かにな、こんな都市もいいんじゃないかと思う……ゲームっぽいし。


「そろそろ落ちるよ」


「俺もそうする」


「またニナに泣きつかれそうな予感が……」


 セナはそれに「違いない」と笑いつつもログアウトしたので、俺も落ちる。

 緊張の連続だったけど、絶対勝てない相手と相対するのはドキドキするものだな……絶対にニナには言えないけどな。

 ゲーム楽しいな、やりきるかは別だが面白いからのんびりと続けようか。

次は、1月26日までに更新します。



一応後出るか分からない為、敵情報少しだけ(設定なので気にしなくてもいいです)


エンペラーインセクトキングカブト

日本サーバーエリアにおいてのラスボス、他サーバーエリアでは別なボスが存在。

討伐推奨レベル100

土と火を扱う魔法をメイン展開する。

作中では動きがそこまででは無いが、運営としてはあれで手加減。

他にも眷属召喚をしたり、大規模な地形破壊魔法を連続使用できる。


他のちょっとした敵も気まぐれに情報書きます。

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