星降る夜空の下で……
皆さん……まずは謝罪から申し上げます
同じ日に投稿すると書いておきながら、わずかと言い日付をまたいでしまい申し訳御座いませんでした。
そしてこの作品は前回……5話の続きなのですが、もう少し続きますよ!
それではどうぞ! 星降る夜空の下で……
僕は、今かえでの家に居て、そしてかえでの部屋にいた
かえでの部屋には凄く女の子の香りが漂っていて、凄く良い匂いだ
そして僕達は、お互いが和室にある畳の上に座って、会話をしていた
「ねーかえで」
僕はかえでに話しかけ、そして……
「どうしたのー? なぎ」
そして僕は、思った事を口に出した
「僕はさ、友達を作って、仲良くなって、そしてお泊まりをするのが夢……って程じゃないけど、目標みたいな事を勝手に決めてたんだ、そして叶えることが出来た……これも全てかえでのおかげで、かえでが居たからこそ、僕は今もこうして楽しくお喋り出来てるんだね……でも、まさか初めて出来た友達が女の子で、しかもその女の子の家に泊まってるんだなんて」
僕は、本気で嬉しかったんだ……
それこそ君が居てくれた事に……
「良かったじゃん! 目標を叶えられて。でもね?
これからもっと楽しいことをしたりして、お互いが、いつまでも笑え合える様に頑張らないと……それとね、なぎが私をあのいじめグループから助けてくれた時は本当に嬉しかったんだよ……それに、なぎが、私の日常をこんなにも楽しくしてくれた……だから次は、私がなぎの日常を変える番なんだよ」
かえでは穏やかに笑って僕にそう告げた……
そして、僕もそれは同じだったんだ
「君だけじゃないんだよ。僕もあの時、君を助けた時にさ、僕の日常も変わってたんだ。あれが無かったら君に出会えなくて……多分この先も1人ぼっちだったでもそれは、君が傷付いて良い理由にはならない……だからさっきも言ったけどさ、何かあったら僕を呼んでね。すぐに駆けつけるから」
僕は、自分に驚いた……
一体、今日驚くのは何回目だろうか……
分からないぐらいに今日という日が濃密であって、僕達の大切な日になるのだろう
そう思った時、かえでが言葉を返してくれた
「ごめんね、でも私……少しだけ複雑なんだ……酷いことがあった事は嫌だけど、なぎに出会えたという事は凄く嬉しい……だから複雑なんだ」
かえでは凄く悲しそうな……でも嬉しそうな表情をしていた
その時に、僕はかえでの事を抱き締めたんだ
この背中に回した手を解けば多分、散ってしまいそうなぐらい儚く、強く抱き締めてしまえば壊れそうなぐらい弱々しい……その体を僕は、優しく抱きしめたのだ
「なぎ〜駄目だよ……それをしてしまったら次は私がなぎの前で泣いちゃうじゃない! でも今日だけ……今日だけで良いから離さないで……その温もりを私に頂戴……」
かえではそう呟き、そして僕の胸に小さくて可愛らしい顔を押し当てたのだった……
そして数十分ぐらい経った後に……
「さっきはごめんね……私、結局なぎの前で泣いちゃったみたい……」
かえでは、頬を赤く染めて、弱々しい声で次の言葉を発した
「これじゃあさ……さっきと逆だね。次は私が甘えて泣いちゃったじゃない……」
僕は、少しはかえでの役に……いや違うな、支えてあげれた事に嬉しく思った
そして僕は、こう返す事にしたんだ……
「さっき僕は、かえでに支えられたんだよ! なら次は僕の番だよ! あとその為に僕を泊めたんじゃないのかい?」
僕は笑いながらそうかえでに言った
「うん、そうだね! そうだよ……ありがとうなぎ」
ここはかえでを笑わしてあげたかった
いつまでも悲しそうに、寂しそうにして欲しくなかったから僕はもう一回だけ理由を付けたんだ
「決めたよ……僕は君を笑わせてあげれる様に、そして悲しい顔をさせない様にする。そして、信用しあう関係、それが親友だと僕は思うんだ。かえでさえ良ければ、僕と親友になってくれたら嬉しいな」
わざわざ親友と言わなくても、もう親友になっているのかもしれない……
でも言葉にして言ったほうが、僕は良いと思った
そしてすぐに、かえでから答えが返ってきた
「うん! 嬉しいよ。ありがとう、なぎ」
かえでは、満面の笑みで僕に微笑みかけてきてくれた……
そしてすぐにかえでから提案が来た
「ねーなぎ……ちょっとさ、ベランダ行ってみない?」
僕は、どうしたのかと思いながら了承し、ついて行く
「ここさ、夜に星が見える時に凄く綺麗な所なんだ」
続けて君が言う
「私ね、あんまり外に出歩かないからさ……みんなが、お気に入りスポットという場所は知らないんだけど……私はここで十分過ぎるくらいなんだよ」
そして僕は、知らず知らずの内に声に出ていた
「うん……本当に綺麗だ。凄く良い場所」
僕はまた驚く……何故なら僕はあまり知らずの知らずの内に声を出すというのは、経験が無いという事から驚いたのだと思う
「でしょ〜私が、なぎを泊まらせたもう1つの理由は、一緒にこの夜空を見たかったからなんだよね」
僕は凄く嬉しかった……
そして、それを声に出した
「ありがとう! 僕もこの夜空を2人で一緒に見上げられて本当に嬉しい!」
ベランダの椅子に腰を掛けながら、僕はこう思ったのだ……
この、大きな星降る夜空の下に住む僕達……
そして、大きな空があるからこそ、太陽や月があるから、僕達の住んでる地球は成り立つのでは無いかと
もう1つ思ったのが
僕達は、この大きな空の下で人間は手を取り合うからこそ生きていける……
僕はスタートラインに立ったのだ……
かえでという大切な親友を得て、僕の心情は、凄い変化をもたらしたのだった……
ここまで読んでくださった皆様には感謝の意を申し上げたいと思います
ありがとうございます!
さて今回の話では、遂に友達から親友になっていったのですが、まだまだ幼馴染みまでは行きません。
その日常を詳しく、だけど詳しすぎない程度に書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします
それと、次の話もかえでの家から始まります。
続きです
次、7話は金曜日投稿予定なので、ぜひ見てみてください!よろしくお願いします
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〜は含みませんので、御注意ください
それではまた次の話でお会いしましょう!