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最強技能は少女と共に  作者: 黒狐
3/10

2話 衣替え

~前回までのあらすじ~

クラスカーストと強さは比例する法則

ステータスで笑われてから早三ヶ月

今俺は王城の地下一階にある巨大な図書室に来ている

最近は朝起きて支度をして図書室で情報収集、当然昼はない

ちなみにクラスメイト達は訓練をした後に食事を取っている

日が暮れたら一階の大広間でクラスメイト達と食事をとる

その後は部屋でスキルの研究と実験、MPがゼロになれば寝るという感じだ

最初は俺も頑張って訓練に参加していたが、伸び率が圧倒的に悪い事に気づきやめた。

なんせ一ヶ月後の訓練ですらこれだ


============

カロ ジュンセイ Lv5

HP38/38  MP52/52

STR21  DEF18

INT38  AGI34

DEX40


スキル

工作Ⅱ 操り糸Ⅱ 英雄の導きⅤ 言語翻訳Ⅹ

============


ちなみに不知火(しらぬい)はこう


============

シラヌイ セイヤ Lv10

HP192/192  MP188/188

STR157  DEF155

INT128  AGI144

DEX124


スキル

全属性魔法Ⅲ 全武器適正Ⅲ

近接強化Ⅲ 剣士Ⅳ

剣術Ⅱ

英雄の導きⅩ 言語翻訳Ⅹ


剣術 剣での攻撃にLv×2%の威力補正

============


魔術タイプの(ひいらぎ)がこう


==========

ヒイラギ カエデ Lv9

HP140/140 MP232/232

STR98  DEF70

INT184  AGI124

DEX175


スキル

全属性魔法Ⅳ 補助魔法Ⅲ

遠距離強化Ⅲ 魔術師Ⅲ

杖術Ⅰ

英雄の導きⅩ 言語翻訳Ⅹ


補助魔法 対象を補助する魔法が使えるようになる

魔術師 魔法にLv×2%の威力補正

杖術Ⅰ 杖での攻撃にLv×2%の威力補正

============


まさかの後衛職より近接ステータスが低いって言うね

ていうかなんで俺だけ【英雄の導き】レベル低いの?

しかもこれLv上がらないとか言ってたし。俺一生あいつらの半分の経験値かよ

と、いうこともあって訓練はやめた

上がらないのにしても仕方ないし、楽しくもない


そこで俺が目を付けたのは、スキルだ

スキルは使えば上がるし、そこに運は関係ない

俺の【工作】があれば簡単な物は作れるし、【操り糸】があれば軽い物は操れる

じゃあ人形部隊作れば無敵じゃね?というコンセプトの元、情報収集をしていたのだ

フランクは最初、1ヶ月の訓練の後は好きにしていいと言っていたし、問題は無いだろう

宮廷騎士団長直々のお言葉のおかげで、無事王城の図書室に入れた俺は情報収集に集中できる

フランクには感謝しなければ

それはさておき。さっき言った日々を過ごした俺の今のステータスがこれだ


============

カロ ジュンセイ Lv5

HP38/38  MP52/52

STR21  DEF18

INT38  AGI34

DEX40


スキル

工作Ⅵ 操り糸Ⅵ

速読Ⅴ 暗記Ⅳ

英雄の導きⅤ 言語翻訳Ⅹ


速読 文字をLv×2の速度で読める

暗記 内容をLv×1.5の速度で覚えられる

============


速読術と暗記術は広辞苑レベルの本を毎日10冊程読んで、覚えようとしてたら取れた

やってみるものだ。早く読んで【速読】なら、めっちゃ早く書いてたら速筆とれるのか?

