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僕達の心

こんにちわ! ここあです


今回も前回の続き、なぎとかえでが星降る夜を見ながら描いていたストーリーの続きです!


それではどうぞ!


第7話……僕達の心

僕達は、ベランダからかえでの部屋に戻って来てお互いの身支度が終わった後、かえでと僕は布団に入った


そして、眠気が来てもうすぐ寝ようとした時、かえでが話しかけてきた


「ねー。なぎはさ、何で私にこんなに良くしてくれるの?」


僕は、その言葉にふと違和感を感じていた


「どういうこと? それは僕達はお互いに支え合いながら仲が良い親友だから……それだけでは駄目なのかな?」


僕は、それ以外は思い浮かばなくて分からなかった

そしてかえでは、そういうことじゃないんだよなと苦笑した


「違うよ……なぎ。私のこの気持ちはハッキリとは分からないんだ……でもこの思いは親友とか、友達というのは関係がない様な気がするんだ。それこそ、もっと大切な事のような気が……」


僕は、いや僕も分からず黙って聞いていた


そしてかえでから、忘れてと小さく呟いて来た事を僕は聞いていた


「うん、分かった! でもね……かえで。実は、僕も君と同じ様な感情に振り回されているんだよ。これがもっと大人になって二人とも分かったら、確認し合おうね」


僕には、君が辛そうに……でも笑顔で僕と話していたことはもう気付いていたのかもしれない


だが、君が次に言った言葉には驚いた


「うん! 確認しようね……よし! これはこう、それはそうとして……なぎ! 一緒に寝よ」


僕は、この時に出た顔を自分で見てみたいと思った

多分相当酷い顔になっているということは分かっているのだが……


でも僕は、一緒に寝るというかえでのお願いを了承して、僕が寝てる布団に来る事を促した


「ありがとう! なぎ。私ね、今日の出来事は一生忘れないようにする! この気持ちを大切にしたいから……」


そして、かえでの口から小さく、静かに……そして、部屋の窓から心地よい風が吹いていた


「なぎが好き……」


この小さな体から振り絞った様に感じた音は、外から来た心地の良い風によって消えていったのだ


でも、僕は気になった……何て言ったのか、なにを僕に伝えたかったのかを……

だから、聞いてみようと思って口を開いたのだ


「ごめん、何て言ったのか聞こえなくて……もう一度言ってくれないかな?」


君は穏やかに笑いながら僕に何でもないと伝えたのだった


そして、そろそろお互いの眠気が限界を迎え、かえでは僕に抱きつく様にしてこう言ったのだ


「今日は、ありがとうなぎ……おやすみなさい」


僕もかえでを優しく抱擁して小さな声でこう言う


「僕こそありがとう……僕も今日のことは忘れないよ……おやすみ」


僕達は、夜十二時を回る頃に目を閉じた


この過ぎ行く時を、感じながら静かに……

ここまで読んでくださりありがとうございました!

今回はついに、かえでがなぎに大切な事を言いました

ですが、心地の良い風が、小さな声を搔き消しちゃって主人公に届かないという惜しい結果になりましたが……


昔にこんな事があった……それは今後の展開にどう響いていくのか!


頑張って描いて行こうと思います(笑

次の話で、このお泊まり会も最後を迎えます

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