まぁ、今度暇があればやってみよう

それはさておき、色々読んで分かったことだが、この世界は多々きな臭いところがあるようだ

まず、ここは宗教はアホ程強い。ドラ○ンボ○ルのフ○ーザさんレベルで強い

宗教がやれと言えば何でもやるし、やめろと言えば全てをやめる。疑問ぐらいは持っても良いと思うが

次に、戦争。ちょっと考えれば分かることだが戦争は金がかかる

500年周期で戦争して今が6490年、12回も戦争していればその金は膨大なものになるだろう

その資金はどこから出てきているか、そもそも何千年の戦争に疑問を持つ人はいないのか、

来て数ヶ月の俺ですら気づく事実に誰も触れない。この世界の歪さがよく分かる案件だ

だが、俺にどうしようもないのもまた事実。取り敢えず今すべきことは戦力強化だな

そろそろ街に出てみるか


~~~~~~~~~~~~~


次の日俺は城を抜け出し貴族街に来ていた。この国は中央に城があり、そこから円形に貴族街、中央街、貧民街と続いている当然中央に行く程、品質も値段も高くなる

今回城にある服は目立つから制服できたが、あまり変わらないな。売って金に換えるか

そうなるとまずやる事は、服装を変えるのと資金集め、情報取集それに人形の材料確保の四つ

半日しかないからな効率よく行かないと

まずは服飾店だな、目立ちにくい服にしたい。さて誰に声をかけようか。まぁそこらの人でいいか


「すまないが。服飾店の場所を教えてもらえるか?」


「いいわよ。新品ならまっすぐ行った所にあるブラウ。買取ならブラウの隣にあるノイルがおすすめね

中古で良いなら中央街にあるグリュウ服飾店が良いと思うわ。」


「感謝する」


「いいえ、気にしないで。それより面白い服着てるわね、その格好で貧民街にはいかない方が賢明よ気を付けて」


俺は軽く頭を下げ、その場を立ち去る。まずはまっすぐ行って服の買い取り+新品の服だな


~~~~~~~~~~~~~


ここがブラウか...なんて言うか...青いな全体的に...まぁいいかほかに場所知らないし

ふむ、ダサいのは見た目だけだったな内装や商品はいいものを使っている、とか思っていたら店員に話しかけられた


「お客様何か御用でしょうか」


まぁ変な服装のやつが何もしゃべらずに、きょろきょろ見てるのだから当然か


「今着ている服を売って服新しい服を買いたいのだが」


「かしこまりました、査定致しますのでこちらにお着換えください。着替えはあちらでお願いします」


「了解した」


取り敢えず言われたとおりにして待っていたら、奥からおっさんと先程の店員が一緒に走ってきた。

なんかやらかしたか...?いや何もしていないはずだ...わからん、まぁなるようになれだ


「お騒がせしてすみません。私はここのオーナー、ブラウ=パーキンと申します。

してお客様、本当にこちらをお売り頂けるのですね?」


「なにか不備でもあったのか?駄目なら普通に帰るが」


「そんな滅相もない!」


「なら何をそんなに騒いでいるんだ?俺にも分かるように説明してくれ」


「これでも私は服飾店ならトップに立っていると自負していますが、このような生地は生まれて初めて見ました!

生地だけではありません、形や配色なども生まれて初めてです!」


「...つまり何が言いたいんだ?」


「この服を金貨3枚で買い取らせてください!足りなければここの服をどれでも2着差し上げます!」


そう言っておっさん改めブラウは土下座してきた。隣で店員があたふたしている

この国の貨幣は下から銭貨、銅貨、大銅貨、銀貨、大銀貨、金貨、大金貨、白金貨の八つだ

銭貨10枚で銅貨1枚、銅貨10枚で大銅貨1枚という風に10枚で1個上がる仕組みになっている

銭貨が大体10円くらいで、金貨1枚で平均的な5人家族が養えることを考えれば今回の取引は破格だろう

当然交渉成立だ


「その条件で行こう、服は目立ちにくい服を適当に見繕ってくれ」


「ありがとうございます!君はお客様に合う服を、私は金貨を用意してくる」


そう言ってブラウは奥へと戻っていった。


「服はこれとこれでいかがでしょうか」


そう言って店員が出してきたのは青を基調として金で装飾されている目元の深いローブだった。

黒の帯と袋も一緒だ。なにそれかっこいいな


「ふむ。悪くないなそれをもらおう」


内心のテンションを隠して答えた俺は、その後着替えてブラウから金貨3枚をもらい店を出た

お久しぶりです黒狐です

前話を描いたのは何時のことやらと見返してみれば一年前

時がたつのは早いですね(すっとぼけ)

次はもうちょっと早めに投稿していこうと思います

今話はここまでですが最後まで読んでいただき誠にありがとうございました

それではまた次話お会いしましょう(*´ω`*)ノシ

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